シアトリズムファイナルバーライン 音ゲー

【TFBL】『シアトリズム ファイナルバーライン』評価・レビュー。“生涯の1本”になりえるかも?神ゲーを越えた、やりこみ度無限大のFF音ゲー!ネット対戦の交流も最高だし、RPGとしての楽しさも存在する、全ゲーマーにオススメしたい傑作です。

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本日は、2月16日にスクウェア・エニックスより発売されたリズムアクションゲーム『シアトリズム ファイナルバーライン(TFBL)』の評価・レビューをおこなっていきます。

本作はシアトリズムシリーズ最新作であり、最終作でもあります。
※開発者がメディアのインタビューで最終作と断言している

自分自身は、3DSで発売された初期作品を試遊(先行プレイ)するために東京ゲームショウに足を運んだこともあります。昔から好きだったシリーズが最終作と断言されたのは残念ですが、シリーズの最後を飾るに相応しい作品になっていると思います。

▲ Amazon見たら初期作品の購入履歴残っていました。

では、レビューに移ります。

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『シアトリズム ファイナルバーライン』レビュー

超大ボリュームの音ゲー

デフォルトで収録されている楽曲は385曲です。

そこに、デジタルデラックスエディション限定曲が27曲、DLC楽曲が90曲存在し、全てを含めると圧巻の502曲になります。

デフォルトのみで遊べる楽曲はFFシリーズになりますが、DLCを購入することで「サガシリーズ」や「オクトパストラベラー」といった他スクエニゲーの楽曲も遊べるようになります。
※DLCは随時配信されていく形になります。配信スケジュール詳細は公式サイトの追加コンテンツ情報を閲覧してください。

メインのモードは「シリーズクエスト」「ミュージックセレクト」「マルチバトル」の3種類です。

「シリーズクエスト」はプレイヤーが好きなシリーズを選んでゲームを始めることが出来ます。好きなシリーズからはじめて、そのシリーズの楽曲解禁やキャラクターの獲得をしていきましょう。

▲ シリーズクエストは好きなシリーズからプレイしよう。

※効率厨ならトレハン能力がトップの“ジタン”が加入するFF9スタートがオススメ。

シリーズクエストにはステージごとにミッション(正式名称は“クエスト”)が設定されており、その条件をクリアするとオマケ報酬が手に入る。シリーズ内全てのミッションをコンプすると、コンプリート報酬も獲得できる。

▲ 「レア召喚石ハンターの書」といった目玉報酬もあったりする。

中には非常に難しいミッションもあります。育成を進めたり編成を考慮しないと突破できないものがあるので、ここはRPG的な要素になります。
※ミッションは無理にクリアする必要ないです。楽曲をクリアするだけで次のステージに進めます。

続いて「ミュージックセレクト」ですが、こちらはシリーズクエストやマルチバトルのプレイで解禁された楽曲を好きなだけ遊ぶことが出来ます。

フルチェインを狙いたい楽曲などがあったり、気ままに好きな曲を色々触りたいときはこのモードになりますね。よく遊ぶ楽曲は、L2ボタンを押して“お気に入りタブ”に入れておくと良いですよ。

ミュージックセレクトで曲を遊んだ後は、リザルト画面で「この曲もいかが?」って感じで他楽曲がオススメされます。
※オススメは、遊んだ楽曲に関連するものが提示されるのでかなり凝っている。

未解禁の楽曲(エクスクラメーションマーク表示)もオススメされたりするので、ここで未プレイの楽曲が開放出来たりします。凄い良い要素ですね。勿論オススメされた曲を無理して触る必要もないです。

3つ目のモード「マルチバトル」については後述します。

メインの「音ゲー部分」について

本作はリズムアクションゲームなので、メインとなる音ゲー部分を語る必要が当然ありますね。

本作は基本・熟練・究極・超絶の4つの譜面難易度が存在しており、初心者から超上級者まで幅広く遊べます。超コアな音ゲーマーにも満足できる内容になっていると断言できます。

