今回は世界で100万本を売り上げたダーク戦国アクションRPG、「仁王」のレビュー記事となります。
アクション下手くそ視点でのレビューです。
ハード:PS4
ジャンル:ダーク戦国アクションRPG
Amazonでの評価:★★★★☆(レビュー410件、2月25日時点)
公式サイト:https://www.gamecity.ne.jp/nioh/index.html
二周目も結構やり込んだしそろそろレビューするわ。
本当はトロコン後にレビューしようと思ったけど作業系トロフィーでまだまだ時間が掛かりそうなので先にレビューをしてしまいます。
トロフィーコンプしたら今回の記事とは別に、トロファー目線でのレビューを書く予定です。
進捗:二周目のラストミッションまでクリア
トロフィー取得率:84%
難易度 | 1.5~5.0/5.0 |
ボリューム | 4.2/5.0 |
満足度 | 4.9/5.0 |
快適性(UI) | 4.0/5.0 |
総合評価 | 9.8/10.0 |
※「難易度」はソロかマルチか、自身のアクションの腕前次第で大きく可変
まず言いたい、「アクション下手でも大丈夫」だということを
これはファーストインプレッションの記事でも書いたが、二周目を終わらせたからこそ改めて自信を持って言える。
アクション下手でもマジで大丈夫!
まれびと呼べばなんとかなるから!
レベルを上げれば楽にもなるから!
「まれびと」とはオンラインで他のプレイヤーに助けを呼んで一緒に共闘してもらうことだ。
お猪口という消費アイテムが必要だが、そこら中にある刀塚を掘れば簡単に入手出来るぞ。
「まれびと召喚」で助太刀を呼べば難易度は一気に下がる。
単純に火力が増えるだけでなく、敵のターゲットが分散するからですね。
1vs1だと敵の隙をついて攻撃するのはかなり難しいんですけど、2vs1なら味方が狙われてる間に後ろからボコせますから、相当簡単になります。
ソロで難関を突破するのも、知らない人と協力して突破するのも、プレイヤーの自由です。
まれびとの面白さについて語る
まれびととして初心者を助けにいったときの話
ちなみに管理人は一周目をクリアした後、まれびととして初心者を助けるためにプレイしていた。
一周目はまれびとにお世話になったからこそ、今度は俺が誰かを助ける番だ!ってね。
今まで助けられていた側のプレイヤーが成長し、次はまれびととして助ける側にまわる。素晴らしいと思わんかね?
あんたがまれびとで参加して速攻水死した件は内緒にしとくわけ?
レベル156の俺がドヤ顔でまれびとをしたらこのザマです。 #仁王 pic.twitter.com/ucHmO6y2TU
— 管理人mtg (@magic_game60) 2017年2月23日
これさぁ~、これは事故だって。あそこにスライムがいるのは完全にわっかってたかんね。あんなに押し出されるとは思わなかったよ。
西洋の鎧に形写しをして、あたかもダクソ上級者っぽい雰囲気出しておいてよくもまあ開幕水死なんて出来たわね。
でも、この事故を経験したお陰でこのスライムがいる地点は超警戒するようになったよ。
死んで覚える、これが仁王の面白さだ!
まれびととして参加したのに「死んで覚える」とか迷惑だからやめな?
まあ、時にはこんな事故も起こしたりしちゃいますが、協力プレイはかなり楽しいですよ!
木霊探知のお守りを装備して、初心者を案内させてあげるのも良いでしょう。
自分が木霊を取得済みでも、ホストが未取得なら木霊探知でマップに表示されます。
※「木霊」とはマップ内の収集要素で、集めるほどドロップ率上昇などの恩恵がある
「身振り」による無言のコミュニケーションが楽しい
協力プレイではチャットをすることが出来ないが、おじぎや土下座、指さしといったモーションを行うことが出来る。
これである程度の意思疎通も可能です。
種類が豊富で、案外楽しめますよ!
個人的にお気に入りは「どすこい」のモーションです!
