先日もまた格ゲーに対する新たなお気持ち表明シリーズが登場した。
私にとっては「お前ら努力を捨てて、ただ格ゲー叩いて腐して気持ちよくなりたいだけちゃうか」と訳される不快シリーズです。
今回のお気持ち表明は「格ゲーは初心者にとって難しくないけど理不尽」というタイトルではてな匿名ダイアリーに投稿されたものです。
リンク:https://anond.hatelabo.jp/20210323181700
今回の記事は、このお気持ち表明に対して私がお気持ち表明していく内容になっています。4000字を超えているので、見るなら覚悟してください。
まずこの投稿主は色々調べ物したみたいですが、その努力によってどのランクに到達したかも書いていないのでそもそもの説得力が無い。
トレモについてはこう言っていた。
「調べてトレーニングモードで練習するにしても、初心者はまず使い方がわかりません。ダミー設定なにそれ?キーディスプレイなにそれ?レコード設定なに(以下略」
流石に舐めすぎでしょ。言葉は悪いですけど、舐めすぎです。舐めすぎなのと文句言いたいだけ。キーディスプレイなにそれって、そんなもの特に必要もないし、オンにしてみればどんな機能かすぐに分かるでしょうよ。ダミー設定にしても、ちょっと触ればどんな機能かすぐに分かる。
使い方が分からないって、もう思考自体を放棄してるようなもんじゃないですか。
これでトレーニングモードの使い方が分からないって、流石にどうかと思います。そもそも初めて触る段階でキーディスやレコーディングとか使わないし(自分は低ランクのときに使った記憶がまったくない)、動かないダミーにコンボ練習しているだけでも十分です。
CFNでブロンズ帯の最新の試合見てみましたけど、コンボ練習するだけでここのランクは抜けれると感じましたよ。コンボしないし大足ブンブンするような試合だったので、簡単なコンボ覚えるだけでブロンズは普通に抜けれると思います。
「とにかくいちいちスマホで調べないと練習すらままならない」いやもうね……。あなたランクいくつですかって言いたいです。何をそんなスマホで調べることがあるのか聞きたいです。自分は長いことスト5やってますけど、いちいちスマホで調べて練習だなんてしていませんよ。スマホで調べないと練習すらままならないわけがない。一体あなたは何のゲームやってるの?本当にスト5?って聞きたいです。
「なぜこれで初心者が続けてくれると思うのか」←それあなた個人の意見ですよね。
この人の言っていることがよくわからないんですよね。文章が短すぎるし、あなたが真面目にトレモを利用したりスマホで“いちいち”調べているとしたならその成果によって初心者は脱却しているはずだし、読み合いや駆け引きを理解しているはずだし、その知識を続けてくれなかった初心者に教えてあげればいいじゃないですか。
私は長い間ゴールド~プラチナ帯にくすぶっていましたけど、自分でひたすら対戦こなして、プロのコンボを吸収したりして、他人からは一切教えを乞わずにスーパーダイヤモンドまで来ました。ブログでスパダイまでの軌跡をプレイ日記として書いているので、それを見ていただければ分かります。
2018年6月に、スト5を復帰(当時ゴールド)して、そこから長い時間をかけ、2020年7月にスパダイ到達です。
この間、書いたプレイ日記は全55回です。約2年間スト5を1人でやり込んでスパダイまで来ました。仲の良いフレンドとかゼロです。自分の力でここまで来ました。
鉄拳プロゲーマーのゆうゆうさんだって、スト5のダイヤ到達までには1年掛かっています。ダイヤまで行きたいとか思うのだったらそりゃ努力は必要です。トレモや勉強しないで到達できるランクじゃないです。ですが、別にルーキーとかブロンズでもゴールドでも、スト5は普通に楽しめるでしょう。
「練習してないお前が悪い」って、そりゃ勝ちたいなら練習は必要でしょう。でも、ダイヤ目指すとかじゃないならそんな練習も必要ないと思いますが。自分がゴールドプラチナに居た頃って、ひたすら対戦楽しんで、あまりトレモをしたような記憶がないです。単純に楽しいから続けていただけです。
こうやってお気持ち表明している人って、楽しいとかじゃなくて勝てないから嫌になってんじゃないですか?貴方はフレイザードですか?
