『ストリートファイター5 チャンピオンエディション』4月20日より、トパンガチャンピオンシップⅣ(プロゲーマーが集う大規模のリーグ戦)が開催されますが、そちらの開催に先駆けて、注目選手へのインタビュー映像が公開されました。
その注目選手は藤村選手です。
通称“リーサルの匠”とも呼ばれる、古くからの名プレイヤー。人間離れしていると言っても過言ではない、卓越したコマンドテクニックが有名でしょう。
このインタビューでは、藤村選手が考えるプロゲーマーの在り方のようなものが語られており、非常に熱いものが感じられました。
【発言一部抜粋】
・コロナ禍の影響もあって、プロって集まって対戦して知識を共有してたんですけど、PC環境になったタイミングでプロも一緒に練習することが少なくなって、知識の共有もあまりしなくなったんですよね。
・そこから何が起こったかというと、自分で攻略をちゃんと考えて、自分で有効な攻略を編み出して、それを実践して練習してやっていくというのが攻略になったと思うんですよね、新しい。
・そこで他のプロゲーマーとどうやって差をつけるかっていうのが、自分でゲームを考える力があるプレイヤーが勝てるようになったっていうことで、今までとはちょっと性質の違う競い方になったのかなという気がします。
・(キャミィにキャラ変えして)他の人がやってない攻略に辿り着いたところで、他の人と攻略の仕方が違うのかなっていう、自分のやっている攻略を他の人がやっていないっていうことがかなり多くて、着眼点がまず違うのかなという気がして、でも最終的に僕の戦略のほうが勝率が高いやり方だなって思えるようになれたんで、自分の攻略のレベルが高いのかなって自信はついてきましたね。
・今のプロゲーマーってちょっと難しい話ではあるんですけど、「配信とか頑張ったほうがお金稼げるじゃん」っていう。実際に配信にシフトしたプロゲーマーもいて、元々は「俺は誰よりも強くなりたい」って一緒に言ってた人たちも、ちょっとストリーマー寄りになったりとか、で、なんならいまそっちがメインというか、別に格ゲー強いより配信で人多いほうがお金稼げるじゃんみたいな感じになっちゃってて、僕はストVの、みんな本気でやって、俺も本気でやって、誰が強いか決めるぞって雰囲気が好きだったんですよね。
・今はそういうのからちょっとズレてきちゃってて、僕は変わってないつもりなんですけど、周りが変わっちゃったなっていうので、そもそもは「俺が一番強くなる」っていうのが格ゲーやる上でのモチベーションっていう人ばっかだったわけじゃないですか。
・それで、むしろそう思っている僕が少数派になっちゃった今っていうのが僕からすると不思議だなっていう感覚ですね。
以上が藤村選手の主なインタビュー内容です。大会への意気込みなども語られているので、詳細は冒頭に貼付した動画をご覧ください。
以前にも語ったのですが、自分的には、コロナ禍とその前の時代とはプロゲーマーに対する感覚が大きく変わっています。
昔はプロゲーマーは勝ってナンボだろっていう感覚でしたが、コロナ禍で大会も少なくなった現状では、配信で人を多く集めて、新規プレイヤーの開拓に努めるのもまたプロの大きな仕事だと思っている。
僅かしか存在しない大会で結果を出して存在感をアピールするっていうのは本当に厳しい時代だと思っているし、それでしか生き残れないとしたら、あまりにも無慈悲過ぎる世界だなと感じる。昔のニコニコ動画時代と違って、いまはYouTubeでも生計を立てられるような時代になっているし、初心者のための動画とか作って、それで生計を立てるのも立派なプロかなと思う。
ただ、藤村選手のストイックな考え自体は物凄く好きです。やっぱり強いプロこそがカッコ良いって思うのは当然なわけで。プロとしては、強者であることそれが一番ですよね。