一周目と二周目で面白さのベクトルが大きく変わる
一周目は歯ごたえのあるアクションRPGとしての面白さ
開発が「戦国死にゲー」と謳うだけあって、とにかく死ぬゲームです。
とにかく死ぬゲームなんだが、ロード時間が皆無なのでストレスはそれほどない。
難しいミッションをクリアした時の達成感を一周目では味わうことが出来ると思う。
そんなことを書きながらも俺自身はボスでやられたら、速攻まれびとを呼んで倒すというプレイをしていました。
道中で死ぬことにたいしてはストレスを感じないんですけど、ボスの圧倒的体力の前にやられると心が折れてしまうね。
そんな俺だから、一周目よりもパワープレイが出来る二周目のほうが楽しかったわけだ。
人によって一周目と二周目どちらが楽しめるか変わってくると思う。
二周目こそハック&スラッシュの本領発揮
最上級のレアカテゴリ「神器」がドロップするようになる二周目こそがハック&スラッシュ本番だ。
一周目はただの歯ごたえがあるアクションRPGで、二周目こそ装備の厳選が始まるのだ。
一周目で集めた装備はどうなるって?
使いみちないから売るんだよ……。
二周目は敵が強化されているが、それよりもプレイヤー側のほうが強くなっているという感じ。(スキル、ステ振りによるが)
更に言えば一周目の知識もあるので、一周目よりも案外に楽が出来るかと思う。
ミッションは基本「常夜同行」で協力して進めるのが良いと思う。
すぐマッチングするし快適だ。
ミッションを進めてレアな装備や+値のついた装備を探してまわろう。
「+5」までなら単純に+値が高いものを魂合わせしていけばいい。
「+6」以降の装備品の強化なのだが、これは+5と+5を掛け合わせると+6になる。
+7にしたい場合は+6と+6を掛け合わせなければならない。
つまりお気に入りの武器をLV160(+10)にするには結構大変ということです、頑張ろうね。
悪い点について
敵の種類が少ない
ファーストインプレッションでは出てこなかった悪い点だが、クリア後は流石に出てきた。
雑魚敵の種類が少ねえ。
後半に行っても、見かけるのは序盤で見かけた雑魚や、色違いの強雑魚ばかりで新鮮味に欠けるところがある。
開発がどこを目指しているのか分からない
320武器、遅鈍の符、修羅符などがあることから、二周目はパワープレイ大歓迎で作っているのかと思いきやVer 1.04のアップデートで320武器の修正。
開発曰く「不具合であり、ゲームバランスの想定を大きく上回るレベルの装備品が出現してしまうため、修正いたします。」と書いてあるのだが、ゲームバランスについて考えるならまず遅鈍符の修正が先になるんじゃないか?という疑問が出てくる。
320武器が160武器になったところで、結局遅鈍符が強すぎて楽が出来ることには変わっていない。
この手のゲームの「ゲームバランス」なんてプレイヤー自身が縛ってなんぼじゃないのか?
だからこそレベル調整とか出来るわけだしさ。
結局のところ、この修正はゲームバランス云々ではなく今後のDLCでの装備が腐らないようにするための修正だったんじゃないかと思います。
320武器をわざわざ潰す理由としたらDLC展開しか考えられない。
ゲームバランスどうこう言うなら遅鈍符が間違いなく弱体化されるべきだし、そもそも遅鈍符のチート性能っぷりは開発時点で気付かないわけがないからゲームバランスどうこうの理由は完全な建前だろうね。
開発者はプレイヤーにどう楽しんでもらおうと思ってるのかがちょっと分からないですね。
二周目は頑張って手に入れた強武器とチート性能の陰陽術を振り回してハクスラ楽しめっていうことじゃなかったのかよ、と思ってしまいましたw
まあ、「バグ」と言うなら修正されても仕方ないね。
150武器の時点でも陰陽術で脳死パワープレイは出来てたから、320武器がバグだなんて思わなかったな。
まとめ
マジで、俺のレビューを見に来るほどに迷ってるならさっさと買え、と言いたいゲーム。
プレイした60時間の全てが濃密な時間で、物凄く満足度の高い作品になっている。
冒頭の満足度を5.0の満点ではなく、4.9にしたのは320武器がアップデートにより修正されたという超個人的な理由なのであまり気にしなくていい。
これ以降のプレイングはトロフィーコンプを目指すことになるので作業感の否めない内容になっていくことは間違いないが、60時間をフルに楽しめたと思えばとても素晴らしい作品だと思う。
人によっては縛りプレイなどで硬派なアクションとして楽しむことも出来るし、良オプションの装備厳選などをしてハック&スラッシュを楽しむことも出来る。