音ゲー初心者の人は、基本譜面から遊んでいきましょう。音ゲー経験者なら究極スタートでも問題なし。超絶譜面は選ばれた人間が遊べる難易度だと思ってください。

誰かと競うわけでもなく、プレイヤー自身で目標を定めて遊べるのが音ゲーの良いところだと思います。

曲を20分割した累積のクリティカルを埋める、“クリティカルバー埋め”といったやり込みもある。クリティカルバー埋めが達成されると金色の王冠が付きます。

フルクリティカルが無理な人でも、クリティカルバー埋めは出来るって人はそこそこいるはず。

初心者の人は基本・熟練譜面のクリアを目指したり、中級者の人は究極譜面のフルチェイン・クリティカルバー埋めを目指したり、上級者は超絶譜面フルチェインを目指したり、人外は全曲フルクリティカル目指したりとか、各人で目標を設定して楽しみましょう!

格ゲーやFPSと違って、誰かと対戦して敗北してストレスになったりするのが無いところが音ゲーの良さです。

私自身は究極譜面の全フルチェインを目指してプレイするつもりです。
※楽曲数が膨大すぎるので、クリティカルバー埋めは多分やらないかな……。フルクリティカル埋めはもってのほかで無理ゲー。

ちなみに自分はかなり音ゲーを嗜んでいるつもりですが、超絶譜面は全く手が出せません。究極譜面はプレイを重ねれば9割はフルチェイン取れる自信ありますけど、超絶譜面は本当に無理。

▲ 管理人の現在のクリア状況。

本作は難易度が16までありますが、自分は難易度12の超絶譜面フルチェインが限界です。

超絶譜面は1曲1曲がラスボス級って感じです。

練習モードを利用して局所的な練習(運指研究)もしないと突破が難しい。1曲にかける労力が半端なくて、視点を変えれば超絶譜面は相当なやり込み要素ってことにもなる。
(海外勢の超上手い配信者は初見で超絶譜面をガンガンクリアしていたけど、ああいうのはプレイヤー人口の0.1%未満レベルだと思います)

楽曲を遊ぶことで経験値やアイテムが手に入り、キャラクターが育っていきます。これは育成要素として後述。

FFらしいRPG要素・育成も充実!

育成・RPG要素が用意されているのが他の一般的な音ゲーとは違うところです。

キャラクターによって、習得するアビリティや固有アビリティが違います。自分の好きなキャラで編成を組んだり、アイテム掘り向けの編成を組んだり、色々出来ます。シリーズクエストの難関ミッションクリアには、編成を試行錯誤する必要がある。

自分のメイン編成は上記画像の、風属性アタッカー3体+トレハン用ジタンです。

この編成を使って“とあるステージ”をクリアすると、25個以上の宝箱がゲット出来ます。自分はここでレアな召喚石を探している。ハクスラゲーに片足を突っ込んでいるな……。


※ここが気になる人は記事最後の関連記事をチェックしてください。そこで全てを語っています。

キャラレベルが99になってもそれで育成は終わりません。99レベル達成後は「スターレベル」に移行し、さらなる成長が可能。

スターレベルを上げることでアビリティが強くなるので、お気に入りのキャラは使い込んでスターレベルを上げていこう!★の数字が増えていくので、育成する達成感ありますよ。

また、リザルトで手に入る“コレカ”を集めることで、キャラや召喚石がパワーアップしたり、モンスターから手に入るEXPがアップします。カード効果は重複するので、複数枚集めればそれだけ強くなる。ここも膨大なやり込み要素。

▲ コレカ集めはコレクションだけでなく強さにも繋がる。

「マルチバトル」で熱帯も可能!楽曲解禁やプロフィカ交換可能

「マルチバトル」では、最大4人のインターネット対戦にも対応しています。

各プレイヤーが選んだ楽曲がルーレットで決められ、プレイする曲が決まります。部屋を建てる際、バースト(お邪魔要素)の有無、レート増減の有無なども設定可能。

対戦前と対戦後には、リーダーに設定しているキャラのセリフを定型文として発することが出来ます。全キャラにセリフが用意されているのが凄いです。

定型文を使って他プレイヤーとワチャワチャしましょう。

マルチプレイは通常プレイと同様に経験値・アイテムが手に入るので、プレイが一切無駄にならないのが嬉しいところ。当然リザルトも記録されます。フルチェイン狙いやクリティカルバー埋めも兼ねて遊べます。