スト4時代で言えば、自分は藤村選手の配信を一番長く視聴していたと思う。自分は藤村選手と同じヴァイパーを使用していたから、自分では出来ないヴァイパーのテクニックを藤村選手がサラッとこなしているのは本当にカッコ良いと思いました。
藤村選手がどのプロゲーマーを指してこれを言ったのかは分からないのですが、「配信にシフトしたプロゲーマー」と言うとハイタニさんのことを思い浮かぶ人も多そうなので、関連動画を貼っておきます。
ハイタニさんはしっかりと競技シーンから離れた理由を配信上で語っています。
以上。
配信はいいけどランクマ垂れ流すだけなのはプロの仕事じゃないだろと思う
ストイックなのは分かるが、現状は配信しているプロのおかげで、あまりしていないひとも恩恵受けているんではないかな。
仕事と考えたら、ゲームが好きで仕事にしてる人、そうではなく儲かるからする人がいるんだろうし。
俺だけ変わってない。というか、昔から意識変えれてないって感じに思えちゃうなあ
見せる形の変化に。
プロの形は色々あるよね
プロレスラーを例にあげれば
競技の性質上強さを演出する必要はあるけど、実際はいかに観客を沸かせるかが重要
プロゲーマーも勝たなきゃ食えないって世界
よりも、曲芸みたいな技を決めたり
トークが面白かったりで稼げれば間口が広がるってもんよ
稼ぐために格ゲーやってたプロは他で稼げるとそっちメインになっちゃうよな
まぁでもそれは元々格ゲーのモチベーションが下がってた人達
それにオンライン大会が主流だとオフよりモチベ下がるのもわかる
スポーツでも音楽でもアートでも、業界が上手く回っていくためには「他人の金でプレーする人」と「自分で金払ってプレーする人」と「人のプレー見るのに金払う人」がいなきゃいけない。それぞれプロ、アマ、ファン、と言い替えても良いんだけども、その比率はピラミッド型であるべき。だって金払う人の数が業界規模だから。
でもゲームって最初はみんなプレイヤーだから、金だけ出す層が極端に少ないんだよ。アマがアンバランスに多くて、ファン層を「動画勢」とか揶揄して自らの首を絞めているんだよね。だったらファン層を増やす「配信者」がもっと頑張ってもいいと思う。ピラミッドで言えばプロとアマの間に来るものだから、今よりむしろもっともっと増えなきゃ。
藤村みたいなトッププロはひと握りで良いでしょ。そういうプロも、裾野を広げる配信者も、業界の為に異なる役割を担っているんだから互いに感謝すべきだと思うね。
この人はストイックで応援したくなった。
俺も格ゲーを盛り上げるための配信だったのにいつのまにか手段が目的化しちゃってる現状には違和感を覚える。コロナでオフラインイベントが難しくなったってのもあるんだろうけどね。
ダラダラ配信してぬるま湯につかってないでこれから先マネタイズする仕組みを考えないとミルダムショックみたいなことがあればあっというまに灰燼に帰すような脆い業界だよ。
偉そうなこと言ってたネモさんはこの先なにをしてくれるんだろうか。
プロでこんなこと言ってるのゲーム業界だけだよな
スポーツでもテーブル競技でも勝たなくても配信で食っていければいいなんて言わないし有りえない事
ホントにヌルいよなゲームのプロって
だから所詮ゲームだといわれんだわ
所詮ゲームなんて普通の人は言わないだろ
普通は大して人気もない格ゲー業界のことなんて知らないし悪口も言わないよ
単純に格ゲー自体が人気ないからスポンサーもつきにくくて、配信で稼がないと食っていけないだけでしょ
今回、自分はストイックにやってるアピールしてる藤村だって最近の大会成績はあんまりって感じだし、普通に考えると食っていけないレベルだよ
それに、不人気状態をどうにかするための方策として、まずは配信で間口を広げようとするのは本来は間違ってない
問題は何をやっても格ゲー人口が増える見込みが見えないこと
そうかなストVプロはおそらく日本プロで一番金もらってる部類だとおもうぞ