ヌキさんの『カプコンファイティングコレクション』配信にて面白いトークがあったので、今回はそちらを取り上げます。
一番好きな格ゲーを聞かれてから広がったトークが、思いもよらない方向に進んでいきました。
不遜時代の話、スト5のシーズン2がクソだった話などが出てきます。
以下、書き起こし。
コメント:3rdじゃないんだ
(一番好きな格ゲーを聞かれて)
オオヌキ「3rdも別に嫌いじゃないけど。それウメハラにも勘違いされてるんだけど、オレ別に勝てるゲームが好きなわけじゃないんすよね。面白いからやりまくって強くなって勝てるんで、過程が違うんすよ。ウメハラにもそれ言われたんだよね。」
オオヌキ「“オオヌキスト6向いてそうで勝てたら絶対やり込むじゃん”とか言われて、いやいやいやいや、勝てたらやり込むんじゃなくて、面白いからやり込んで勝てるんだって。過程ちげーのよお前って。」
オオヌキ「ウメハラちょっと違うのよアイツ。過程がちげーから。勝てるゲームをやってると思われてんのよねオレ、ウメハラに。勝てても辞めてるゲーム結構あると思うんだけどな、ウメハラの前で。例えばカプエス2とかも日本一勝ってたけど、全国大会優勝したけど、ゼンキャンに出てスパッと辞めたからアイツそういうの覚えてないんだよなあ。」
オオヌキ「なんなのマジで。マジ、なんなん。オレを常に悪者にしたい感じ。まあそれも好きなんだけどさ単純に。好きなんだけども。」
コメント:ww
コメント:キュン
コメント:“好き”
コメント:デレんなw
コメント:イチャイチャするなw
コメント:ここにきていちゃついてて笑う
コメント:何だかんだスト5も勝ててましたしね
オオヌキ「でもアレはマジで何だかんだだった。いまだから白状するけど。配信外で全くやってなかったからそりゃ勝てねえよ。アイツら一生やってんだもんwハッハッハw」
オオヌキ「配信の縛りもあったね。スポンサーが配信会社(オープンレック)だったから。スト5の最後シーズン1メチャクチャ飽きてて、シーズン2でゴミみたいなキャラにされて全て終わったオレの中で。ストファイブは。面白く調整してくれればいいんだけどさ。」
コメント:勝ちまくりながら「つえーw」にはウメハラは苦言を呈していた
オオヌキ「この定説、何回も説明してるから面倒臭いんだけど、オレ若い頃ってなんかウメハラみたいに勝って一生クールにしてるのがムリで、何かしら言ってあげなきゃみたいな。だからさ、一応10-0付けてるにしてもさ、相手に良いところあるわけじゃん。」
オオヌキ「そういうところはちゃんと褒めてってあげないと対戦相手の人に悪いかなって思ってたんだけど、まあ“強い”って言うのは確かに違うよね。あと、自分で言うのもなんだけど、オレに負けても別に強いじゃん。ハッハッハwと思うのよw」
コメント:不遜 不遜
コメント:強い(俺ほどではない)
コメント:こーれは不遜w
オオヌキ「オレには勝てないけど、例えばクニとか、クニってオレに勝てないけど強いじゃん別に。っていうのもあんのよ。ホントこの人上手いなーって思うけど、ごめん流石にオレこのゲーム世界一ツエエしみたいな感覚もあんのよ。」
オオヌキ「なんかねえ、ウメハラはアレなのよね。ちょっとアイツは捻くれてんのよ。ホンマにwウメちゃんは捻くれてる。そこが良いんだけどね。そこが良いんだけど、俺のオトチュンさんが言ってる、10-0でボコボコにして“いやーメチャクチャ強かったっすよ!”ってあのオトチュンさんのネタとは違うからね!ハッハハww」
オオヌキ「オトチュンさんのネタとは違うから。俺は親戚のおばさんとかも会うとき“オバサンメッチャ痩せて綺麗になりましたね~!”とか言ってたもんね。」
オオヌキ「なんか、とりあえず人を褒めるみたいな癖は子供の頃あったわ。あんま良くない癖だなと思って二十歳ぐらいで辞めたけど。」
コメント:お世辞
コメント:いえいえとても素敵だと思いますよ
コメント:これは慇懃無礼
オオヌキ「そう、お世辞っていうか人を喜ばせることが好きだから、それが子供の中で“褒める”だったんだよね。でもそれが確かにちょっと違うなということを途中から考えはじめてて、それはあんだよね。人を喜ばせたい精神は性格上あるんですよね、昔から。」
コメント:多分教師とかコーチングに向いてる
オオヌキ「今日遊ぶこの人と、俺と一日遊んで楽しかったって思ってほしいみたいな。っていうのを凄い考えちゃうから、それが間違った方向に子供の頃はあったよね。オバサンに“今日もキレイだね”とか言っちゃうのはね。良くないなって。小学校のときとかって分からないんだよねそういうの。」
コメント:漫画と真逆じゃん!
