少年革命家・不登校YouTuberとして活躍しているゆたぼんさん(以下敬称略)ですが、最近九九が出来ないことをヤフーニュースで取り上げられ、多くの人に叩かれるという展開が起きました。
「少年革命家」を名乗る不登校YouTuberのゆたぼんさん(13)が、音楽グループ「Repezen Foxx(旧レペゼン地球)」のYouTube生配信に出演中、「ハーバード大学に行きたい」と主張するも、九九の掛け算が言えない一幕があり、SNS上では呆れる声が上がっている。
(中略)
内訳の説明をするなかで、ゆたぼんさんが「九九覚えないといけないんで」と言うと、出演者らが「九九」の話に関心を向けた。九の段が一番難しいと述べるゆたぼんさんは、「9×1=9」「9×2=18」「9×3=27」と順調に答えたものの、「9×4=36」で詰まり始め、「9×6=54」を言い終えることが出来ず、途中の計算を飛ばして「9×9=81」と答えた。
この一連の流れに対し、SNS上では「九九が出来んのはいくら何でもヤバイよ」「中2なのに九九ができないのマズイ」と呆れる声が上がっている。
(動画内19:46付近)
これを叩いている人間がどれだけの教養人なのかは非常に興味がある。「九九が出来ない」それだけでゆたぼんよりも上の人間になったと思って叩いている人間が多数なのではないかと。
自分は未成年のゆたぼんが大勢の人間から叩かれまくっているその構図をかなり気持ち悪く思っています。なぜ九九が出来ないだけでここまで叩かれなきゃいけないんだろう。別にいいじゃん。たまたまニュースになったから説教しているだけで、ゆたぼんの人生についてあなたたちそこまで普段から心配してないでしょって思うんですよね。
相手に知らないことがあって、それを自分が知っている。だからそこでマウントを取る。しかも未成年相手に。凄い状況ですよコレ。義務教育で知っていて当たり前だというのなら、あなたは義務教育の範囲内のものを完璧に知識として吸収しているのでしょうか。
漢字にしたって、義務教育で習う漢字全てを書ける人がどれだけいるでしょうか。
そんなに学校行くことが偉いんですかね。
自分は、もし自分の年齢のときにゆたぼんが居てくれたら勇気づけられただろうなって思う。
だって、学校行く価値なんてゼロだったし、ムリヤリ行かされた結果の現状がコレですよ。ただの高齢引き籠もりですよ。
中学で一時期いじめられました。高校では2年と3年はボッチ生活送りました。それでも学校行き続けた結果が“コレ”ですよ。学校に行く価値ありましたかって自分に問いたら“無い”です。友達が居たことはあったし、楽しい時間もゼロではなかったけど、苦痛のほうが長かった。
教師がただのゴミだってことも、学生時代に知っておくべきだった。子供の頃は、教師のことを絶対的な人物で聖人だと思いこんでいましたからね。あれはただ暴力で生徒が逆らえないように抑圧していただけ。だから自分の中で“教師は凄い人なんだ”って神格化されていただけなんです。
いじめられているのにムリに学校に行く必要なんてないと思う。これさ、分からないと思うんだよね、そういう立場になったことのない人間には。
自分の場合は、ムリに学校行ってもこのようにただの引き籠もりになったという結果・事実があるから、学校に行く価値は無かったと断言できる。高校の頃はバイトしていたから、そのバイトは純粋に楽しくて、そこは救いでした。バイトで年上の人と働いている時間の方が学校なんかよりもよっぽど楽しかった。
学校に良い思い出しかない人間が、「学校はいいトコだよ。」「良い思い出を作れるよ。」「青春を経験しないのは勿体ない」みたいなこと勝手に言ってくるんでしょうね。全員がそんな経験するわけでもないのに。ボッチにとっての学校生活がどれだけ苦しいかは経験したことがないと理解できないでしょう。拷問ですよ本当に。子供の頃の1日ってすごい長く感じたでしょう。その時間の感覚で、嫌な体験をするって本当にしんどいですよ。
だから、ゆたぼんのような不登校YouTuberは、そういう、過去の自分のような境遇のような人には勇気づけられる存在じゃないかと思う。別に学校行くことが正義なんてものじゃない。中学までは義務教育ではあるけども。
いじめられているのに学校行くことが本当に大事なのか。学校にいくことで将来の可能性云々とか言うが、自分はそんな可能性全く関係なかった。
とりあえず高校行けって、メチャクチャバカな高校行って、イヤイヤ行かされてたようなものだから授業もふてくされて殆ど寝てただけ。ボッチで過ごしただけの虚無の時間です。これ行く必要マジで無かったです。ムリヤリ学校いかせた自分の親、バカです。そもそも親の経済状況・容姿・劣等遺伝子で自分を産んだこと自体が愚の骨頂です。
バカな親から生まれた自分がコレです。性欲を抑えきれずにことに及んで、出産して、大金かけて育てた結果がコレです。子供(自分)に生きる苦しみを与えたのが他でもない親ってことになります。
自分がいじめられた原因というのが、そもそも頭が悪かったからです。授業の内容、先生の言っていることが理解できない人間でした。最近の言葉でいう“境界知能”だと思う。ただ、こんなの今更気付いたところでもうどうしようもないのが現実です。要するに、ゆたぼんが九九が出来ないことで叩かれているのと同じような原因で自分はいじめられていたわけです。
中学の頃に、他人よりも運動や勉強が出来なくていじめられ、極度の劣等感を植え付けられました。
思うに、「自分の人生を親のせいにするな」と高説を垂れる人たちも居ますが、これもろに“親のせい”なんですよね。親が産んでなかったらこの事象は全て無かったのだから。もしいま人生が辛い、苦しい、という人が居たら自分はその人に言いたいです。「それ、親のせいだよ」って。あなたが悪いんじゃないんです。親が悪いんです。
ちょっと自分語りが過ぎたので話を戻します。
YouTubeで「ゆたぼん」と検索すると、トップに出てくるのは凄いサムネイルのアンチ動画です。
いや、未成年相手によくここまで叩けるよなあって思います。流石にこのサムネはエグいなって思った。ゆたぼんだって、こんな執拗に叩かれたりしたら性格も歪んでくるよなあって思うわけです。
まあでも、ぶっちゃけて言うと九九が出来ないっていうのはセルフブランディングの可能性もありますね。話題性づくりのためというか。
動画の再生数も落ち込んでいるように見えるので、ゆたぼん自身もアンチを利用してどうにか注目を集める方法を模索している可能性もありそうだなと。そう考えるとゆたぼんとアンチの関係性って実はウインウインなんですかね……。
なんか、ゆたぼん叩きが加熱し過ぎていて、そこはちょっと怖いなと思います。未成年ですよ、ゆたぼんは。九九知らないからバカにしてもいいって風潮もどうかと思う。いじめの構図と全く変わらない。
ゆたぼんは九九を知らないかもしれないけど、逆に、あなたが知らないことをゆたぼんが知っていたり、経験したりしていることだってあると思います。
みんなが全てのことを100%こなせるわけはできないし、お互いの出来ないところや知識の無い部分を支え合ったりして、人生や世界って成り立っているのではないでしょうか。
回転寿司の動画のヤツは流石にヤバいなってドン引きしましたけど、今回の九九に関しては、純粋に無知であることを叩いているだけに見えたので良い気分はしなかった。
以上。