本記事では『日本漢字能力検定 準1級』に一発合格するための勉強方法を語ります。勉強方法は各々のものがあると思いますが、私は自身の勉強方法で一発合格したので、自分の勉強方法に迷いがあるという方は参考にしてみてください。
私自身はとても頭が悪く(偏差値40を切るド底辺高卒)、物覚えも当然悪いのですが、毎日1~2時間の勉強(多い時はまれに3時間、後半の追い込みも多分3時間は超えてたはず)を約7ヶ月続けて一発合格しました。
なお、本記事は漢検2級に合格していることは前提条件となります。
自分は当初、漢検2級に挑戦しました。なぜ漢検を受けることになったのかは“とあるゲーム”がキッカケです。話が逸れるので、その点について興味がある方は下記の関連記事をご覧ください。
漢字に全く興味が無かった自分がとりあえず漢検2級を受け、そこから漢字の世界に深く興味を持って2級合格後は準1級の勉強も開始、そして合格しました。漢検2級の勉強に約5ヶ月、漢検準1級の勉強に約7ヶ月、計1年ほど漢字の勉強を毎日続けました。
では、漢検準1級に合格するための勉強方法を紹介します。
7ヶ月で受かる漢検準1級のオススメ勉強方法・必要書籍
必要書籍は3冊
漢検準1級に合格するために自分が使用した書籍は3冊です。
・分野別 漢検でる順問題集準1級(旺文社)
・本試験型 漢字検定準1級試験問題集(成美堂出版)
一番オススメの書籍、漢検マスター準1級は「史上最強の」という文字が付け加えられた最新バージョンが2021年2月に発売されています。
未購入の方は最新版を購入したほうが良いと思います。間違えて「史上最強の弟子ケンイチ」を購入しないように注意しましょう。
管理人の勉強方法
先程紹介した書籍を上から順番にこなしていきます。
漢検マスター→でる順問題集→本試験型問題集の順番です。
準1級の知識が全く無い最初の“漢検マスター”は1周するのにかなりの時間を要するとは思います。楽しみながら進めていきましょう。
私の勉強方法は、書籍全体を100%として考えると、まず最初に1~5%進める。その翌日は1~10%進める。その翌々日は1~15%進める。といった風に、復習を細かくおこなうことです。
こうすることで、最初に勉強した部分の記憶が薄れないようになります。この時点では完璧に覚える必要はありません。ちなみに、読み問題の答えはいちいちノートに記述する必要なし。四字熟語の意味をいちいちノートに書いている人を見かけたりしますが、そんなのも不要です。書籍に掲載されている意味をわざわざノートに書く必要はないです。
読み問題以外をノートに書いていきましょう。
小学生の書き取りみたいに同じ漢字を何十回も書く必要もありません。毎日細かく復習をおこなうので、その都度覚えていけばいい。「あ、これ全然頭に入ってないな」って漢字は複数回書いておくといいでしょう。
ある程度進めていくと復習の量が多くなっていくので、そうなってきたら復習のスタート地点を30%地点から始めるなどをする。
記憶の定着度に応じてその日の勉強の開始地点を調整をしてください。
こうして細かく復習をおこないながら進めていき1周が終わったら、あとはこの書籍を2周、3周と通しでおこなう。その際、間違えた部分にはチェックを入れておくこと。
このチェックを入れておくことで3周目、4周目と周回したときにも記憶が定着しているかどうかを測れます。間違えた箇所は翌日にチラ見する程度でいいので軽く復習しておこう。
何度もチェックマークが付いている箇所は要注意ってことね。
漢検マスターを3周乃至4周ほどこなしたら次の問題集「分野別 漢検でる順問題集準1級」に駒を進めましょう。
この問題集に手を出すということは、漢検マスター準1級の知識は殆ど身に付いているということになるので、そこまで苦戦せずにこなせると思います。漢検マスターと問題が被っている部分もあるので。
新しい問題に挑戦しつつ漢検マスターでこなした問題の復習も兼ねられるということです。
こちらも漢検マスター準1級と同様に、復習を兼ねつつ進めます。漢検マスター準1級よりも圧倒的に早く終わると思います。この書籍はそこまでガッツリおこなう必要は無いです。3周はしたほうがいいと思いますが。
そして最後の〆は本試験型問題集です。
本試験型問題集の取り組み方
最後に取り組むのは本試験型問題集です。
ただし、最初から問題集に挑まないでください。
最初にやることは巻末にある四字熟語の習得です。
巻末にある四字熟語は、漢検マスター準1級とでる順問題集の問題には出てこなかった四字熟語も記載されています。なので、初見の四字熟語は全て覚えてください。
ここに記載されている四字熟語が問題集の中に登場するので、ここで覚えておかないと四字熟語のカテゴリは難易度ベリーハードになります。
