先日、ウメハラさんのマシュマロで起こったドリブルクソ野郎(ドリクソ)の話を取り上げたのですが、当たり前のように“ドリブル”という用語が浸透していたみたいで自分は驚きました。
このドリブルの元ネタを知らない人も居ると思うので、今回は“ドリブル”がなぜ自分語りというニュアンスを持つようになったのか、それを紹介したいと思います。
その元ネタはニコニコ動画でおこなわれた配信番組中に起こった会話からです。
コメント:野球とサッカーどっち好き?
ハメコ。「……っていうかそういうのあります?むしろ。」
ウメハラ「野球とサッカーはね……。あの、俺子供の頃は野球……どっちにしても反感はあったんだけど野球にしろサッカーにしろ。」
ハメコ。「でしょうね笑。マンガ見れば分かる。」
ウメハラ「授業で今日野球だぞーとか、今日サッカーだぞーとか、先生が言う。で、どっちが“えぇ~”って思ったかというと……」
ウメハラ「サッカー。」
ハメコ。「なんでですか?」
ウメハラ「俺ねえ、まずその……絶対理解されないと思うから言ってもどうかと思うんだけど。」
ハメコ。「聞きますよwいきましょうw」
ウメハラ「サッカーやる?」
ハメコ。「俺サッカーやってました。」
ウメハラ「好き?」
ハメコ。「結構好きですね。」
ウメハラ「あのさー、俺バスケもそうなんだけど、俺やっぱ日本人だなって自分で思うんだけどさ、その……ドリブルが恥ずかしかったんだよね。」
ハメコ。「ドリブルが恥ずかしかった?」
ウメハラ「分かるこの感じ?」
コメント:?!
コメント:えw
コメント:ん?
コメント:ドリブルwwww
ウメハラ「ドリブルが恥ずかしくてしょうがなかった。」
女性「出来ないってわけです?」
ハメコ。「注目されるから?」
コメント:わかるきがするわ
コメント:あー、目立ちたい奴ドリブルするからなw
ウメハラ「(食い気味に)勿論下手だよ。下手なんだけど、上手かったとしても、俺がドリブルしていいって俺が決めるの?って感じなわけよ。その、だってパスしてもいいわけじゃん?“いや俺です、俺がやりますから”みたいな感じじゃん。」
ハメコ。「あーなるほどねえ。」
ウメハラ「“俺がやります!”みたいなのはね、恥ずかしくて無理だったの。人がドリブルしてるの見てもよーくドリブル出来るな~って。」
ハメコ。「はははwwww」
コメント:ひんまがってるなーw
コメント:格闘ゲームなんて全部スタンドプレイじゃん
コメント:ひねくれすぎるwww
ウメハラ「例えばさあ、じゃあ例えばね。これサッカーだから話変わっちゃうかもしれないけどじゃあそれこそ太刀魚の天ぷらでいいですよ。仮にね。」
ハメコ。「仮に?w」
ウメハラ「太刀魚の天ぷら3人で食いますと。」
女性「ハイ……w」
ウメハラ「……ってなって、7個並んだらどうする?3人で食ってんだよ?」
女性「え、3人で分けれるだけ分けて……」
ウメハラ「うん、どうする?」
女性「……で、食べたい人が食べる。」
ウメハラ「でさあ、その1匹は残るじゃん。日本人だから。そのとき俺は前情報として太刀魚の天ぷら好きだから、“あっどうぞどうぞ食べていいですよ”ってまあ言うよね。」
ハメコ。「言うね。」
ウメハラ「言うけど、黙って3匹目パッっていったらさ、なんだコイツ?って思うじゃん。分かっててくれてるでしょみたいなアピールだと思っちゃうでしょ。これは極論よ?」
コメント:www
コメント:wwww
ウメハラ「この太刀魚を3匹食ったって状態がこういう塊だとするよね。」
ウメハラ「恥知らずの塊だとすれば……」
女性&ハメコ。「wwww」
ウメハラ「スーッと伸ばして伸ばして薄めて薄めて薄めて薄めていったときに……ドリブルになる。ドリブルという行為に繋がると思う。」
ハメコ。「なるほどwwww」
ウメハラ「分かる俺の言いたいこと?」
ハメコ。「言いたいことは分かるw」
ウメハラ「ドリブルを突き詰めていくと太刀魚の天ぷら3匹食うヤツになる。延長線上にある。野球ってセンターに来たボールをさあレフトとかライト取らないでしょ?」
ハメコ。「まあ取らないね。」
ウメハラ「バット振るのも順番制じゃん。あれ非常に日本人向けだと思ったんだよね。“僕の番ですか、じゃあ僕は全力尽くしていいんですね(バッターのジェスチャー)”っていうのが……。」
ハメコ。「お膳立てがされてる。」
ウメハラ「そう。ドリブルっていうのどうにも恥ずかしくて合わなかったね。」
女性「自己主張と図々しさみたいな感じですかね?」
ウメハラ「例えば監督が居て、お前のドリブルこのチームで一番だからいけるときはなるべくドリブルしろと。ここまで言われてるんだったら仕事だからさ。ドリブルするのが仕事になるから良いと思うんだけど、何にも友達同士で決まってないのにさ、“俺のドリブルだからいいしょ”みたいな顔してドリブルするわけじゃん。無理。」