コメント:ただのええ人やん…
オオヌキ「それは大人になって学んで変わってった。良いところって人っていっぱいあるじゃん。そういうとこ探しちゃう。だけど、高校の時とかにボコボコにして“強いね”って言ってたとは思う。あんときはガキだったから、性格捻くれてたから。」
オオヌキ「15のときに全国大会優勝してチヤホヤされてゲーメストに載って色々なとこに呼ばれて、そのあとの全国大会でもウメハラ以外に負けなくて常に2位みたいな。ちょっと天狗っていうか、なってたんだけど、時代もあったんだよ俺には。あったんだけど途中から社会に出たりとか一般の知り合いの人が出来たりとかするじゃん。」
オオヌキ「そうするとゲームが強くてイキってるやつキモってなるんだよ。まさにそれが自分で、そっから変わったなって思うよね。“俺すごい”えっ、なんも凄くねえじゃんって途中で気付いて。多分これって何かでトップ取った人って1回この現象って陥ると思うんだよね。」
オオヌキ「で、ウメハラの青春って俺のそこ(不遜時代)だったから、ウメハラの印象で残ってんだよね。俺が良い人ってわけじゃないんだけど、俺が自分だ良い人ですよってアピールじゃなくて、オレ別に全然良い人でもないし、普通なんですけど。そういう性格だったなと確かに思う。」
オオヌキ「ウメハラが言ってることはウソでもないし、子供の頃は確かにそうだったな~と。」
コメント:漫画のヌキさんめっちゃいいキャラだと思うけどな
オオヌキ「マンガに描いてあることも半分ウソだけど半分本当みたいなもんだし。」
コメント:スポーツ選手とかは引退して一般社会に入ると気付くらしいですね
オオヌキ「う~んそうだと思うよやっぱりねえ~。現役のときはそういう感覚なると思うよ。それをいつ気付くくかと、ウメハラみたいに“オレ一生王”って言ってたほうが良いタイプもいるじゃん。これもまた難しいんだよね、そっちのほうがオモロイみたいな。なんか二通り居るんよねそういうの。」
……このあと、ボンちゃんがメッチャ良い人っていう話に続く。
以上、ヌキさんの面白トークでした。
いまは聖人とも言われるヌキさんですが、昔は結構な不遜時代もあったわけです。
この不遜時代のヌキさんはマンガ「ウメハラ FIGHTING GAMERS!」でも出てくるので、要チェックです。
まだやってたのか。聖人とか不遜とか意味わからんけど、べつに普通に性格はずっと悪いに決まってるだろ。
とにかく結果出してくれよ。今でも一応期待はしてる。
カプエス2の「ゼンキャン」は「前キャン」(前転キャンセル)のことですね
この話をした次の日くらいに裏獣道で昔のヌキさんに戻ってて草
正直、諦観したようなヌキさんを見るのはつらいから、ただ純粋に格ゲーが好きでやんちゃな少年の心をずっと持ってて欲しい
ヌキさんはどっちかっていうと邪悪って言われてると思うけど
もちろん邪悪なヌキさんが大好きです
昨日のファイコレのコタカさししさそりとの聖戦も煽りまくりでマジで面白かったので必見よ
聖人……?
笑ってなんでも肯定出来るのは一見人間が出来てるように見えるけど、やっぱ過去があるからイマイチ信用がないというか……
スト6が面白いゲームで、ヌキさんをシーンでもっと見かけるようになったらいいな!