『ストリートファイター5』8月5日にときどさんの新ユニフォームが公開されたのは皆さんの記憶にも新しいかと思います。
かなりスタイリッシュなユニフォームになっていて、これは身体をしっかり絞っているときどさんじゃないと着こなせない、まさに専用衣装と言えるデザインでした。ガンダムで例えるなら“シャア専用”的なヤツです。
これは本当にカッコイイと思ったものです。他のプロゲーマーでこういうピッチリしたユニフォームを着こなせる人は、かなり限られるんじゃないかな。
そんな新ユニフォームの制作過程を記録したドキュメンタリー映像がつい最近公開されたので紹介します。
「ときどの新ユニフォーム制作過程に密着! 先進的なユニフォームが完成するまでの約100日間をお見せします!」というタイトルで9月1日にアップされました。
そもそもは、ツイッター上で4月7日に新ユニフォームに携わるデザイナー募集がおこなわれたのが始まりです。
ときどの新ユニフォームを一緒に制作して頂くデザイナーを募集致します。
これまでのeスポーツ選手のユニフォームの型に囚われない新しい発想で世界を舞台に戦うときどのユニフォームをデザインしませんか? pic.twitter.com/Ph52Tn9P3L— TOPANGA (@topangajapan) April 6, 2022
そこから裏で話が進んでいたわけですね。あー、そういえばこんな募集があったなと今回の動画を見て思い出しました。この企画からの新ユニフォームだったかと。
そして採用されたデザイナーが前田健治さんという方でした。なんとスト5もプレイしており、そのランクはダイヤモンドです。
デザインのやり取りも面白かった。
資料のモデルの外国人がスタイル良すぎるから、「ちょっとモデルが良すぎますけどね……」と呟くときどさん。ただ、こういったピッチリした衣装だからこそ、体型管理にも意識がいく的なことを言っていました。
ロゴデザイン「T」に関しては、前田健治さんのツイッターでも解説されています。
ロゴはときどさんを構成する理論や経験、向き合う姿勢や思考性、それらを裏付けるフィジカルやメンタル。これらの総合力をさまざまなエレメントに見立てて「T」の字に落とし込んでます。まーいろいろあるけど、やはり人間性が大切なんだぁとは思ってます。 pic.twitter.com/40HvUYbiOV
— まえけん / 前田健治 (@d_maeken) September 2, 2022
デザインが決定し、その制作はダイヤ工業さんという企業が携わることになりました。
「ダイヤ工業」公式サイトリンク:https://www.daiyak.co.jp/
こうして、様々な人が関わって制作されたのがときどさんの新ユニフォームだったのです。
これは面白い動画だったので、是非動画を視聴してみてください。
ユニフォームが出来る裏側で、様々な人達や企業が関わって、色々な相談をして、それで出来上がったのがこの素晴らしいユニフォームだったんだな~っていうのが分かって感動します。宣材写真や映像を撮るにしても、カメラマンやメイクさん、機材、場所などが必要です。
自分はときどさんの存在って格ゲー業界にとって無くてはならない人だなと改めて思いました。
プロとしての立場、見られ方みたいなものを凄い考えている人だなって動画を見て感じます。
前にも書きましたけど、ウメハラとときど、この両者が居てこそお互いの魅力が引き立っている感が凄いある。
ウメハラさんは強さは未だにホンモノで、貪欲にスト5をプレイする姿勢はプロそのもの。だけど、配信ではメチャクチャな変顔したり、体型がメチャクチャ太ったりすることあったり、その風貌がいじられたりして、なんか昔のミステリアスウメハラと違って、面白いおじさんみたいなポジションになっている。
そんな面白いおじさんだけど格ゲーに関してはメチャクチャ貪欲で、未だにトップレベル。これが凄い。ウメハラさんの魅力。
ときどさんも、強さは同じく最強レベル。ときどさんの場合は限りなくクレバー。その勝ちに行くための姿勢がウメハラさんと全く違うのが良いですよね。
勝つためなら簡単にキャラ変えするし、それで成果を出せるのがときどさんの魅力であり強み。“簡単にキャラ変え”とは言いましたが、普通の人が出来るものじゃないですから。
トップレベルで争っているプレイヤー間で、自分が長く使っているキャラを捨てて、キャラ変えして最前線で戦うのって半端なく難しいでしょう。キャラをかぶせるだけで簡単に勝てるようなゲームだったらみんなホイホイキャラ変えしているわけで。それが難しいとかだったり、プレイヤーとしての“色”を出すために一つのキャラを使い込んでいる人が多数だと思う。
だから、ときどさんがキャラ変えをして成果を出しているっていうのは、メチャクチャ凄いことなんです。これはスト5をプレイしている人なら分かるはずです。
SFL2021でときどさんがウメハラさんに対してバイソンを“被せ”て荒れましたが、あれこそまさに勝ちに徹するプロの仕事です。
メチャクチャ盛り上がりましたよね~、あれ。思い返してみれば、アンチの人が居たからこその大盛況だったように感じる。
ウメハラさんとときどさん、陰と陽ってわけではないけど、その魅力は全く違うところに位置しています。
ウメハラさんは昔ながらの格ゲーおじさん的なところがあって、ときどさんは時代の最先端を行く理論派eスポーツプレイヤー的な象徴になっていると自分は感じる。
格ゲー界の盛り上がりには、この2人は本当に欠かせない存在ですね。
この2人が居なくなってしまったら、絶対に寂しい業界になると思う。
以上。