コメント:これが世界を飛び回って大会で勝つエゴ持つ奴の感覚かよwww
コメント:格ゲーよりイキイキ話してんじゃん
ハメコ。「まあでも小学校とか中学校のサッカーってそうだと思う。言ったらね当たり前ですから。下手なヤツはキーパーやれみたいな。逆だから!サッカー知ってる人なら分かると思うんだけど、後ろに居る人のほうが上手い。サッカーが上手いから後ろにいく。ホントはね。ゴールキーパーはボールタッチが一番上手い人がやるみたいな。とかそういう話なんですよ。」
ウメハラ「へぇ~。なるほどね。」
女性「いまここで俺がドリブルいかなきゃこの試合勝てないみたいな、ゲーム上で自分がドリブル必要ってなったらいけますよね?」
ウメハラ「まあ、ってかサッカーやってりゃ多分ドリブルするだろうけどね。」
女性&ハメコ。「wwwwwwww」
コメント:そりゃそうだ
コメント:そうだよw
コメント:せやなw
コメント:なんなんw
コメント:文句言わずやれよww
ウメハラ「まあ、皆が納得するだけのドリブルを身に着けようと思うよ?だけどさ、ガキって別に何にもない状況でさ、平たい状況でさ、よくその“僕のドリブルどうですか”って出来たなって。俺はそれ出来ねえ。無理。そういうところがあるのよ。それは全てに多分共通している。恥ずかしいと思っちゃう。でも別に良いんだよ?ドリブルみなさん是非これからもやってください。」
ハメコ。「www」
ウメハラ「俺はそういう風に思っちゃったんだよね?子供の頃に。」
ハメコ。「そういう意味でサッカーより野球のほうが良かったっていう……」
ウメハラ「そう。どっちかっていうとね。ドリブルっていうか自主性に任せる競技はあまり好きじゃなかった。」
以上、長くなりましたが、これが格ゲー用語“ドリブル”が生まれたキッカケとなったエピソードです。
このエピソードから転じて、ドリブルすることが、“俺が俺が”という感じで自分語りをする人間のことを指すようになったのです。
これを格ゲー用語って言ったらメチャクチャ難しいラインですけど……。
ですが、日常生活で使っていけるほどの汎用性はあると思います。
要はアレですね。極道が仁義を切るときみたいな“お控えなすって”的な感じで使うことが出来ます。“ドリブル失礼します”と前置きすることで、失礼ながら、私はこれから自分語りをさせていただきますと相手に伝えることが出来ます。
で、誰も聞いていないのに自分から色々語りだすヤツのことを、ドリブルクソ野郎って言うわけです。
長くなりましたが、用語の解説と発端となったエピソードの紹介は以上。
ニコニコ動画の埋め込み方法は分からないのでURLリンクとして今回のエピソードを貼付します。
ソース元リンク:https://www.nicovideo.jp/watch/sm27704276
もう20年以上前になるけど、友達の会話でドリブルやめろは使ってたな。
梅原発祥でもないと思うよ。使うやつは使ってた。
ウメちゃん発祥ではない気がする。
格ゲー界隈だけで使われてる訳ではないし。
ただ、じゃあ誰が発祥だと問われると分からんけども。
ドリブルとか言ってすぐに相手の話否定する奴はコミュ障だと思う。会話なんて基本自分語りだろうよ。相手の話遮って自分語りに持ってくクソムーブ以外にドリブル始まったとかネットミームで詰らないで欲しいわ。
釈迦始めFPS系のストリーマーもよく同じ用途でドリブルを使うけど
発祥は多分ウメちゃんのこの配信だよね
これ以前に「自分語りクソ野郎」って意味でドリブルが使われたのはネット配信でもテレビとか他のメディアでも見たことない
一生高評価押し続けたい
ググって即起源から文脈まで詳細に取り上げられてる上質な記事にあたることは稀 しかもタイムリー
これからも界隈の文化をまとめ続けてください
よろしくお願いいたします
格ゲー用語でドリブルって言ったらどう考えても北斗のドリブルであって、ウメハラのドリブルは格ゲー用語じゃなくてウメハラ用語なんだよなあ。格ゲー関係ないし。
みんなの前で背水の逆転劇やった人がドリブル恥ずかしいって!
ギルティギアで画面端に運んだのもある意味ドリブルよねw
バスケじゃなかった?
バスケへ行くための手段の1つがドリブル
ダッシュ小パンを繰り返すのがバスケのドリブルに見えることから
北斗勢以外に浸透してるの?
俺も北斗でそういう用語あるとは知らなかったな
ドリブル・トラベリング・ピボット・リフティングなんかのバスケ由来は北斗限定の用語
ただインパクトが凄まじかったため知ってる人も多いが、普通は他ゲーでは使わない
こくじん氏主催の格ゲーマー人狼とかコードネームとか見てるとドリブルネタは多いよ
特にコメ欄やこくじん氏のコメントではゴ○タ氏がドリクソ野郎扱いされてるのは笑える