『ストリートファイター6』「EVO2023」配信台に現れた、とあるプレイヤーの試合が非常に盛り上がったのでピックアップして取り上げます。
それは、全盲のプレイヤー“BlindWarriorSven(ブラインドウォリアー)”選手の試合でした。
目隠しをした状態で配信台に現れて視聴者も驚く。周りにサポートする人たちも居て、本当に目が見えないプレイヤーだということが分かり、衝撃が広がる。
そして試合が始まると、その内容の凄さで熱気は一気に最高潮へ。
とても画面が見えていないとは思えない、とんでもないプレイングを視聴者に見せつけます。使用キャラはエドモンド本田で、なんとクラシック操作です。
1試合目は相手の残り体力を完全に読み切ってSA3でリーサル。体力ゲージも把握できているのか、この完璧な倒しきりに驚くばかり。
2試合目は敗北するも、1-1でもつれ込んだ最後の試合はブラインドウォリアー選手が勝ち取り、勝利!
SA3でバーンアウトさせて、相手が飛びで逃げたところにスーパー頭突きが刺さってのKOでした。このSA3も丁度バーンアウトになるゲージ削りだったので、「マジで何が見えてんだ?」ってレベルの試合内容でした。
【チャットの反応】
・どうなってんだこれすごいわ
・これ音だけでやってるのマジで信じられん
・しかもクラシックw
・弾全然被弾しねえ
・相撲が急に誇らしくなってきたw
・座頭市じゃんwww
・何が見えてるんや
・音でこんな判断できるものなのか?
・どうなってんだまじで
最後はお互いにハグ。観客も大興奮しているのが画像から伝わるかと思います。
検索したところ、この方はスト5ではケンを使用しており、なんとウルダイでした。音のサポート機能がないスト5でもここまで強いのが凄い。
『スト6』のサウンドアクセシビリティ機能については、インタビュー記事で詳しく語られているのでそちらをご覧ください。
中山Dのインタビューが掲載されました‼🎤
全盲のeスポーツプレイヤーたちが開発に協力。『ストリートファイター6』のアクセシビリティ向上はどう実現した?#SF6
ぜひお読みください👇https://t.co/dZ9rB6j6NP
— ストリートファイター6 広報部 (@SF6_PR) August 2, 2023
この機能を利用してのプレイングは自分も過去に動画で見たのですが、自分的には音だけで判断するってのはメチャクチャ難しそうだなと感じました。
今回ブラインドウォリアー選手がこうやって活躍しているのを見ると、カプコンは本当に良い仕事をしたんだなって思えます。
また、過去にレッドブルの記事でも取り上げられていたので、そちらも合わせてご覧ください。
BlindWarriorSvenは小児がんの影響で幼い頃に視力を失ったが、『ストリートファイター』シリーズをプレイすることを止めなかった。
『V』では、叫び声や必殺技の名乗りなど、キャラクター固有のサウンドに耳を傾け、ほんの少しのサウンドとサウンドのギャップも聞き逃さないようにしながら、自分のプレイに結びつけている。※記事一部引用
リンク:BlindWarriorSven:『ストリートファイター』の座頭市
(リンクをタップするとレッドブル公式サイトに移動します)
今回の神試合は公式チャンネルのアーカイブからご覧ください。
リンク:【日本語実況】EVO Championship Series 2023 – Day1 「CAPCOM Pro Tour 2023」 オフラインプレミア
(アーカイブ5時間3分付近からブラインドウォリアー選手の試合が始まります)
全盲のSFVプレイヤーと喋ったことある
音で分かるんだよーよく聞いたら左右とか技とか距離によって全部違うでしょ?って言ってて
そう言われれば確かに違うから理屈としてはできるんだろうけど、自分には難しすぎて無理ってなった
SFVでやってた心眼CUPみたいなのもまたやってほしいな
総師範KSKも盲目の格ゲーマーと戦ってたな
試合見てたけどテクニカルな強い本田だった
クラシックでやってるのすげーな
これめちゃくちゃ凄いことですよね。
音だけで体力ゲージの減り具合とか判断しなきゃダメだし、そもそも相手との位置感とかどうやって判断してるんだろう。
日本の盲目プレイヤーの対戦見たことあるけれど普通に対空出してて驚いた記憶がある
ボイスや効果音だけじゃ見えなかったキャラの間合いやジャンプが見えるようになったのはデカいよなあ