3月にPCにてリリース予定のトレーディングカードゲーム「アトム:時空の果て」が面白そうだ。
※iOS/Android版のリリース日は未定(夏頃までにはモバイル対応したいとのこと)
面白そうというより、イラストが魅力的というべきか。
このゲームはハースストーン、シャドウバース同様、オンライン対戦が可能なデジタルTCGである。
手塚治虫氏のキャラクターで世界が構成されています。
なぜ俺はこの「アトム:時空の果て」に興味を持ったか
単純にカードのイラストが格好良い、それだけだ。
カードのイラストは著名なイラストレーターが多く参加しており、そのイラストのどれもが魅力的なのだ。
TCGを遊ぶのであれば「イラストが格好良い」その理由だけでも十分ではないだろうか。
でも、このデザインは賛否両論があることだろう。
作品が大好きなファンほど、上記の画像に対して否定的な意見が出るのかもしれないが俺的には有り。
ファンからの反発を恐れて、手塚治虫氏のイラストをまるまるコピーして、それをカードのデザインに落とし込んでゲームの魅力が出るかと言ったらそれは無いと思う。
イラスト、ストーリーの監修は手塚治虫氏の息子である手塚眞氏がおこなっていて、アレンジする際にはファンの気持ちを損なわないよう注意が払われているそうです。
※上記のブラック・ジャックのイラストも手塚眞氏自身が、須田剛一氏に向かって「もっと暴れちゃってください」と言われ出来上がったもの
俺自身、「マジック:ザ・ギャザリング」というカードゲームにハマったのは、そのゲーム性の楽しさだけではなく、イラストの美しさも魅力の1つだったからだ。
同じ頃に流行っていた遊戯王に対して全く興味が出なかったのはカードデザインが好きじゃなかったんです。
自分語りいいすか?MTGで好きだったカードを語らせろ~~~い!!
唐突に、管理人のMTGお気に入りカード紹介
オアリムの詠唱
【効果】
対象のプレイヤー1人は、このターン、呪文をプレイできない。
あなたがキッカーコストを支払った場合、このターン、クリーチャーは攻撃に参加できない。
わずか1マナで相手の行動を封じる強力な呪文。
「キッカー」とは追加で支払うコストのことで、計2マナを使用すると対戦相手は攻撃すら出来なくなる。
実質相手のターンを飛ばすようなもので、これを2マナで使えちゃうというのは当時使っていてぶっ壊れてるんじゃないかと思っていた。
イラスト、効果ともにお気に入りで3枚集めました。
極楽鳥
【効果】
0/1(攻撃力/防御力)
タップ: あなたのマナ・プールに好きな色のマナ1点を加える。
英名はバードオブパラダイス、通称バッパラ。
スクエニのカードゲーム「ロードオブヴァーミリオン」にも登場したので、MTGを遊んでいなくても存在を知っている人はいるかと思う。
このカード、戦闘能力は皆無に等しいのだが特筆すべきは能力にある。
「タップすることで好きな色のマナ1点を加える。」これが物凄く強い。
これもオアリムの詠唱同様に当時は良いお値段がしたものの、友達との交換を駆使して頑張って4枚集めた。
トレイリアのアカデミー
【効果】
あなたがコントロールするアーティファクト1個につき、あなたのマナ・プールに青マナを1加える。
マナを生み出すのに使う「土地」カードです。
確かこれ、2、3000円くらいしたんじゃなかったかな。
俺は所持したことは無かったけど、単純にイラストが美麗で印象に残っているカード。
他、イラストが好きだったカードについて
「熟達の魔術師アーテイ」「白騎士」「高潔の証」「ハルマゲドン」「セラの天使」「謙虚」等、パッと思い出すだけでも色々出てきます。
とにかく、MTGの魅力はイラストにも詰まっている。
だからこそ、イラストに力を入れた「アトム:時空の果て」に魅力を感じたのだ。
前置きが長くなりすぎましたが、これからアトム:時空の果てについて紹介していきます。
「アトム:時空の果て」の遊び方
プレイング動画も見たので、遊び方についても解説していきたいと思う。
デッキについて
デッキは30枚で構成される。
同じカードは最大2枚まで入れることができ、レジェンドレアは1枚までという制限がある。
また、カードはファンクションと言われる所属で4つに分けられていて、プレイヤーはそのうちの1つを選択する。
デッキに組み込めるのは選択したファンクションのカードと、ファンクションにとらわれない「中立」のカード。
カードの種類
敵の攻撃やプレイヤーの防衛を担当する「ユニット」
攻撃力は敵のプレイヤー、ユニットに与える数値、防御力は敵からの攻撃に耐える数値。
防御力がゼロになるとユニットは破棄されます。
ユニットには特殊能力もあり、上記のお茶の水博士の場合はギアカードを使うコストが2減るようです。
「策略能力」を持つカード
策略メーターというのを消費して、策略能力を発動することが可能。
