『オーバーウォッチ2』サポート（ヒーラー）が奴隷ロールと呼ばれる理由。これがあるから奴隷からの脱却は出来ない。

『オーバーウォッチ2』今回は、サポート（ヒーラー）がなぜ“奴隷”と呼ばれるか語りたいと思います。

先日サポートを触っていて、「やっぱりマジで奴隷だよなぁ」と改めて感じたので記事を書くに至った。

自分がまず一番に思うのは、サポートでいくら頑張っても勝利に繋げづらいところ。

サポートは味方の回復がメインの動きになるから、自分自身が勝利に繋げる立ち回りは殆どできません。

中にはDPSかよってくらい暴れまわるクソ強ゼニヤッタもいますけど、そんなのはセンスあるごく一握りのプレイヤーだけです。

例えば↓の成績。自分はモイラを使っていましたが、タンクの練度が敵と味方で明らかに違うのが分かります。ラインハルトとオリーサの成績を見てもらえれば無理ゲーなのが一目瞭然です。

ここまでタンクの腕前差があるとヒーラーはどうしようもないです。

この状況を打開できるパワーをサポートは持っていません。

要は、勝敗が味方に大きく依存されてしまうロールってこと。

サポートを使うときの勝敗はタンクの強さ、DPSの臨機応変さにかかってくると自分は思う。運ゲー要素が強い。

また別の試合では、タンクが延々と相手に刺さっていないキャラを使っていたので、ここで自分は初めて業を煮やしてテキストチャットを使いました。OW2をプレイしていて、この試合が初めてです。

相手にD.VA、ジャンクラットが居るのに自チームのメインタンクは延々とラインハルトを使っていました。ラインハルトはジャンクラのグレで速攻盾が破壊されるし、エリアをろくに進めず膠着状態が続く。

試合のリプレイで画像を撮ったのでご覧ください。青が敵チーム、赤が自分のチームです。自分はゼニヤッタ使用。

↓の赤丸で囲んだ敵ジャンクラットがメチャクチャ好き放題暴れていました。

なので、自分はここでテキストチャットをついに使用。

「ジャンクラいるのでザリア刺さると思います」

こう言いました。自分自身はテキストチャット表示をオフにしているので相手の反応は見れません。ってか自分がテキチャ表示オフにしているから、このチャットが伝わっていたかはこの時点では怪しかった。

ザリアを出すべき理由を細かく言うと、ザリアならジャンクラのグレで最大火力を維持しやすいし、ザリアビームならDVAのディフェンスマトリクスも貫通する。そして自分がゼニヤッタだから、不和のオーブもある。こういった理由があった。

まあ戦闘中にこんな長文打てないので、ジャンクラ居るならザリア刺さると思いますと短く言った。

相手のタンク（D.VA）を崩すにはザリアが最適だったと自分自身は判断し、テキストチャットをおこないました。

一応この編成のままで、すげー苦労してラインを進めることは出来た。オーバータイムに入っていたけどね。

そして最終ラインです。

ここでラインハルトが死亡してザリアに切り替えてくれました。つまりテキストチャットは通じていたことが分かる。

この試合は勝利することが出来ました。ランクマッチだったので防衛戦もありましたが、無事に守り通せました。

こんな感じで、タンクやDPSが相手の編成見てピック変えてもらわないとキツいってシーンがサポート触っていてメチャクチャある。

相手にコレいるならコレ出してくれよみたいなの。

サポート触っていると、高頻度でこのもどかしさと付き合うことになるのがしんどいです。純粋に相手が強くてピックは問題なくても負けるっていうなら仕方ないけど。

やはり一番大事なのはタンクの強さだと思う。

1体しか居ないロールだけに、タンクゲー成分がかなり強い。DPS触っていても、タンク差があるとキツいな、タンク差で負けてるなって思うことがある。

まあこういう格差マッチみたいなのはそこそこの頻度であるから、どうしようもなかったりするけど……。

でもDPSならサポートよりも全然融通は効く。ソンブラで45キルしたときはゲーム動かしている感じがして超気持ちよかった。

DPSなら相手のピックに対して何を出すか考えられるぶん、全然ゲームを変えられる可能性はある。

これがサポートだと、どうしようもないんすよね。

サポートが勝てるためのピックなんて、難しい。どっちかというと自衛のためのピックをしなければいけないから。

勝つためにどうすればいいか～っていうことが出来ないのが、サポートは奴隷と言われる所以だと思います。

タンク死なせないための回復は本当に頑張らないといけませんしね。タンク落とされたら一気に瓦解するゲームなので。

だから、サポートメインで頑張っている人はすげえなって思うし、ゼニヤッタでゲーム動かせている人もすげえなって思う。

ゼニヤッタなんてソンブラやらトレーサーに轢き殺されるキャラ筆頭だけど、そいつらを余裕で返り討ちに出来るAIM力ある人なら、ゲーム動かせる人でしょうね。自分は無理。

あとは前にも言ったけど、特攻ゲンジにヒール要求されてクソ腹立つのも、奴隷感ある理由ですね。

ゲンジならヒール届く距離まで自分で生きて帰って来いやって思うんすよ。「俺が死んだのは回復をしないサポートが悪い」みたいな責任転嫁されやすいのが、奴隷らしさあるよね。

そりゃ自分が攻撃に集中していて回復を疎かにしていたならそう言われるのも分かりますけど、勝手に回復届かないとこまで突っ込んで死なれて回復が必要だ言われても勝手に死ねとしか思えません。

自分からは以上です。

勝利に貢献出来る部分が少ない。これがサポートが“奴隷”である一番の理由だと思います。やることのメインは対戦相手との撃ち合いじゃなくて味方の回復ですからねえ。

『ガンダムエボリューション』はそこらへん上手くやったなって思う。