※2023年11月30日追記:この記事で紹介しているテクニックはシリーズ最新作『ストリートファイター6』でも使用可能です。ただし、スト6の遅らせグラはグラップ狩りへのリスクが高すぎるので、遅らせグラップをしてくるランク帯になったらなるべく使わないほうがいいです。
『ストリートファイター5 アーケードエディション』今回は初心者向け記事です。
説明が面倒で書くのを敬遠していた“遅らせグラップ”について書くことにしました。
遅らせグラップをしっかりと教えておかないと初心者の人は絶対に上へ行けないと思ったし、スト5の読み合いがそもそも始まらないので。
遅らせグラップは動画でもそこらへんに転がっていると思いますが、自分が自分の言葉で書くことでも意味があるかなってね。ちょっと格好つけたいのさ。
では、しっかりと解説していきます。
鉄壁の防御“遅らせグラップ”を覚えろ!
遅らせグラップ……それは、相手の打撃と投げから身を守る鉄壁の防御手段である!!
初心者の人でよくあるパターンが、「当て投げでハメられた。しね!」だと思うんですけど、遅らせグラップがあれば当て投げなんて全く効きません。
当て投げ…打撃したあと、すぐ投げる行動。初心者は対処出来ずにハメられる。
では、遅らせグラップのやり方を動画とともに説明しましょう。
まずは下記動画を見てください。1回目がジャンプ攻撃→中パンチ→中パンチの連携。2回目がジャンプ攻撃→中パンチ→投げの連携。2回目の行動がいわゆる“当て投げ”です。
基本の防御テク、「遅らせグラップ」。ブログ内で解説します。#スト5 pic.twitter.com/z59XXzjmW2
— mtg@eスポーツ愛好家 (@magic_game60) July 26, 2019
1回目の打撃連携、2回目の打撃→投げ連携の両方を防げているのが分かるかと思います。遅らせグラップを知らない人だったら1回目の打撃連携は防げたとしても、2回目の当て投げは食らってしまう場面ですね。逆に、投げが怖くて投げボタンを連打してしまうと、打撃が刺さってしまう場面です。
これを捌いているのが鉄壁の“遅らせグラップ”です。
左側のキーディスプレイを見ていただければ分かるんですけど、相手の攻撃をガードしたあと、ワンテンポ遅れて投げ入力しています。
この入力をおこなうと、相手が攻撃していたらガード、投げを入力していた場合は投げ抜けで回避出来ます。
まさに両対応、鉄壁の防御である。
打撃をガードしたらワンテンポ遅らせて投げ入力、これだけです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単なはず……。
ルーキー~ブロンズクラスの人がこの防御テクニックを覚えれば、相手の攻めで崩されることはまず無いと思います。
ちょっといいですか?鉄壁の防御なら無敵の人じゃないですか。相手に使われたらどうするんですか。
鋭いな……、鉄壁の防御“遅らせグラップ”にも実は弱点があるのだ。それを説明しよう。
鉄壁の防御“遅らせグラップ”は実は鉄壁じゃない話
遅らせグラップが鉄壁とか言ったな。すまん、ありゃ嘘だった。
遅らせグラップは鉄壁でもないし無敵でもない。そして、遅らせグラップを崩す手段を覚えることこそが、スト5の読み合いの始まりでもある。
遅らせグラップを崩す基本的な手段。それは、攻撃したあとに少し後ろに下がり、相手の投げ間合いから外れること。これも少し面倒だが動画を見て欲しい。
遅らせグラップの項目で解説した連携とは違い、ジャンプ攻撃→打撃→後ろ下がりのムーブになっています。
鉄壁に見える遅らせグラップは崩せる。 pic.twitter.com/3jErRI4itq
— mtg@eスポーツ愛好家 (@magic_game60) July 26, 2019
相手のリュウが後ろに下がったことで、管理人の遅らせグラップが漏れて、投げが空発動してしまった。そして、その硬直を突いてリュウが前投げ。
これが遅らせグラップを狩る行動。投げシケ狩りと言われるやつです。
遅らせグラップは打撃と投げを防げる手段だけど、相手が投げ間合いの外に出てしまうと投げが漏れてしまい大幅にスキが出来る。それが遅らせグラップの弱点なんだ。
単純な後ろ下がり以外にも、“遅らせ打撃”という方法で遅らせグラップを崩すことも可能。これはその名の通り、タイミングを少しずらして打撃を重ねることで相手の遅らせグラップを潰せます。