ただの高難易度アクションRPGという枠に囚われない面白さを秘めた作品だ。
まれびとを呼べば、アクションが難しくて詰むなんてことも絶対に無い。
俺みたいな下手くそでも60時間フルに楽しめたから保証する。
また、アップデートによる素早い対応も関心出来る。
これを買わずして何を買うんだよマジで。
オマケ:初心者が習得すべきスキル、オススメ守護霊
サムライスキルの残心系
サムライスキルでオススメするのが「組み討ち」、そして「残心・流水系」のスキルです。
これらのスキルは全武器共有となっているので、覚えてしまえば全ての武器で使用することが可能です。
回避行動が残心になる「流水」は、あるとないとで難易度はだいぶ変わるので、サムライスキルポイントを入手したら最優先で覚えましょう。
忍術:変わり身の術
死亡しても変わり身の術が効果中であれば、落命せずに済む。
初心者が最優先で入手すべきスキルです。
まれびとを呼んでも本人が死んでいたら世話無いので、絶対に習得しよう。
陰陽術:遅鈍符
敵の動きをスローにする陰陽術。
正直言ってゲーム内トップクラスのぶっ壊れ術です。
アクションRPGに歯ごたえを求める人は使わないほうが良いのですが、俺みたいなド下手くそにとっては有り難い救済処置になっていました。
守護霊:磯撫
敵感知スキルがあるので、序盤は大いに役立つ。
敵が急に出てくると心臓発作を起こしかねないという人にもオススメだ。
「敵感知」スキルはお守りにも付いていることがあるので、お守りに敵感知スキルのついたものがあれば磯撫じゃなくても良いかと思う。
守護霊:朱雀
朱雀の強みはオート蘇生です。
アムリタゲージがマックスになって九十九武器が発動出来る状態の時に死亡すると、自動で九十九武器が発動して復活します。
「朱雀」は関ヶ原のメインミッションで入手することが出来ます。
以上でレビュー記事を終わる!ゲーマーなら「仁王」遊んでおけよ!!
関連記事
「仁王 トロコンは意外に簡単!トロファー目線で難易度レビューします。オススメ金策も紹介。」
「ゲームレビュー一覧」
仁王はフレンドとやるとさらに楽しい!!
今更ながら、仁王はじめました。
いつかじっくりやりたいと思っていたらこの時期に。 しかしやって良かった、良く出来てるなと、序盤ながら感じます。
始めたばかりで、道に迷い、4人掛かりでボコられながら、なんとか槍をメイン武器にチマチマやっております。
もし行き詰まったら、記事を参考にさせて頂き、「死んで覚える、これが仁王の面白さだ!」
という師匠の言葉を胸に、日々精進であります!
泣く子も黙るセクシーアクションゲーマーふじなみちゃんの奮闘にご期待ください。
仁王は旬を過ぎても楽しめるゲームかと思います。
頑張ってください!
>>yoshimaruさん
面白かったので一気にプレイしてしまいましたよ~。
東海地方というと中盤あたりですかね。それで50時間というとすごい楽しめていますね!
自分はまれびとでサクサク進んでいったので、yoshimaruさんと俺の感じる面白さは別なんでしょうw
お金自体は節約しなくても大丈夫ですよ!
二周目は刀塚を掘って神器を売りまくる金策が可能です。
回復術よりも符術が強いですw
ほうほう、斧は序盤は使っていたんですけど、後半から二刀の野分ゲーをやっていたのでそれは知りませんでした!
雑魚は少ないですよね。
それでも妖怪の一反木綿をあそこまでエロくしちゃったのは褒めたいです。
名作ですね。悪い点がこんなに挙がらないゲームも珍しいです。
もう二週目クリアですか!!やり込んでますねw
私はまだ一周目すら(^_^;
ようやく東海地方をクリアしたところです。ここまでで約50時間かかってますw
1周目で魂合わせで武器を鍛えるくらいならお金を節約した方が無難ですかね?
あと遅鈍符の存在はまったく知りませんでした。そんなアイテムあったかなと思ったのですが陰陽術だったのですね。回復ぐらいしか使ってなかったから気が付かなかったw
個人的にバランスブレイカーだと思ったのは斧のL1+方向キーと×ボタンのガード突進ですかね。本田忠勝ですら時間は掛かりますが安全に倒すことが出来ますよね。
>雑魚敵の種類が少ねえ
これはまさしく今プレイして私も感じていることです。
中雑魚も倒し方と言うか、攻撃できる隙が決まっているので作業感が強くなっちゃうんですよね。もう少しバリエーションが欲しかったです。DLCに期待かなw
でも間違いなく名作ですね。早くも今年のGOTY候補です。
mtgさんのおかげで2週目も楽しみになってきました♪