本日マゴさんが、自身の配信上にて藤村選手のインタビュー動画を視聴し、プロゲーマーの考え方のようなものを語っていました。
藤村選手のPVについてご存知ない方は最初に関連記事をご覧ください。
藤村選手はトパンガチャンピオンシップ4のインタビュー動画にてプロゲーマーの在り方を熱く語っており、反響は相当なものがありました。
【マゴさんの配信アーカイブ】
ここからは、マゴさんが藤村選手の動画を見て語っていたことを一部書き起こしで紹介していきます。
(配信開始から2時間47分頃のトーク)
マゴさん配信書き起こし
マゴ「不動藤村。ちょっと見ていこうぜ。」
(攻略について語っていたところを見て)
マゴ「コイツ俺にケンカ売ってるのか?ホー。こいつ俺にケンカ売っとるんか。」
(配信にシフトしたプロゲーマーについて)
マゴ「ハイタニのこと言っとるの?ほう、ほう、ほう。」
(動画を見終わって)
マゴ「ほ~。あ~でも良いこと言ってますねえ。良いこと言ってるじゃん。なんか藤村も自分の言葉で言えるようになったな。いやほんとに。」
コメント:一石投じてきたな
コメント:良い煽りVだねw
コメント:マゴさんに向かって喋ってない?
マゴさん自身は変わってない話
マゴ「ちなみに、俺は変わってない部類だと思う。俺は変わってない部類ではあるかな。いやーどうなんだろう。変わってない部類だと思いたい自分では。ハハッw」
コメント:マゴしいは良くも悪くも変わってないw
コメント:マゴさんかわっちまったよ・・・Vとかガーシーとか言ってよ・・・
マゴ「いやでもこれってさぁ、言いたいんだけど、結局その、なんで……いやこれ“お金稼げるじゃん”じゃないんだよぶっちゃけ。違うんす。お金の問題じゃないんす。まあお金は勿論あるよ。お金は付随してあるんだけれども、プラスアルファでお金があることによって、人って配信のほうに寄っていく。」
コメント:配信やるのが正しいと思うけどね、業界のために
マゴ「だからその、配信することによる承認欲求とか気持ち良さだよね。人って求められてるところに力を注ぎたいわけよ。格ゲーやってる人のほとんどっていうのが、やっぱり格ゲー強くなりたいっていうのがあったと思うんだけど、その強くなりたい理由っていうのが掘り下げていくと結局周りの人に認められたいとか、強い人たちに認めてもらいたい、今まで仲良くしてた人たち、自分をバカにしてた人たちに対して認めてもらいたいっていうのがあったからこそ結構やっぱ強くなりたいっていうのがあるわけ。」
コメント:プロは承認欲求大事っす
マゴ「でもそれがさあ、配信することによって、ある程度満たされちゃってるんだよね。その似てるんだ。承認欲求を満たすという意味合いではね。ちょっとズレてはいるんだけどそれで誤魔化しちゃってるってところだよね。だから最終的なところで振り返ってみたりすると、なんか自分には格ゲーしか無いんだなって戻ってきたりする人も確かにいるわけ。」
コメント:界隈盛り上げたいって理由でいいんじゃないかなw
海外大会の辛さの話
マゴ「で、あともうひとつ、そういう風になってしまっている理由のひとつで、大会の数がやっぱり多すぎちゃったよね。確かに強くなりたいっていうのがあると思うんだけど、1回や2回勝ったところであんまり認められない世界になっちゃったわけよ。あまり認められないってわけじゃないけど。1回の勝ち負けで気持ちのアップダウンしてたら疲れちゃうわけ。影響が出てくるの、やり込みにも。」
コメント:観るぶんには良いけど、参加する方はマジ大変よね
マゴ「例えば海外大会ひとつに対して全力注いでやってました。で、ベスト8にも上がれず終わりました。儚く終わりましたってなったときに、すごいショックじゃん。でも、普通に考えたらそんなことありえるじゃん。全然ベスト8に上がること自体が難しいわけだから、そうなったときに毎回毎回気持ち込めて負けた時にショックを感じて……気持ち込めたら絶対ショックは受けるから。心が持たなくなるんだよね。毎回毎回気持ち込めてたら。それが多分プロってもんだと思うけど。」
コメント:だからこそ息抜きはほんま大事
マゴ「大会をいっぱい出ることによって、1回1回の気持ちの込め方っていうのが薄くなるのはもうしょうがないっていう。まああるよ?やっぱりそのカプコンカップだったりEVOだったりとか、1年に1回しかないような大会は気合い入れて良いとは思うんだけど、毎回毎回気合い入れるっていうのは難しいよね。」
マゴ「……っていう風にある程度自己防衛のためというか、適応していくことによって勝ち負けっていうのがちょっと……勝ち負けっていうことに対して少し鈍感になってきちゃったんだよね。」
コメント:他のスポーツの大会ツアーやってる感覚に近くなってるのかな?
