つい最近、闘劇覇者N男さんと一般プレイヤーの10先リスクマッチが話題になりましたが、今回はそこから派生していった話になります。
「格ゲーの10先文化は何時から始まったのか?」
格闘ゲーム(メルブラなど)のディレクター・バトルプランナーをしている芹沢鴨音さんが自身の配信で触れていたので、そちらを紹介します。
一部書き起こししますが、動画は短くまとめられておりトークも聞きやすいので、出来ればソース元リンクから本編をご視聴ください。
ソース元リンク:【雑談】10先エピソードはある?
(タップすると芹沢鴨音さんのYouTube動画に移動します)
マシュマロ:鴨音さんの10先エピソードなにかあれば教えてください
余談ですが他人に“格闘ゲームをしている”というリスクを改めて感じました
いつか“格闘ゲームをしている”という言葉に見合う実力を身につけられるよう精進します
芹沢鴨音「確かに。“オレ格闘ゲームやってるんだ~”って言っちゃうと、“お、やってるんだ?10先しようや”で狩られちゃうって話ですね。」
コメント:最近話題の10先
芹沢鴨音「10先か~……。10先はあんまり記憶に無ぇな。10先ってさ、ぶっちゃけいつぐらいからの文化なんだろう?それこそカデンツァとかでスカイでメルブラやってたときは10先とかしてたっけ……?」
カデンツァ…『メルティブラッド アクトカデンツァ』のこと
芹沢鴨音「10先とかじゃ無ぇんだよな~。無限野試合編なんだよね。オレが死ぬか、お前が死ぬか、耐久レースみたいな感じじゃん?10先とかじゃないんだよね。だからそんなにやってないんだよね。」
コメント:40代は無限野試合
芹沢鴨音「お前の千円札が先に無くなったらオレの勝ちって意味で言うと10先はしていたかもしれない。1000円両替して、100円玉山積みになっていて、それが全部無くなったら相手の負けっていう意味で言うと……そうだね、両替するように席を立ったら負けでっていうところ。」
芹沢鴨音「確かに10先はしていたんだけど、10本決めてやろうぜ~みたいな文化はあんまり無かったね。7先とかさ。もうちょっと格闘ゲームの家庭用が出てから流行ってきたイメージは正直ある。ゲームセンターでやってたときも勿論10先みたいなこと言う人いたような気もするけど……。」
コメント:スパ4のオンラインGODSGARDENとかで大衆化された気がする
芹沢鴨音「そうっすね、ニコニコとかのゴッズガーデンとか、スパ4ウル4みたいな。スパ4か。SF4のときとかに家庭用でやっている人とかが、10先7先みたいなことやってるケースが多かったから、そのへんからなんだよね、メジャーになったのはね。だから残念ながら(鴨音さん自身の10先エピソード)それほどない。」
【他、トーク内容】
・唯一あるとしたらアンダーナイト(UNI)のアケ
・関東でUNIの大会あったときに遠方から来た人がいて、色んな人に5先やって白黒つけていたときにオレも指名されてやった記憶がある
・オレはその試合勝ったので大丈夫です
・白黒つけるのは楽しいっちゃ楽しいよね
・家庭用から生まれたような文化な気がする
・みんな良い歳なんで、「寝る前に5先しようや」みたいなのは多い
・これが大人の格闘ゲームの遊び方
・なかなか10先とかはない
以上、芹沢鴨音さんが10先文化について語った話です。
自分自身も10先文化っていうと、『スパ4』あたりのニコニコ隆盛期あたりかな~って印象が強いです。自分自身が格ゲーまともに触り始めたのが家庭用スパ4ってのもありますけど。
ツイッターで検索したところ、やはりスト4シリーズ付近で10先文化について語っている方が多い。
10先とこの文化って熱帯のスト4辺りからじゃない?
トパンガとかでやり始めたのがそのまま格ゲー勢の格付けに利用され始めたイメージ。— びーえす (@b_seeker) May 15, 2023
なんかあったら10先って文化いつ頃からできたか
熱帯できる家庭用スト4か?井上と誰かがやっていたのは覚えているけれど、その辺りには文化があった気がする— 陰さん (@noname_no_in) May 15, 2023
10先かどうかまでは覚えとらんけど、ゲーセンの対戦が配信とかされるようになってからそういう文化が出てきたイメージあるな
— 少☆年 (@syouhosinen) May 15, 2023
今回の話題の発端となったN男さんも、「ゲーセンに○先文化なんて無かったと思う」と語られている。
ゲーセンに○先文化なんて無かったと思う。
少なくとも関西のギルティにも関西のブレイブルーにもなかった。
数を決めないガチ対戦(対戦しよういう宣言すらなし。勝手に始まる)は無数にあったけど。古き良きも何も(良くもないと思うけも)、そもそもそんなものないんだよな。
— 松実玄 (@No_104KANA) May 15, 2023
熱帯で決着をつけるとなると分かりやすい10先って形になるんですかね。配信的にも終わりが無いのはアレだし、10先もすれば実力差もハッキリつくだろうってことで……。
2先、3先とかだと実力差じゃなくて運で決まるパターンもありますからね。自分も野良の2先なら格上のグラマス相手に勝つことだってちょいちょいあります。だけど10先なんてやったら100%負ける。だから10先は白黒つけるのに分かりやすい試合回数と言える。
今回の記事は以上です。
ゲーセンで10先はやったことも見たことも無いなぁ。そもそも他に人いたら連戦できないし。
聖地でウメハラユンとかずのこユンがガチってたときも、ベガ立ち勢がオセロしてウメスレに投下してたけど、10先という区切りはなかった気がする。
動画で意識した&記憶してるのはやっぱりスト4時代のウメインフィルとウメシエン。それ以前も10先の動画なんてあっただろうけど、「10先で格付け」みたいなのが広まったのはあのあたりではないか。それだけ衝撃的だった。
うちだと、2ラウンド先に取ったら勝ち。
つまり1先こそが勝負だったわ。
ネット対戦……というよりは上にもあるけど中野TRFみたいなゲーセン配信文化圏が発祥なんじゃないかな
自分たちが楽しむ分には無限連コでいいけど、観客がいるんなら終わりは作ったほうがいいよねみたいな
大学時代(2001前後)だと通ってたゲーセンではお互いに500円両替してその分を筐体に積み上げて無くなったら負け、みたいなことがありました
(もちろん順番待ちがいない前提ですが)
こういう話を聞いてると昔からあるわけではなくて、ローカルルールだったんですね
ちょうどメルブラのアクトカデンツァが稼働して人気だった2006年春頃の話ですが、関東では10先文化はありました。
都内に遠征してほぼ初対面の有名プレイヤーにはじめて申し込まれてビックリしたので印象に残っています。
「10先」というワードはおそらくまだなかったんですが、「とりあえず十本先取で格付けするのが俺たちの最先端の流儀だぜ」って雰囲気をその時にバリバリ感じました。
もしかしたら関東全域というよりは中野TRF界隈でローカル気味に流行ってたのかもしれませんが、スト4以前にも確実に存在自体はしていましたね
おお、そうなんですね。面白い話ありがとうございます!
管理人さんの言う通り2先、3先より長期戦の方がより実力差が出るので
本当なら50先、100先とかやりたいが、さすがに時間がかかりすぎるので、切りのいい10先に落ち着いた
って所じゃないすか
ZERO3 3RDくらいのおじだけど普通のゲーセンではみない文化だったねー
特定のやつに勝ちたいやつは一生連コはその通りだった