『ストリートファイター6』今回は本作のランクシステムについて語りたいと思います。
先日、漫画家の押切蓮介先生がマスターリーグに到達したものの、そこで負けまくっていてしんどい思いをしている件について取り上げました。
マスター帯は降格が無いため、マスター帯で勝てないプレイヤーは低レートになり対戦相手を見つけるのも時間がかかって、しかもダイヤ降格が無いから勝てなくて辛いって形になっています。
この現状を踏まえた上で、スト6のランクシステムをどう見るか。
いまダイヤ4(ジェイミー)に居てマスターリーグを体験していない自分にとっては、良いシステムかなとは思っています。少なくともスト5よりは遥かに良いです。
スト5と違って本作はランクがかなり上がりやすくなっています。ゴールドまでだったらリーグ降格保護があるので、長くやっていれば初心者の方でもプラチナ帯にタッチ出来る人は多いはず。
格ゲー初心者の人気ストリーマーでプラチナ帯に到達している人もたくさん見ている。
初心者の人でも達成感を味わいやすい作りになっているのはメッチャ良いと思う。
逆に厳しくなっていくのが連勝ボーナスが無いプラチナ~ダイヤ帯です。
勝率45%確保できればポイントは上がっていく仕様ですが、認定でプラチナ1スタートした人がマスター目指すってなると相当なポイントを積み重ねないといけない。ここは結構ポイント積み重ねるのが大変な期間。
しっかり強くならないとプラチナ1からプラチナ2~3に上がるのは難しいでしょう。FPSプレイヤーのXQさんもプラチナ1で苦戦していた時期が長かったように思える。
そこを越えてマスターになるとゴールド以下同様に再び降格保護が復活、マスターリーグで終わりなき修羅の道を歩み続けることになる。
押切先生のようにマスターリーグで勝てない人にとっては監獄とも言うべきか。一度マスターに上がってしまったら逃げたくても逃げ出せませんから。他キャラを触るしかマスターリーグから逃れる術は無い。
ただ、マスターリーグは見ているぶんには面白いんですよね。かなり実力が反映される数字だと思っているので。石井プロのような最底辺のマスターリーグ配信も盛り上がっているし。
話は少し逸れますが、約12年前の4gamerの記事で面白いものがあったので紹介します。
ゴッズガーデンの座談会で、「BPシステム vs. 段位システム。理想はどっち?」という内容が語られていました。以下、一部引用します。
4Gamer:
じゃあBPシステムのほうはどう思いますか?ヌキさんは,確か段位システムのほうが面白い,というような話をされてたんですが。ときど:
俺も段位のほうが面白いと思う。これは結構,みんな思ってることじゃないですかね。4Gamer:
段位システムって,確か発祥はバーチャファイターですよね。板ザン:
そうそう,バーチャ4ですね。ちょー面白かったですよ,あれ。~中略(SF4の話へ)~
板ザン:
でも家庭用のPPは,あれはいいんじゃない?格下に負けたらちゃんと下がるわけだし,PP高い奴は強いみたいな空気,出てるじゃん。ときど:
家庭用は家庭用で,ポイント変動しすぎだからね。だからポイントに意味がないし,価値もない。強さを判断する指標が,段位だったりポイントだったりするわけなので,そこが面白いと,さらに盛り上がると思うんだけどな。板ザン:
それでも一つの指針にはなってるんだけどね。でも確かに熱さはないかな。段位は1試合1試合に重みがある。うっかり手癖出ちゃって降格したときの悔やみかたとか,全然違うから。やっぱり試合にはリスクがないとさ。ときど:
そうそう。この一戦!っていう,ピリピリした闘いがやりたいわけですよ。数字の変動だけだと漠然としてるし,数字を上げるだけなら雑魚狩りしたほうが増えちゃうからさ。KSK:
やっぱ段位か。ときど:
段位推しでいきましょうよ,ここは。ソース元リンク:“GODSGARDEN×4Gamer”座談会企画 第2弾。トッププレイヤー4名が語る「スパIV AE」,そして格闘ゲームシーンの未来
バーチャの幻球だったり段位システムがメチャクチャ良かったという内容です。
対してスト4のBP、PPシステムは数字が漠然として増えたり減ったりしているだけで面白みが無いといったような形でときどさんが語られていました。
スト5が発売される前の2011年時点でのトークですが、スト5にも当てはまるような内容ですね。スト5ではグラマスに上がれるような猛者プレイヤーは、あとはもうポイント積み重ねるだけみたいな流れになっていましたから……。
このインタビュー記事はボリュームがメチャクチャあって面白いので必見です。かずのこさんもトークに参加しています。
さて、では『ストリートファイター6』はどうでしょうか。