コロナ禍になったあとのシーン、海外大会がキツかった話
マゴ「で、そんな中でコロナ禍になりました。ってなって、自分でやれるべきこと、自分が何をすべきかってなったときに、一番すべきだなって思ったことは配信で人を集めるだったりとか配信で求められてることをやったりとか、っていう風になってしまうのは仕方がないのかなっていう風にちょっと思う。」
コメント:結局勝ち負けだけでかファン以外見ないから自分のやり方が大事な気がする
マゴ「だけどゲーマーなんで、根本(こんぽん)のところは忘れずにっていう風に思っててほしいなとは思ってる。いまは配信に力入れてるけれども、ちゃんとしたプロシーンが戻ってきたりとか、ストリートファイターリーグの期間とかは真剣にやるとか、っていう風になったりとかすると何か違うんかなっていう風には思うね。」
コメント:基本それで良いと思う、けどだからこそ若手が一つの大会に気持ち込めてる姿が映えたりもする
マゴ「(↑コメを読んで)そうなんだよね。若手ってさ、1回1回全力でいかないと次のチャンスが無かったりとか目立てなかったりとかするから、若手はやっぱそうあるべきだなって思う。でも我々ベテランっていうのはある程度、何回か大会出れることは確約されてるから、1年通してポイント稼ぐってことになってるよね。こういう風になると思うよ。回数多くなってくると。」
コメント:ベテラン勢は勝っても負けても存在感は中々埋もれないしねぇ
コメント:その辺の対比は見てて楽しい、shutoとか気持ちこもってる
コメント:以前は海外大会回ってこそプロみたいな感じだった
マゴ「(海外をまわることについて)俺おかしな話だなと思ったよ?正直言ってずっと言ってたんだけど、流石にこれキツ過ぎない?ってか誰も幸せになってないぞっていう。見てる人たちはある程度幸せかもしれないけど、まわってる人たちは身体壊す一歩手前ぐらいまでやってて、負けたらゴミ扱い勝ったら官軍みたいな。なんかもう正直言ってキツ過ぎて……なおかつそれにお金を出すスポンサー側、チーム側っていうのも、旅費っていうのがありえないぐらい高いわけよ。だったらさ、そのぶんをさ、給料にまわしたほうがその人にとって価値があったかもしれないよねって思う。だからそのコスパが悪かったなって思う。格ゲーのプロゲーマーは。」
コメント:確かになー格ゲーの練習時間確保難しそうだし
コメント:こんなまったり配信もなかったもんなコロナ前は
マゴ「年間にね、だいたい200万とか掛かるわけよ。でも年間200万給料もらえたら結構デカくない?で、優勝したとして100万いかないぐらい。」
コメント:単純な広報費が200万なら色々できる気がする
マゴ「で、実際行ってるほうは往復30時間40時間かけてさ、現地着いて、現地着いたときもさ練習して、疲れた身体にムチ打って練習して、ホテルで疲れて寝て、そのまま大会出て……活躍できずに負けちゃった時、おれ何しに来たんだろって思いながらそのまま悔しい思いして。でも、そのまま黙ってるのもなんだから、現地で海外プレイヤーとかと練習したりとかして、無いのよ観光とか。海外いけて羨ましいなってあるのかもしれないけど、海外の選手と交流できることは確かに面白いことではあるけど、海外の楽しみは基本的に何もないの。そんな時間無いから。」
コメント:でもさー、オープントナメのあのサバイバル感が恋しいんだよねぇ
マゴ「それがまあ平均で月1回とか月2回とかあったりとかしてさ。勝ったら勝ったで良いかもしれないけど負けたらね、“あいつ終わったな”とか言われたりとかさ、結構精神的にキツいものがある中で……。で、スポンサーのほうもさ、年間200万とかそいつに出す価値ねーなと思ったりとか……。」
コメント:その事情があるからこそ側から見てるぶんには重みがあって面白かったんだけど
コメント:毀誉褒貶が激しすぎ
安牌はストリーマーな話
マゴ「だから安牌はストリーマーとしてやること。安牌はそれでいいなって思ったよ正直。確かに俺は藤村の言ってることは、ゲーマーはそうあってほしいと思うんだけど、でもどうやってお金を生み出すの?っていうところが結構あったりするからね。だからまあ全部やんなきゃいけないってことなのよ実際。俺はそう思う。いまそのプロゲーマーっていうか、格闘ゲーマーのプロシーンなんてさ、弱い業界っていうか小さい業界なんだからさ、全部やんなきゃいけないんだよね。配信でも人気を得なきゃいけない面白いことをしなきゃいけない皆に求められなきゃいけない、だけど大会も勝たなきゃいけない。その中でプライドも持たなきゃいけないと思うし。俺はいまプロゲーマーになろうって人は結構厳しい、大変と思うけどねそれに関しては。って思うわけ。」
