YouTubeの日本漢字能力検定協会のチャンネルにて「シンニョウの点の数」というWeb講座が公開されています。
自分が現在漢字検定2級の勉強をしており、なんでシンニョウの点の数が漢字によって違うんだ?という疑問を持っていたので視聴しました。まさにその疑問に答えてくれるような動画タイトルだったので。
自分自身の見解としては、難しい漢字だと2点シンニョウになるのかな?みたいなイメージをなんとなく持っていました。
漢検2級の範囲だと1点シンニョウの漢字が殆どだったので、常用外(漢検1級、準1級で習得する漢字)の漢字が2点シンニョウなのかな?みたいな漠然としたイメージでした。でも、常用漢字の「遡」「謎」なんかは2点シンニョウなんですよね。だから、なんでこんなややこしいことになってんだとも思っていたわけです。常用漢字でも中途半端に2点シンニョウの漢字あるから、モヤモヤするんですよ。
なんでシンニョウの数が1点と2点にバラけているのか。それは上記のweb講座を見れば分かります。諸悪の根源と呼ばれたとあるもののせいです。
動画を見終わった自分は、こんななら全部の漢字を2点シンニョウで統一してくれよと思いました。ちなみに「点の数なんか気にしないで自分の好きなように書けばいい」というのが、本講師の阿辻哲次さんの答えでした。
また、動画内では「逆」という漢字の成り立ちや意味が語られており、そこも勉強になりました。
(動画内16:00付近から語られています)
「逆」という字の最初の意味は、“迎える”という意味だったそうです。先程漢字ペディアで調べたところ、表外読みで「逆(むか)える」と読むことも分かりました。
故事成語に「天地は万物の逆旅、光陰は百代の過各」というものがあります。人生の儚さを語った文ですが、この文中の「逆旅」というのは宿屋を意味しています。
なんで逆の旅と書いた「逆旅」が「宿屋」っていう意味になるのか、自分は理解できなかったんですけど、今回の講座を見て理解できました。
旅人を逆(むか)えるから、逆旅は宿屋という意味になるんですね(多分)。スッキリしました。
あと、世界初の日本語ワープロ「JW-10」の価格が630万円もしただとか、面白い話は他にも出てきます。
シンニョウの点の数がどうして漢字によって違うのか、気になった方は本動画を見てはいかがでしょうか。