山之辺マサトは、序盤からプレイ可能で、召喚すると直ぐに、ターゲットにダメージを与えることができます。
また、このカードをガーディアンゾーンに配置すると、破壊されるまでの間、毎ターン策略のメーターがチャージされ、ターゲットに1ダメージを与えることができます。
また、どの敵に対してもダメージを与えることができるので、ガーディアンを気にすることなく攻撃することができます。公式サイトより引用
公式サイトのリンク:http://playastroboy.com/
上記の文章から察するに「コンストラスト」はカードが場に出た時に発動する効果のことでしょう。
っていうか山辺を山之辺って書いてるけど、公式がこれでいいのかい。
他、サポートをするための「ギアカード」も存在する。
ギアカードは敵ユニットを破壊したり、対戦プレイヤーの手札を捨てさせたり、味方ユニットのゾーンを入れ替えるといったものがある。
フィールドの解説
クアンタムについて
カードを使用するには「クアンタム」が必要になる。
※クアンタムは「量子」の意
ターンの開始時にクアンタムという数値が1つずつ増えていき、それを消費することでカードを使用出来る。
このスタイルは人気TCGのハースストーンやシャドウバースと同じだ。
強いカードほどクアンタムの消費が大きくなるのは間違いないと思う。
エンフォーサー
前列に配置する攻撃役。
敵の排除、プレイヤーのライフを削るのが役割。
エンフォーサーは敵の攻撃をブロックすることは出来ない。
ガーディアン
後列に配置する防御役。
対戦相手を攻撃することは出来ず、プレイヤーを敵の攻撃から守るのが役目になる。
ユニットによってはエンフォーサーかガーディアンのどちらかしか配置出来ないものがあったり、ガーディアン性能に特化したユニットもあるようだ。
ライフ(HP)
プレイヤーが0になると敗北、敵のライフを0にすれば勝利。
全般についてまとめ
ロンチ直後のカード総数は180枚前後を予定している。
開発者のイバイ氏曰く、「10年かけて育てたいゲーム」
ゲームだけでなく、サイバーパンクな世界観を持つストーリーも魅力とのこと。
チャット機能は「無し」
なぜ、手塚治虫のキャラでトレーディングカードゲーム?
なぜ手塚治虫のキャラクターでトレーディングカードゲームを作ったのか?その疑問に対する答えは4gamerのインタビューで明かされています。
とても読み応えのある記事になっているので、是非リンクから全文をお読みください。
グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏も参加しております。
イバイ氏:
具体的にどういうゲームにするかと考えたとき,アクションゲームとなると,何百という個性的なキャラクターを登場させるのは,制作コスト的にとても厳しくなります。4Gamer:
さすがに,その中から数体に絞ることになるでしょうね。イバイ氏:
できるだけ,多くのキャラクターを出したいですからね……会社がもっと大きければアクションゲームで企画したかもしれないですけど(苦笑)。
なので,ショーケースというわけではないですが,まず,すべてのキャラクターのリデザインをきっちり見せられるジャンルとして,TCGを選んだんです。4gamer「アトム:時空の果て」が切り開く,手塚治虫ワールドの新しい局面。その狙いをキーマン達に聞いた」の記事より引用
全文を読む(外部リンク)
管理人の感想
カードの種類はロンチ時180枚前後ということで、ファンクションの制限も考えるとデッキの自由度はそこまで無い感じか?とは思える。
あと、ハースストーンやシャドウバースをプレイしないので分からないが、この手の毎ターン使用できるコストが増えていくゲームの場合、敵のターンで使えるコンバットトリック的なカードがあるかどうかも気になる。
動画を見ても「敵のターンで使えるカード」というのは出てこなかったが、そこらへんはどうなのだろう。
「ギアカード」にそういったものがあると良いんだが。
攻撃、防御にレーンが別れているのは面白そうだ。
はちま買収騒動で悪名高いDMMのゲームになるわけだが、開発に携わってる株式会社アクティブゲーミングメディアはその騒動とは関係無いし、俺はこのゲームに少し期待したいと思う。
インタビューでイバイ氏の情熱を見る限り、DMMが関わっているという理由で毛嫌いしてしまうには勿体無い作品だと感じた。
ここまで書いてなんだが3月リリースってことはモンハンダブルクロスやらなんやらをメッチャやり込んでそうだから、このゲームをプレイするかどうかは分からない。
事前登録は済ませたので、気が向いたら触ってみます。
リリース日にはリセマラでお茶の水出ねえ~とか騒いでるかもしれませんね。
ではでは。
アトム時空の果て公式サイト:http://playastroboy.com/