そもそも勝てないから投げ出すっていうのも、ちょっと低ランク帯でいうとおかしな話なんですよね。試合をこなしていけば適正ランクに辿り着くわけで、初心者狩りやサブ垢に当たることはあれど、適正ランクになれば勝った負けたで五分五分の勝負を楽しめるはずです。だから、そこで文句言うってことは、勝率6割とか7割にいきたいって気持ちがあるわけでしょ?じゃあ練習しなよってそこはなりますね。
自分はスパダイで無差別帯にいるので、上級者にボコされることが多いです。むしろダイヤ以上の無差別帯のほうがそこらへんのストレスは多いはずです。ダイヤスパダイ目線からすれば、ウルダイ~青天井の猛者と当たることも多いので。
自分が無差別帯で新キャラのダンを練習したときは勝率26%ですよ。もうマジでボコされまくりました。
ですが、いまはダンの使用回数も1000を超え、練度もだいぶ上がったので直近100試合の勝率は50%を超えました。
結局のところ、強くなって上のランクに行ったら行ったで自分より強い人と当たって、勝率4割とか5割とかになります。
どこのランクいっても勝った負けたの五分五分、もしくはそれ以下の勝率での試合はずーっと続くわけですよ。
無差別帯でも安定して勝ち上がれる人ならプロゲーマーも目指せるとは思いますが、そういう人は僅かで、およそ9割以上のプレイヤーが五分五分の戦いを繰り広げていると思います。
だから、「勝てないから嫌だ。勉強が必要だから嫌だ」っていうなら単純に向いてないんじゃないですかね。難しいから廃れたとかわけわかんないこと言うなら辞めるための上手い理屈が見つかって良かったねって言いますよ。スト5ほど分かりやすい格闘ゲーム無いと思いますし、全ジャンルで言えばFPSやRTSのほうが上達は大変だと思います。
ただし、「格ゲー初心者が知るべき情報がゲームの中で説明されていない理不尽」だけは同意します。スト5で唯一絶対的に身に着けなければいけない知識は「遅らせグラップ」というテクニックになるのですが、これは初心者が数をこなしたところで100%気付けない要素だと思います。
そのため、当ブログでは詳しく「遅らせグラップ」の攻略記事を書きました。とはいえ、遅らせグラップを知らなかったとしても、初心者は初心者同士の戦いは楽しめますよね。あくまで上のランクに行くのに必要な知識ではありますが、それは知らなかったら知らなかったで、同じランク帯の遅らせグラップ知らない人同士で勝った負けたを繰り返すわけですから、低ランクで対戦を楽しむぶんには関係のない要素だとは思います。上達するために調べていくうちに、攻略サイトに辿り着いて覚えるとは思います。一応「遅らせグラップ」と検索すると私のサイトがトップに出てきます。
まあ、同意はします。遅らせグラップはゲーム内で説明するべき要素だとは自分も思います。
お気持ち表明に対する私のお気持ち表明は以上です。あまりに投げ槍な内容だったので、ちょっと怒りました。
とてもじゃないですけど、スマホでいちいち調べ物したならもっと書けることあると思います。ちょっと調べてや~めた、って程度の、そのついでのお気持ち表明にしか見えません。
ろくにプレイせずお気持ち表明して、だから格ゲーは廃れた~、そうだそうだ~とか騒いで、新規の人のモチベ下げてどうすんだって思います。別に廃れてないでしょ。配信を見ても低ランク帯だって普通にマッチングしてますよ。自分はスト5がつまらないなんて思ってないし、難しいとも思っていないです。これより難しいゲームなんていくらでもある。以上。
新規にはじめた人(LP1000以下)に自分がアドバイスをするとするなら以下の4点です。
・ダウンしたらEX昇竜拳を擦る
・簡単なコンボは練習する
・しゃがみ大キックにはしっかり反撃をしよう
まず、使用キャラですが、自キャラが定まっていないならシーズン5で大幅強化されたリュウをオススメします。癖がなくて扱いやすく、強いです。ただし、好きなキャラがいるならそれを使うべきです。好きなキャラを動かすのはモチベに直結するので。
リュウは無敵技もあるので、ダウンを取られて起き攻めされた場合はとりあえずEX昇竜拳(無敵技)を起き上がり(通称リバーサル)に擦りましょう。
起き攻めをEX昇竜拳で返していけば、相手がEX昇竜拳食らいたくないなって警戒して起き攻めをしなかったりするので、ここから読み合いが発生します。起き攻めを毎回ガードとかしていると、こいつはパナさないんだなって思われて毎回起き攻めされてしまうので、EX昇竜拳を見せて、最低限の読み合いがおこなわれるステージまでは上がりましょう。そうすると格ゲーっぽい読み合いが楽しめると思います。
あと重要なのはしゃがみ大キック(通称大足)への反撃です。しゃがみ大キックはガードすればこちらのしゃがみ大キックが確定します。いわゆる確定反撃と呼ばれるもの。
大足のモーションというのはどれも似たようなモーションになっているので、そこまで反撃は難しくないと思います。大足をガードしたら大足で反撃。これは覚えておきましょう。
ちなみにリュウの強みは発生6フレーム(要は技の出が早い)のしゃがみ中キックと鳩尾砕き(大ゴス)です。地上戦ではこの2つを意識して使うのが良いかなと思います。
鳩尾砕きのコマンドは「→+強パンチ」です。ガードされても確定反撃が無く、ヒットしたら大ダメージを与えられる強力な技。
これがヒットしていれば昇竜拳へとコンボが繋がって大ダメージです。
更にダメージを稼ぎたいなら、練習して「鳩尾砕き→しゃがみ強パンチ→EX上段足刀蹴り→強昇竜拳」が出来るようにしておこう。このコンボはなんと300ダメージ、スタン値500を超えるぞ。
今回の記事はこんなところです。4000字を超える記事に付き合っていただき、ありがとうございました。
誰に影響されているのか知りませんが、スト5ってそんな気負って始めるようなゲームじゃないですよ。で、強くなりたいなら調べ物や努力が必要ってのはどの対人ゲーでも言えることだと思います。
記事中に触れた「遅らせグラップ」や私の成長記録をご覧になりたい場合は下記の関連記事よりアクセスしてください。これ以外にもスト5の記事は560記事以上書いています。興味があれば当ブログ内をネットサーフィンしてください。それではさようなら。