先日、マクドナルドの記事を書いたら無性にマックのポテトが食べたくなった。
……ので、先日夜、自転車を漕いでマックへ行き、ポテトを買ってきた。今はモバイルオーダーという便利なものがあるので、店員と会話することもなく注文と代金支払いを済ませることが出来る。
買ったのはポテトLサイズを2つとチキンクリスプだ。
ポテトLサイズを2つ買うのには理由がある。1つ目はできたてのサクサクを食べて、2つ目は朝になってからシナシナポテトの状態を楽しむためだ。だから2つ必要。だからデブになる。
それにしても、これだけボリュームのある買い物をしても値段は490円だから驚きです。満足度100点。
ポテトは揚げたてでしたので、サクサクでメチャクチャ美味かったです。
食べてるときは幸せでした。チキンクリスプも食べたので、後半は流石に胃もたれしてきましたがね。
自分は500円あれば満足出来る男です。
もう人生に多くは望まない。自分は物欲ってのも殆どない。
引きこもりだから金を余り使わないようにしているってのもあるが、そもそも欲しい物がほとんど無い。金があれば欲しいってものは、まあ腕時計があるけども、それを、なんかあくせく働いてまで欲しいかといえば、そこまではいかない。
正直、いまの生活水準で満足してしまっているから、もう何もする気が起きないってのもあるのだと思う。
親が死んだらボロアパートの家賃の支払いすらままならなくなって冗談抜きで本当に詰むのだが、今は幸い親が生きているので引きこもりでいられる。精神的には半分、いや全分死んでいるような状態かもしれないけど、そんな怠惰な生活で満足しているし生きていられるから、ズルズルと何年も引き篭もっているのか。無職無能の自分が世間から受け入れられるとも思っていないから、侮蔑の目で見られることは確実だから、それが恐怖で動けないのも心の内にある。それは今まで怠けてきた故の結末だから、もう仕方がないだろうね。
自分が一番望むのは、生まれてしまったからには最後死ぬしかないのだから、ラクに死ねることが最大の望みです。自殺をするつもりはないけれど、もし死ぬのだとしたら、苦しまずに死ねることが最大の望みです。だから、コロナにだけは罹りたくない。
マックでポテト買っただけの話をするつもりでしたが、少し陰気になってすみません。まあ記事が短すぎるとSEO的にもよくないってことで駄文を付け加えて文章量を水増しするのは当ブログではよくあることです。
最近買った本もついでに紹介します。
「野上弥生子短篇集」という本をAmazonで購入しました。
なんでこの本を買ったかというと、これにはちょっと流れがありましてね。
8月23日に「ハサミ男」という小説を読んだ記事を書いたことは憶えているでしょうか。
この小説を読み終わったあとに実写映画化されていることにも驚いたんです。
そこから映画版ハサミ男のWikipediaに目を通し、なんとなく監督の名前をチェックして、その映画監督(池田敏春さん)のツイッターアカウントリンクが貼られていたのでそれも何となく覗いてみた。
そこで目に入ったのが野上弥生子(のがみやえこ)さんという方のお名前でした。
日本で最も美しい文章を書く小説家は誰かと聞かれたら、何のためらいもなく野上弥生子だと答えるな。彼女の研ぎ澄まされた言葉選び、それを綾なす文体の流麗さ、紫式部なんてはるかに超えてる。古今唯一だね。
— 池田敏春 (@bashou2020) July 17, 2010
日本で最も美しい文章を書く小説家は誰かと聞かれたら、何のためらいもなく野上弥生子だと答えるな。彼女の研ぎ澄まされた言葉選び、それを綾なす文体の流麗さ、紫式部なんてはるかに超えてる。古今唯一だね。
映画監督が“古今唯一”と称するほどの小説家。単純に興味が湧いたので、その野上弥生子さんの書籍を買ってみることにしました。残念ながらKindle Unlimitedには存在していなかったので、購入するしかなかった。実は購入するのに数日悩んでいました。貧乏なので。しかし、“古今唯一”というのが、どれほどのものなのかと気になり、思い切って購入に至った。
で、先日Amazonから「野上弥生子短篇集」が到着しまして、少し読んでみました。
7つの短篇が収録されているのですが、現在読んだのは「死」と「或る女の話」の2作品です。この2作品を読んだだけでも、“古今唯一”と称するほどの才能を感じることが出来ました。自分の拙い語彙力ではその素晴らしさを表現できないほどに、文章が美しく、それでいて読みやすい。
「死」は1914年の作品ですが、その内容、最後の部分に関しては自分だけならず、多くの人がもしかしたら抱いたことのある感想かもしれません。
「或る女の話」こちらは1922年の作品。こちらのほうは、感想を言うと内容の暴露になってしまいかねないので言えないのですが、読み手の心を大きく揺さぶってくる凄い作品でした。“或る女”が本当に実在していると錯覚させるほどに、愛おしく感じられる。
昔の洒落た言い回しなんかを知れるのも、古い小説を読む面白さなのかもしれませんね。
以上です。