今回は『ストリートファイター5』の話、というより、格ゲー界全体に及ぶ話になるかもしれない。ちょっと真面目な記事なることを予めご了承ください。
記事タイトルはちょっとロケットニュース24を意識してみた。
さて、自分は日々、寝る間も惜しんでどうすればスト5がスポーツとして認められるかを考えています。
eスポーツとして何が足りなかったのか、ついに分かりました。スト5に足りないものが何かが分かったのです。
ここであるなしクイズを出題します。
Q.世間のスポーツには当たり前のように存在して、eスポーツに存在しないものは何でしょう。
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………………
その答えは“審判”です。
サッカーにも野球にもテニスにも相撲にも審判がいますよね。スポーツとして認められるためには審判が必要不可欠だと自分は気付きました。
この“審判”をゲーム内に取り入れようというのが私の考えです。
その名も、USJシステムです。
USJとは、Ultimate Special Judgement System(アルティメットスペシャルジャッジメントシステム)の略称です。
このシステム名を見ただけで勘のいい人ならどんなシステムか察せられるかもしれません。
本システムは以前私が語った「ロウカオスシステム」をより洗練させたものだと思ってくれていい。
では、私が考案したUSJシステムについて解説していく。これが実装された暁には、eスポーツの歴史が変わるかもしれません。
USJシステム
USJシステムは、対戦するプレイヤー以外にも、審判として3名がマッチングされます。
つまり、1試合に5名が参加することになる。
ランクマッチをする際、対戦を希望するか、審判としての参加を希望するか選べます。
審判は対戦を見守ります。
対戦が終わったあと、審判がその試合内容を査定します。
ひとりのeスポーツプレイヤーとして視聴に耐える相応しい立ち回りをしたか。騎士道精神に則った戦い方をしたか。汚い戦い方(コマ投げを使用など)はしていないか。前ジャンプ攻撃→リバスピ(ガイル)とかいう汚いグラ潰しをしていないか、など……。
3人の審判が対戦内容を客観的、公平な視点を持って評価する。
スト5はLPの増減がありますが、そのLPの変動には審判の査定結果も影響するようにします。
勝ったとしても、審判がeスポーツらしくない汚い勝ち方だと判断すれば、獲得できるLPは大幅に減少します。逆に、審判が美しい戦い方だと評価すれば普段よりもLPは多くもらえる。
このシステムを採用することで、対戦の立ち回りはよりいっそう紳士的なものが求められるようになります。
つまり、eスポーツマンシップに溢れる美しい世界が訪れるのは自明の理。
ぶっちゃけ思ったことありますよね?
お前そういう荒らしプレイしてまで勝って楽しいのか?そんな汚い逆択で勝って楽しいのか?コマ投げで勝って楽しいのか?とか。
そういう、ゲーム内のルールだけでは裁くことの出来ないものを、審判を用意することで制裁していこうという仕組みです。
ハイハイ、みなさんが気になっていることはわかりますよ。
八百長ですよね?
そこは問題ありません。審判は対戦しているプレイヤーのネーム、LPなどは一切分からない状態で試合を視聴します。これなら完全にフラットな目線で審判をおこなうことが出来る。
そして、このシステムはそれだけには留まらない。
ロストジャッジメントシステムも実装します!!
ここからはロストジャッジメントシステムの解説に移る。
ロストジャッジメントシステムについて
ロストジャッジメントシステムとは、審判の判定が気に入らなかった場合、対戦していたプレイヤーが審判そのものに試合をふっかけることが出来るシステムです。
判定に納得がいかなかったプレイヤーは、納得のいかない判定をした審判に試合を申し込むことが可能。住所教えろ!ってくらいの理不尽判定をされたら、このシステムを利用して審判に対戦を仕掛けましょう。
審判相手に勝った場合は、その判定は無かったことになり、判定によるLP変動の影響をゼロに抑えることが出来る。
そして、ロストジャッジメントシステムによって対戦を挑まれ、そこで敗北した審判は審判ランクが下がります。
審判もしっかりとリスクを背負っています。変な判定をしてはいけないのです。
審判に挑むプレイヤー側もリスクはありますよ。
対戦プレイヤーは審判のLPを確認できないし、審判も試合しているプレイヤーのランクは分からない。つまり、ロストジャッジメントシステムがあるからといって、対戦プレイヤーが軽々と審判に試合を挑むのもそれなりのリスクがあるのです。
査定が気に入らないといって挑んだ審判が実はグラマスでフルボッコにされたとか、そういうケースも出てくるでしょう。
ロストジャッジメントシステムで審判に敗北してしまった対戦プレイヤーは問答無用でLPが100下がります。
審判ランクについて
……そう、審判にもランクがあるのです。
審判はより審判らしい、的確な判断が求められるのです。
eスポーツ審判として実績を積み上げていきたい方はしっかりと公平な視点を持って評価し、ロストジャッジメントシステムで挑んできたプレイヤーも捻り潰していく必要があります。
LPが低い人でも、しっかりした判定をすればロストジャッジメントシステムで試合を挑まれないはずなので、審判ランクは公平な判断をしていくだけでも上げていける、はずだ。
審判として活動していく方は、審判の最高ランクである正義執行人を目指しましょう!!
まとめ
……以上が、スト5がeスポーツとして更なる発展を遂げるための私からの提案である。
USJシステム及びロストジャッジメントシステム、実に画期的な提案が出来たと感じている。
ちなみに審判はゲームソフトを持っていなくても無料で参加出来ます。じゃないと1試合に審判3人も集まりませんからね。
で、ゲームソフトを所持していない審判がロストジャッジメントシステムで試合を挑まれた場合、当然その審判はゲームソフトを持っていないので即敗北扱いになります。
なので、ゲームソフトを持っていない、いわゆる動画勢が審判をする場合はロストジャッジメントシステムで挑まれないように、しっかりした判定をおこない審判ランクを上げていく必要があります。
例え動画勢でも、審判ランクが正義執行人になれば、名誉ジャッジとして公式大会に呼ばれたりする可能性も出てくるかもしれません。それだけUSJシステムは可能性を秘めている画期的なシステムなのです。
今回のUSJシステムがあれば、格闘ゲーム界もキレイになると思います。
汚い立ち回りは自然と排除され、美しい試合のみが歴史(CFN)に刻まれていく……。私はそんな世界を目指したい。
以上。
あなた、プロゲーマー相手に勝ちたがりの汚い逆択しましたよね?
審判にバレなきゃこういう立ち回りもセーフです。