スコア更新やフルチェイン埋めなども兼ねたい場合はバースト無し部屋(腕前のみで戦うガチバトル)で遊ぶことを推奨します。
バースト有り部屋は誰でも勝ち筋が見えるパーティー要素になりますが、スコア更新などはまず狙えない。

▲ バースト有り部屋で高難易度曲を投げると屍の山になる。

それだけでなく、自身が解禁していない楽曲をプレイした場合、そのまま遊んだ楽曲が解禁されてミュージックセレクトモードでも遊べるようになる。

ゲーム購入後、速攻でマルチに乗り込んで多くの人と対戦して楽曲を開放・レア召喚石を乞食していくのも有り。

そして、対戦終了後には自動的に“プロフィカ”の交換がおこなわれる。

プロフィカに召喚石をセットして他プレイヤーにくばることも出来るので、良い召喚石を見つけたらプロフィカ設定画面でセットして、インターネット対戦で配ってあげると喜ばれるでしょう!
※設定した召喚石は無くならないのでご安心を。『ドラクエ9』の“地図”的要素だと思ってください。

▲ プロフィカ設定画面でマルチで配布する召喚石を設定しよう。

▲ 他プレイヤーからレアな召喚石を貰うことも!

余談ですが、2月17日現在の管理人の対戦レートは1000付近です。すでにそこそこ遊んでいる。

自分は究極譜面の部屋に現れるので、出会ったらよろしくお願いします。

PS4版かSwitch版、どっちがオススメ?

自分自身はPS4とニンテンドースイッチ、どちらの本体も所持していますが購入したのはPS4版です。

ここはまず単純に、PS4の起動率がメチャクチャ高いからです。Switchのゲームは全く触っていない。

また、スイッチのプロコンはその構造上、PS4コンよりも操作が難しいと自分は思います。

スティックの位置が左右で異なるのが個人的に厳しいと思っている。LRボタンで譜面をこなすのなら問題ありませんが、十字キーとYBXAメインで遊ぶなら操作難易度はPS4より上がるはず。

スイッチ版ならではの利点としては、やはり携帯モードでしょうね。これは気軽に遊べるとかではなく、ミュージアムモードで手軽にサントラとして利用できるからです。ここはスイッチならではの利点。本作は楽曲数も膨大ですから、サントラとして使えるのは大きな魅力です。

自分はPS4本体稼働率の高さとプレイの快適性を考慮してPS4版の判断になりました。良ければ参考にしてください。

まとめ

以上、長くなりましたが『シアトリズム ファイナルバーライン』のレビューをお届けしました。

ここまでの文量で、自分がどれほどハマっていて皆さんにオススメしたいかという想いが伝わったかと思います。

楽曲1つ1つにジャケットが作られているのも凄いこだわり感じます。

ここはあまり気に留めないところだと思いますが、収録曲数を考えると恐ろしい労力を費やしただろうなと察せる。ステージの背景も原作を意識して作られていますね。

正直、神ゲーというラインをゆうに越えています。

神ゲー以上の褒め言葉を見つける必要が出てきました。この神ゲーを越えた作品、なんて称えれば良いんだよ……。

この作品、自分にとって“生涯の1本”になりえそうです。神ゲーを1本だけ挙げろって言われたら、自分は『シアトリズム ファイナルバーライン』を挙げるでしょうね。

ハッキリ言って、やりこみ度は無限大。自分が目指している究極譜面の楽曲全フルチェインでもどれだけ時間がかかるんだよって話ですし。

それ以前にデフォルト385曲を開放する段階ですら物凄い遊ぶ必要がある。ここは嬉しい悲鳴ですよw

マルチプレイで他プレイヤーと召喚石交換・対戦といった交流も出来るし、マジで止め時が見つからないし終わりが見えない。

基本譜面から遊ぶ音ゲー初心者の方は、基本譜面→熟練譜面とステップアップしていって、究極譜面クリアを是非目指してください。超絶譜面は存在しないものと思っていいです。HP回復アイテムやキャラクターのアビリティを利用して楽曲クリアを目指せるのも本作の良さです。

