『ストリートファイター6』ウメハラ主催ビーストカップの問題点。プラチナ帯決勝戦の2人がダイヤ余裕のランク詐欺だった件について。ランク詐称・初狩り問題をいかに解決するか？

『ストリートファイター6』先日おこなわれたウメハラ主催のトーナメントイベント「BeastCup -DRIVE-」が幕を下ろしました。

本大会は参加者が1000人ということもあり、進行がスムーズにいかない部分があったものの大盛り上がりで終了しました。

今回の記事で自分が取り上げたいのは、参加者のランク詐称問題です。以前のビーストカップでもランク詐称プレイヤーが居たので、これは問題提起として記事で取り上げることにしました。

本大会は無差別の大会ではなくランク帯ごとにトーナメントがおこなわれていて、初心者の方でも気軽に参加できるような形になっている。

下記の4カテゴリで分けられています。

要は、ランク制限をつけたは良いものの、そのランクにそぐわない上級者が紛れ込んでいるという話。

一方的な狩りがおこなわれないように同ランク帯で試合を楽しめる配慮をしたものの、参加者側のモラルが終わっているせいで公平な試合がおこなわれていない。

トーナメントシーンにおける初心者狩りです。

さて、そのランク詐欺プレイヤーが誰だったかっていう話なんですけど、それはプラチナ帯で決勝戦に出ていた両名。

焼き餃子とYAMAMONです。

メチャクチャ面白いですよね。決勝戦の2人がランク詐称って。初狩り同士の戦いですよ。

スト6を触っていない動画勢の人は、「何を根拠に言っているんだ。憶測で晒すの止めろ！」と仰るかもしれません。

しかし本作は、CFNという機能を使うことでプレイヤーのデータを超鮮明に分析することが出来ます。CFNから誰でも閲覧できるデータなので遠慮なく貼らせてもらいます。

まずはマリーザ使いのYAMAMON氏のデータを見てみましょう。

勝率50.76%でLP14297です。ここで読者の皆さんは思うでしょう。「ランクど適性じゃないか」と。

違います。これは全モードを含めての勝率になっています。ランクマッチの勝率だけに絞るとこうなります。

ランクマ勝率約70%のマリーザ使いがプラチナ帯トーナメントに参加している。この異常性分かりますかね？

この勝率であればダイヤ適正は余裕であります。勝率45%あればLPが増えていくゲームなので。

しかもACT1になってからは1度もランクマを触っていません。なので、潜在的な強さ（ランクマにおける勝率の高さ）はもっと上と見ていいでしょう。

次に春麗使いの焼き餃子氏のデータを見てみます。コチラはもっと悪質でした。

ランクマ勝率86.59%です。

バトルハブのヌシという称号をつけているだけあって、ランクマは殆ど触っておらず、バトルハブとカジュアルマッチに多数のプレイ時間が割かれている。

読者の方はコレを、プラチナ帯のプレイヤーとして見ることが出来ますか？

多分コチラはマスターいけるレベルの強さがある。

このレベル・勝率のプレイヤーがプラチナ帯のトーナメントに出場することに違和感を抱いたりはしないですか？問題と思えませんか？

ランクを制限したトーナメントの問題点はここにあると思います。

主催者側が適正レベル同士の戦いにしたくても、こういった人間が潜り込んでくるのは避けられない。

自分は現在モダンリリーを使っていますが、その勝率はプラチナ帯を回している道中では約70%です。

認定戦でボロクソに負けて（2勝8敗）プラチナ1スタートになりましたが、それでモダンリリーの愚痴記事を書いた際に読者さんからモダン操作のボタン設定・立ち回りのアドバイスを頂いて一気に動きが改善されました。

これで自分がビーストカップのプラチナ帯にリリーで参加したら100%良くないって分かりますよね。普通の神経していたら。そして、100%叩かれるでしょう。

常識ってのがあれば、ランクにそぐわないカテゴリの大会になんか絶対に参加しません。

そこらへんの倫理観がブッ壊れているのが、今回プラチナ帯にエントリーした焼き餃子とYAMAMONの2名なんです。

じゃあ勝率どこまでなら参加していいのか。この参加ラインは凄く曖昧になってくると思うし、ライン（勝率）を細かく決めたら決めたで、わざとランクマで負けて勝率下げて適正を装うなんて輩も出てくるでしょう。だから難しい。

最近取り上げたチーターの“葵しきな”等を見ていれば、人に迷惑をかけるために労力を惜しまない輩っていうのは普通に存在します。

初心者でも楽しめるようにランク別大会を開くっていうのは良いことなんですけど、こういったランク詐称で参加してくる人間をどうやって排除していくのか？

それも課題として考えなければいけないかなと感じました。冒頭でも語ったように、今回だけの問題ではなく過去にもあったことなので。

ちなみに、ゴールド帯に出場していた決勝戦の2名は真っ当なプレイヤーだったことも付け加えておきたい。

当然そちらのデータも調べましたが、至極真っ当な戦績でした。

モラルが終わっていたのはプラチナ帯決勝の2名です。

プラチナのレベルじゃねえとか言われていましたが、実際中身はプラチナじゃないので「そりゃそうでしょ」というオチでした。

こんなランク詐欺が“ビーストカッププラチナ帯優勝・準優勝”という称号を手にして、何か得るものがあるのだろうか？「くだらねぇ」という感想以外に無いのだが……。

以上。