『鉄拳8』ウメハラ、鉄拳8のリプレイ機能は否定的だった。スト6の開発意図が伝わりすぎている技もイヤな模様。「メーカーがそこまで用意してるのはイヤかも」

ウメハラさんとゴンタさんの雑談トークにて、『鉄拳8』の神リプレイ機能について語られている場面があったので取り上げます。

鉄拳8のリプレイ機能は、リプレイ中にプレイヤーが割り込んで操作することが出来たり、確定反撃を教えてもらえたりする神機能としてもっぱら評判です。
※確定反撃とは、特定の技をガードしたとき反撃が必ずヒットする状況を指す。

そんな神リプレイ機能についてのウメハラさんの反応を紹介します。

ソース元リンク：ウメハラさんのツイッチ配信アーカイブ

以下、書き起こし。

ゴンタ「鉄拳はだいぶ評判が良いですよ」

ウメハラ「へぇ～。知らない。なんにも知らない。それはお客さんから聞くわけ？」

ゴンタ「そう。やっぱり並行してやってらっしゃる方が結構多いんですよ。鉄拳もやってみましたみたいな。“すごく楽しいです”って。」

ウメハラ「へぇ～。」

ゴンタ「なんか、あんまり分からん殺しされない……いやされるんだけど。されるんだけど、確反とかをリプレイ中に教えてくれるみたいな。」

ゴンタ「リプレイ中に教えてくれるんだよ。」

ウメハラ「これで返せるよみたいな？」

ゴンタ「そう。そう。それ取り入れてほしいよね。ラクでしょ？そのキャラ使ってそのキャラ動かして確反の練習する必要ないんだよ。」

ウメハラ「あ～……。練習する必要ないっていうか調べる必要が無いってことでしょ？」

ゴンタ「そう。それよくない？」

ウメハラ「いやでもゴメン。」

ゴンタ「え？ﾊｯﾊｯｯﾊﾊｗｗｗｗ」

ウメハラ「いやいやいや、分かるよ。分かるけど言いたいことは。」

ゴンタ「魅力に感じない？」

ウメハラ「ちょっとメーカーがそこまで用意してるのはイヤかも。なんかね。」

ゴンタ「あ、ホントに！？押し付けがましいってこと？過保護過ぎる？」

ウメハラ「過保護っつうか、なんだろ。えっ、例えば“こんなのがありますよ”っていうことなのか、それともベストチョイスを全部教えてくれるのか。」

ゴンタ「そのフレームで間に合うベストチョイスを教えてくれるんじゃない？」

【コメント】
・調べる楽しみとか？
・研究する要素だよね
・時代が違うんすよ
・楽しみ取られちゃう感じはありそう

～ストリートファイターの話～

ウメハラ「例えばさ、スト2時代ってさ、キャンセル技って狙ってたわけじゃないじゃん。あることは分かってたらしいけど。狙ってたわけじゃなくてアレが連続技で使われるとかさ。
対空もさ、対空になるよねって思ってその技作ってないと思うのよ。意外な技が対空になったりとか沢山あったんだ。スト2時代とか。
まあそれは3rdとかZERO3とかカプエスでもあったとは思うんだけど、昔のゲームほど、これ対空になるのかとか、要は技は勝手に作りましたと。あとはそれをどう使うかはあなた方次第ですよっていう感じがあって、それが面白かった。」

ゴンタ「そこに遊ぶ余地があるっていうね。」

ウメハラ「それ故にちゃんと用意してないから詰むってこともあったんだけど、それも含めて面白かったんだよ。例えばスト6なんかだとジャンプ攻撃無敵みたいなのが設定されてたりするわけ。通常技に。」

ゴンタ「はいはい。」

ウメハラ「アッパーって一般的に対空として使われるじゃん。そのアッパーにジャンプ攻撃無敵がついてるわけ。」

ゴンタ「付与されてるわけね。」

ウメハラ「付与されてるわけ。だから落ちますよ。落ちますよなんだけど、なんか、対空だよと思って作ってるんだぁ～って思っちゃう。」

ゴンタ「なるほどなるほど。」

ウメハラ「そこはちょっとボカしてほしいっていうか。メチャクチャ判定強くてそれ対空でしょっていうのはいいんだけど、無敵までつくとそういうことなんだ～っていう意図を感じすぎちゃってみたいな……っていうのがある人間だから、いかにも弾抜け用に作られた技とか、いかにもコレのために作ったよねっていう技はちょっとイヤなんですよ。」

ゴンタ「なるほど。」

ウメハラ「開発者の意図が伝わりすぎちゃって嫌なの。こういうことなんじゃないかな？って想像するのが結構楽しかったりするのに、あっハイハイ弾抜けねとか、あっ対空ね、みたいな、なんか思っちゃうね。伝わりすぎて逆に冷めるっていうことがオレは結構あって、それでいうと、“この技結構強いでしょ？でもね、こういう技で返せるんですよ”っていうのが初めっからあると、なんかな～みたいな。」

ゴンタ「ちょっと興醒めしちゃうってとこがあるんだね。」

ウメハラ「オレはね。」

ゴンタ「ただまあ恐らくだけど、鉄拳の新規の方を拒んでた理由として、“やっぱ分からん！アドバイスされてもよー分からん！どこで殺されてるのかも分からん”っていうことがあったと思うから、そこの部分が気軽に分かるのは良いんじゃない。」

ウメハラ「いやだから、良いんだと思うよ？それで良いんだと思う。」

ゴンタ「だって無数にあるんだよ？」

ウメハラ「分かるよ。例えばだよ？（ここからFF4に例えるメチャクチャ長いトークが繰り広げられるので割愛）」

ウメハラ「格ゲーはオレ30年以上やってるし、ちょっと優しすぎて嫌だなっていうか、用意されすぎていると嫌だなっていう。」

ゴンタ「遊びの幅が狭くなる……？」

ウメハラ「っていう気がしちゃう。これ開発者も意図していないんじゃないかなっていうのが一杯あるほうが好き。」

ゴンタ「どこまでも探検したいわけだね？」

ウメハラ「そうそうそう。」

【コメント】
・わかる！人と違う対空したりしたい
・なるほど、気持ちはわかるかも
・鉄拳はあれがあってもそこまでいかないぐらいのゲーム性ではある
・分かるけど競技性意識すると、これはこういう技ですって作らないと難しそうだよね
・深みがなくなるみたいな
・誘導されてる感か
・やらされてる感
・泳がされるのは嫌う王の素質
・「要は〇〇ね？」がデザイナー側から用意されるのが嫌なのか

以上、ウメハラさんトークでした。

鉄拳8のリプレイ機能は、個人的にあって良いとは思いました。アレ無いと調べるのすごい面倒だと思うので……。自分はまだ攻めの押し付けでランクを上げられる初級者帯なので殆ど活用していませんが、強くなるならあの機能を利用しないと相当大変なことになると思う。

自分はいま臥龍ですが、すでにここらへんで結構攻めの限界みたいなものは来ている（自分が愛用していた主力技が対応され始めている）から、確定反撃といった対策を覚えないとダメかなと思い始めている。

そこの勉強の手間って無駄に時間がかかるかどうかの違いでしか無いと思うので、リプレイ機能で短縮できるならばメリットでしかないかなと。オフゲーなら鉄拳8のリプレイみたいな親切機能は要らなくて良いけど、格ゲーはこれくらい親切で良いかなと。

記事は以上です。