自分の場合、巻末の四字熟語をやらずに第5回分までは合格ラインの点数(160点)を超えていましたが、第6回目で不合格点となる157点を取ってしまいました。
四字熟語が全く出来なかったので、ページをペラペラめくっていたら巻末にあった資料に気が付きました。
つまり、巻末の四字熟語をやっておかないと話にならないってことです。
巻末の四字熟語を全部覚えたらいよいよ問題集に取り組む。全18回分あるので、当然全てこなしましょう。
ちなみに、自分が不合格点を取ったのは第6回目の157点のみです。それ以外は全て一発目で160点以上でクリアしています。第7回~第18回は巻末の四字熟語を勉強してから挑みました。
“漢検マスター準1級”と“でる順問題集”、そして“本試験型問題集巻末の四字熟語”をやり込めば、準1級合格の地力は確実に身に付くというわけです。
まとめ
以上、「漢検準1級」合格に必要な書籍と自分が実際におこなった勉強方法の紹介でした。
改めて簡潔にまとめておきます。
2.漢検マスター準1級をやり込んだら“でる順問題集”へ
3.でる順問題集をサラッと3周程度はこなす
4.本試験型問題集巻末にある初見の四字熟語をピックアップして全て覚える
5.本試験型問題集の問題集を全てこなす
6.合格の地力は身に付いているので、漢検マスター準1級とでる順問題集の再復習
(チェックを入れた間違えた部分を重点的に)
他人の勉強方法は知りません。
これが自分が実際におこなった勉強方法で、約七ヶ月の勉強期間で一発合格した方法です。
冒頭でも記述しましたが、自分はとんでもなく頭が悪いです。言ってしまえばバカです。
つまりこれは、―言葉が悪いが―バカでも一発で受かる勉強方法ということになります。
「漢検準1級の勉強方法わっかんね~」って人は、自分と同じ勉強方法で挑戦してみてください!!
絶対にやってはいけないことは、“勉強を休む”ということ。
自分みたいな意志が脆弱な人間は絶対に1日も休まないでください。自分は将来に悲観して物凄い暗い気持ちになったときも、それでも漢字の勉強だけは絶対に休まないようにしました。1日休んだらそのままズルズルやらなくなりそうだったので。
誇張でもなんでもなく、漢検の勉強は試験日まで1日たりとも欠かしたことはありません。継続は力なりってことです。どれだけ頭が悪くても継続さえ出来れば受かるのが漢検準1級です。
余談ですが、私が初見で漢検準1級の過去問(漢検公式サイトで閲覧可能)に挑んだときの点数はなんと26点です。200点満点中26点です。
最初はこんなボロクソでも、毎日コツコツと勉強すれば合格できます。漢検2級合格時にも言いましたが、“蹞歩して休まざれば跛鼈も千里”です。
以上!!健闘を祈る!!
初めまして。いつもブログ拝見しています。合格本当におめでとうございます。
漢検準1級があればそれを生かして世の需要が高いHSK5級も行けるのでは・・?と思ってしまいました。
ありがとうございます。
漢検準1級はひたすらに覚えゲーなので、これ受かっても他の資格どうこうには多分ならないです。
いや~管理人様すごいですね、管理人様のお姿を見て自分のだらしなさを自覚しました(^^;)
現社会経験上の感想ではスマホとかの普及・デジタル化で今は経理の人でさえ漢字書けない人が増えました。
一般的な中小民間企業で考えると漢字読み書きできるスキルってかなり貴重っス。
特にお国に関わった案件とかだったら周辺地域の名前とか仕事で結構ムズカシイの出るし。
チーム全員が読めない街の名前があったりで面倒臭かったですね・・・そんな場所に管理人様が居てくれたらきっとヒーローだと思います。
>>チーム全員が読めない街の名前があったりで面倒臭かったですね・・・
普通の読み方が通用しない、そういう地名的なものは漢検準1級じゃ歯が立たないと思いますw
こんにちは、いつも楽しくブログ拝見しています。
遅ればせながら合格おめでとうございます!
自分は引きこもりニートなんですが
mtgさんの漢検取得に向け切磋琢磨する(使い方あっていますかね?)その姿勢に心から感動しました。
そして当初の目標である2級合格からさらには準1級までも!とても尊敬できます…
重ねてお祝い申し上げます!!
これからも陰ながらブログ応援させていただきます!
自分もなにかやってみようかなぁ…
ありがとうございます!
漢検2級受けてみたらどうでしょうか。
「漢検漢字学習ステップ2級」の1冊を頑張れば合格できると思います。
就職には役にも立たないと思いますが、単純に人生が豊かになると思います。何もしないよりかは。
が漢検準1級難解検定イメージありますがが効率よく勉強すれば3冊で受かるんですね。私は先月世界遺産検定2級CBT手で合格しましたがお互い頑張りましょう。
ですね。この3冊で受かります!