マスターリーグ実装前だったらスト5の最上位帯と同じようにポイントを積み重ねるだけっていう印象がありますが、マスターリーグ実装によってその欠点は多少なりとも無くなったように思えます。
少なくとも現時点ではMRが高い人は強いプレイヤーっていう証明になっていますよね。MR1700越えている人は頻繁に名前を目にする猛者プレイヤーが多いですし。MRが高い=猛者の構図は出来上がっている。
そこに何か更に面白い要素を加えるとしたら、やっぱり段位とか称号的なモノですかねえ。
マスターリーグ帯は3ヶ月ごとにレートがリセットされますし、ACT(期間)終了時に上位MRには特別称号を付与するとかあっても良いと思う。全体MR上位100名とキャラクター別で上位100名に称号をプレゼントみたいな。そうなれば上位のランキング争いも熾烈なものになるはず。
上位だけじゃなくて、マスターリーグ対象者全員にソシャゲでよくある順位称号を付与するのもあったほうがモチベ下がらないかな。「リュウ使い ACT1MRランキング500~1000位」「本田使い ACT3MRランキング1000~5000位」みたいに、レートが高くない人にも参加賞的な称号をプレゼントするとか。
とりあえず、マスター未満のランク帯に対して不満を持つ人はそんなに居ないと思う。強いプレイヤーがサブキャラの認定戦で事故ってLP13000スタートとかになるとLP上げがしんどいってのはありそうだけど、そのくらいかな?
キャラごとにLPが用意されているのもサブ垢初心者狩りの抑制に効果あるだろうし、ここも本作の良いところ。
マスターリーグ対象者のプレイヤーが現在のランクシステムをどう感じているかは気になる。MR1400~MR1600あたりの中間帯プレイヤーは不満を抱かないような作りになっていそうだけど果たして。
冒頭で言ったように、自分は現在ジェイミーでダイヤ4です。もしマスターリーグに上がって押切先生と同じような境遇になったら萎えるかもしれない……。
今回の記事は以上です。
追記:コメント欄にてレジェンドランクがあることを教えていただきました。ソース元のツイートも貼付しておいたので詳細はコメ欄をご覧ください。
これってスト4はランクマでも対戦相手を選べたからそれを踏まえてのコメントだと思う
MRやってないならまだ体感してないと思いますが、スト5で例えるならスパダイから降格してイライラしながらポイント戻すのを永遠と繰り返す感じです。なんなら戦績残るのでACT1で1300で終わろうものならシステムに文句「言っても雑魚が吠えるな」と勝てる人に叩かれるわけです。
だれもがときどみたいにヒリついた対戦したいわけではなく、大多数が先生みたいな勝率の人なのでランカー視点の意見が正しいとは思いませんね。はっきり言って勝率常に6割維持できる上手さがないとストレスマッハですし、じゃあ上手くなれ、もゲームとしてどうなのかとは思います。
腕がついたと思ったら挑戦できる別コンテンツであるべきだったと思いますけどね。
段位は最高段位になったらランクマを引退する人が出るのがGGXrdで見受けられたので、熱帯に向かないのかなと思ってます。
段位と幻球システムは最高に良かったです。
VF4初期の同じ段位でも勝率で称号の名前が変わるのも好きでした。
同じですよ、1600維持したいからやめる、1500より下がりたくないならやめる、
1700より上にいけるプレイヤーだけですよやり続けるモチベがあるの
1450〜1550だけどちゃんと同じぐらいの強さの人とマッチできるから楽しい
JP嫌いだけど自分と同じポイントなら穴があるはずと希望を持って戦えるようになった
1700に手が届く人は差はあれど上がってく人で明らかにパイロット性能が高い
数字なんてそもそも関係ない人
現在マスターレート1600ちょい、素晴らしいシステムだと思っています。ストVのランクマとは比べ物にならないヒリつきで楽しいです。
でもキツすぎて、明らかにランクマ回す回数は減りました。。。。
現時点で1700が無理なのはわかり切ってるので、このままレート保存してサブ垢作って気楽にランクマしたいという気さえしてきますね。絶対ダメですけど。
マスター専用カジュアルがあってもいいと思った
マスターリーグはいいと思うんですけど極端にランクが上になったり下になるとマッチングしなくなったり差がありすぎる相手とマッチするのはダメですよね。
特に上下マッチは勝ってもポイント0とか有りますし…
バーチャは過小評価され過ぎだよ
もっと評価されて良い
MR上位者はレジェンドランクに昇格って英語の公式ツイートで見た気がします
https://twitter.com/StreetFighter/status/1686407286132989953
検索したら出てきました!
MR上位者は次のアクトからレジェンドランクになるってことですかね。