後ろ下がりや遅らせ打撃の投げシケ狩りを狙う理由は遅らせグラップを崩す以外にもある。
それは、相手の無敵技パナしも防げるという点だ。
相手がレバガチャでEX昇竜をしていたら、投げシケ狩り狙いで後ろに下がったときにそのままガード出来ちゃうんすよ。
遅らせグラップ狩り+無敵技ブッパをガード出来てクラカンも狙える、これが後ろ下がりや遅らせ打撃の“投げシケ狩り”の強みです。
※ちなみに“ベガ”は投げ間合いが広いので、ジャンプ攻撃→後ろ下がりの投げシケ狩りは通用しづらい。後ろ下がりしたときにこっちが投げられたりする。
8月7日追記:遅らせグラを狩る練習
2019年8月7日追記。アップデートによって遅らせグラを狩る練習が可能になりました。
まず、トレーニングモードの設定を下記のようにしてください。
1.ダミーのガード設定を「全てガード」にする
2.ガード復帰時レコーディング設定で「投げ」をレコーディングする
3.ガード復帰時再生設定で再生前設定インターバルを「5」にする
4.「1.」で設定した投げをONにする
これで遅らせグラップ狩り練習の準備が整いました。
以上の設定をおこなったダミー相手に打撃したあと、投げを仕掛けてみてください。絶対に投げ抜けされるはずです。これが相手の遅らせグラップです。あとはこの遅らせグラップをしてくるダミー相手に、投げシケ狩りの練習をしましょう。
管理人が使う投げシケ狩りのパターンを動画にアップしたので、よければ↓を参考にしてください。
トレモで遅らせグラップ狩りの練習が出来るようになりました。投げをレコーディングしたあと再生前インターバルを5にすると遅らせグラップマシーンが完成。ブログにも追記します。 pic.twitter.com/euPiseShXn
— mtg@eスポーツ愛好家 (@magic_game60) August 6, 2019
まとめ:スト5の読み合いとは
スト5の読み合いは基本“遅らせグラップ”が中心にあると思ってください。
・遅らせグラップは投げシケ(投げ抜け入力漏れ)狩りに負ける
・投げシケ狩りは小技暴れ、投げ入力を捨てたガンガード等で防げる
……とまあこんな感じで攻防の読み合いが成り立っています。
短いラウンド間で相手がどんな防御手段を取ってくるのか見極め、そのスキを突くことこそが相手を倒すカギになります。
ある程度ランクが高くなってくると投げシケ狩りをしてくる相手が多くなるので、あえて投げ抜けを完全に捨ててガンガードを固める人もいます。もしそういうパターンの人だと思ったら、投げを多めで攻める。
そうすると相手が投げ抜けを意識するようになるので、次は投げシケ狩りを狙う。といった風に読み合いが二転三転していくのです。
以上が遅らせグラップとスト5の読み合いについての解説です。分かりづらかったらすみません。
この記事が初心者の方のためになれば嬉しいです。ではでは。
……うん、ここまで書いたのは良いけど上手く伝わってる自信が全く無い。
前作での記事なのにふつうに有用で感謝しかない
ていうかスト6だとトレモのチュートリアルで説明してくれてたのにほんとのところで理解できてなかったわ
駆け引きのスタートラインにすら立ててなかったことに気付かせてくれて改めて感謝
今更この記事見てるんだけどなんでゲームの中で教えてもらえないんだろうか?メクリガードとか全く教えてくれないよね。このゲーム。
遅らせグラップはゲーム内でレクチャーしたほうがいい知識ですね。
これ知らない人は知っている人の防御を100%崩せないので、完全初心者の方が自力で上手くなろうと思ったらシルバーあたりで停滞してしまうと思います。
ありがとうございます♂️なんとなく、わかりました!てか、優しい(^^)
なんとなくでも分かっていただけて何よりです!
習得必須のテクニックなので、頑張って身につけてください!
有難い記事感謝です!
参考になれば幸いです!
ありがとうございます!投げシケ狩りとはこーゆうことだったのですね!!投げの間合いがキャラによって違うのも知りませんでした。ベガ要注意ですね!
コメント気付きませんでした!すみません。
ベガだけじゃなくポイズンも投げ間合いが確か広いです!
未だにうまく操作できていませんがコツコツ練習してます。スト6も情報でてきて楽しみですね