さて、ここまで褒めちぎりましたが、不満点はあります。その不満点がカスに思えるほどの超絶神ゲーなのですが、レビュー記事として不満点は箇条書きしておきます。

・練習モードでスロー機能が欲しい
・リトライがちょっと長い
・キャラはひと目で得意属性が分かると良かったかも
・FF14楽曲が多すぎ
・アレキサンダーはもうわっかったよ

以上5点が不満点となります。

特に、スロー機能は熱望します。スロー機能があれば超絶譜面の練習がかなり捗りそうなんだけどな。

3DS版をタッチプレイで遊んでいた人にとってはタッチ操作が無いことがマイナス部分になるかもしれません。自分はTFFCCからボタン勢なので、そこは不満点にならない。

本作からタッチ操作が消えたレビューはメディアのインタビュー記事で語られているので、そこらへんはググると該当記事が出てくると思います。そもそも本作の譜面難易度(4つ同時押しが出てくる)だと、タッチは無理ゲーです。

レビューは以上です。

神ゲーを超える神ゲーを作ってくれてありがとう……。開発に携わった全てのスタッフ、インディーズゼロに感謝。

「シアトリズムFBL」攻略関連記事

-シアトリズムファイナルバーライン, 音ゲー

執筆者:


  1. 匿名 より:

    これまでの記事でかなり購買意欲をくすぐられています。やりたいゲームが多すぎて時間が足りないので二の脚を踏んでいますが、3DSでかなりハマったクチなのでいずれ必ず購入予定です。
    どーせなら全部入りエディション買いたいですがそれなりにお高いので、積みゲー消化しながらセールを待つか、他ゲーもあるのにやりたい熱に任せて今買ってしまうか……悩ましいところです。

    • 管理人mtg より:

      いや、これはすぐにでも買ったほうが良いですよ。マルチが盛り上がるのもやはり発売直後ですし。
      全部入りエディションも、このボリューム考えればまったく損はないどころか安いぐらいに思っています。
      本当に神ゲーなんで、絶対にいま買うことオススメします。3DSハマってたなら尚更ですよ!いずれではなくいま買っちゃいましょう!

  2. 匿名 より:

    14の楽曲の多さはおそらく現在進行中のオンゲーゆえかと・・・ゲーム単体で見ても収録曲数の多さは比じゃないです。
    なんならスクエニのゲーム部門で長年莫大な売り上げをあげてるので、14への新規プレイヤーの参入も狙ったりそこらへんの忖度もあるのかも?w
    14プレイヤーの自分としては嬉しいのですが、アレキサンダー多すぎは全く同感です!
    他にも収録してほしい曲たくさんあったのに・・・ってのは恐らく各作品のファンの方が思ってることだと思うので、贅沢ですね;

    しかし面白すぎる!
    本当に管理人さんが記事にしてくださったことに対して感謝の極みです。
    管理人さんのレア召喚石楽しみにしてますw

    • 管理人mtg より:

      FF14は大人気MMORPGなので、確かにそこから人を引っ張ってきたい思惑はあるかもしれませんね。

      いまは頑張って周回しているので、良い召喚石手に入れたら配りたいと思っています。でも、かなり周回していますが全然出ないっすねw

  3. 匿名 より:

    おはよーございます
    発売前に久々に3DSもやったけどやっぱり面白かったしFBLもマジで10年遊べるゲームですよね
    体験版やるまでミュージックプレイヤーとしても使いやすいSwitch版買うつもりだったんですけど操作性でPS版にしました
    ガーネット、エーコ、ユウナの召喚ぶっぱパーティー楽しいですよ笑
    まだ解放してないけどリディアも入るかな?

    • 管理人mtg より:

      召喚キャラも一応育てました!ミッションで戦闘中に4回呼ばなきゃいけないやつがあるのでw

  4. 匿名 より:

    攻略記事が少ない中、とても重宝しています。

    マルチプレイですが通信エラーを吐きまくっていて、まともにできないのですが、そう言った症状はありますか?

    • 管理人mtg より:

      あー、そういえば自分もエラーは結構起きました。
      他の人と入室タイミングがかぶったり、同じタイミングで複数人が入ってくるとエラーとかになったりするんですかねえ。

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