コメント:現実はホント厳しいわね
コメント:藤村さん的ストロングスタイルも配信主体のエンタメ志向も、どちらもうまくいくといいな
マゴ「前から言ってるかもしれないけど、藤村のようにある程度雑談しながらずっと対戦を垂れ流してて、それが人が来るようになればいいなって思いはするんだよやっぱり。思いはするの。だけど現実世界そんな甘くないんだ。だって見てるほうは楽しいほうがいいから。」
マゴ「まあマジで難しいね。大会である程度良い成績残してたとしても……ときどくらいぶち抜けてる成績を残してたら別だけど、この人強いなって認識がある中でその人の配信とか見てみると10人とか20人とかしか見てなかったりするとさ、“その人ってどういう効果があるの”って思わない?スポンサーにとって。いや強いは強いよ、みたいな。そこ難しいなって思ってんのよね。俺は強くあってほしいなって思うんだけども、強くあったら経済効果生み出せるような広告塔になれればいいなって思うんだけど現実世界やっぱそんな甘くないんだよな。強いなって思われてるだけ。わざわざその人の配信を見に行かないってのが殆どだよね。」
コメント:メチャクチャ過疎だもんねこの業界
コメント:勝利にリアルスポーツぐらいの権威が欲しいっすねぇ
コメント:鉄拳界隈が今マジそこ
マゴ「それは別に見に行けってわけじゃないと思うし、そういう風なものだなって思っちゃってるからな。だからその中でどういうふうに我々が適応してくのが俺は大事なのかなって思う。ハイタニみたいな家庭のこともあり、ストリーマーのほうに全振りしていくっていうスタイルは全然有りだと思うけどね。スト6になったらもどってくるかもしれないしね。」
コメント:他のゲームでも強さ=視聴者数ってわけでもないし
マゴ「こういっちゃなんだけどシノビズムの中で一番利益をもたらしてるのってごめんだけどハイタニ。ってなんない?そういう風になっちゃってんだよね。強さが関係ないんだよあんまり。でも強いことで注目されるってことはある。だから最初に強くあることが大事。目立つためにね。メッチャムズいよなあホントに。」
まとめ
長くなりすぎたので書き起こしはここまでにします。ちょっと面白い話をしているなと思って書き起こしたらトークが予想以上に長く、全てを書き起こすのはムリだと判断しました。
このあともまだトークが続くので、詳細は冒頭に貼付したマゴさんの動画からご覧ください。
格ゲーの中でストリートファイターが流行ってることについては、「俺らはたまたま注目されてる世界だった。我々はそういう風に思うべき、謙虚であるべきと思っている。」とも語っていました。
(STGや他の格ゲーがストリートファイターほど流行らなかったといったコメントに対して。これらの世界はYouTubeで救われたとも語っています。)
ちなみにカワノ選手についてマゴさんはかなり評価していました。
大会で勝って動画もアップしてチャンネル登録者数も増やしており、現代のプロ格闘ゲーマーがやるべきことをちゃんとやってると評しています。
カワノ選手はミルダムからYouTubeに移動後、多くの視聴者を集めていたので当ブログでも記事で取り上げました。
根本(こんぽん)のふりがなで笑った
これに関してはマゴに同意だな
珍しく客観視してシーンについて語ってると思うわ
ハイタニが大会実況で視聴者取ってるのすげー嫌い、金の亡者でしかない
バロラントでもスタヌーとかシャカにオフィシャルがお願いして大会ミラーしてんだよなあ
その考えはもう古いんだよ
藤村が今回のトパチャンで配信重視のプレイヤーを押しのけて優勝するなら言い分も理解出来るけど、
それが出来ないなら只のイキったヤツっていうだけだよね。
初戦も配信重視のりゅうせいに負けちゃったし。
使うキャラ軒並み弱体化されていく歴史なのはちょっと気の毒
そりゃ一番つええの毎回使ってりゃそうなるけどさ
ストVが注目されてるってよりカプンコが頑張ってプロシーン盛り上げてるんだよなー