アマゾンプライムビデオで映画『ミッドサマー』を視聴しました。
Amazonにアクセスしたらオススメみたいな感じで視界に飛び込んできたのがこの映画だった。あらすじを見て“とあるマンガ”を思い出したので、それもあって視聴することにした。ひょっとしてあのマンガと似たような内容かな、と。
ネタバレ有りで感想言います。以下のあらすじはAmazonからの引用。
アメリカで暮らす大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、交換留学生であるペレの故郷スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる祝祭に誘(いざな)われる。
その村では、90年ごとに9日間の浄化の儀式が行われ、人々は着飾って様々な出し物をするのだという。
人里離れたヘルシングランド地方、森の奥深く、美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。
しかし、閉鎖空間の中、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
引用以上。
要は、文化の違いですなって映画でしょうか。
儀式とやらで、スナック感覚で人が死ぬけどそれを当たり前のこととして受け入れ、儀式の行程をこなしていくホルガ村の人々。
その村に訪れた主人公一行は、その文化の違いの儀式に戸惑ってヤバいところに来たなみたいな感じになって、だんだんと雲行きが怪しくなってきて、視聴者側もここからどうなっていくんだろう、と気になって視聴し続けるような作りになっている。
自分的には、文化の違いなんだなーで終わった映画でした。最後の主人公の笑みは一体何だったんだろうか。気に入らない恋人を生贄に選んでザマァみたいな感じ?村の仲間になれてヤッターってところ?
衣装が凝っていて、雰囲気を演出するのは上手だったから最後まで観てしまったのだが、面白いかと聞かれたら面白くなかったです。
雰囲気に釣られて最後まで観ちまったわって感想でした。最後もしょーもな、でした。あとエッチなシーンもあったんですけど、そこの裸の老女達はちょっと視界に入れたくなかったです。エッチでしたけど、老女が視界に入ってきてちょっとそこは邪魔でした。あのシーンはギャグっぽくて、リアルに「ギャグかよ」と呟いてしまいました。
90年に1度の儀式の割には、ずいぶんエグいことをすんなりこなしていくなあという疑問も残る。
最初に語った“とあるマンガ”というのは、「うああ哲学事典」です。
これは哲学をテーマにした短篇のマンガが複数収録されているんですけど、その中に似たような話があったのです。
話の内容はおぼろげだがこんな感じだ。
山中で迷った人物が何かの拍子で知らない場所にワープしてしまう。ワープした先は原始人のような生活を送っていた人々の集落だった。その人達はみんな親切にしてくれて、主人公も原始的な生活に馴染んで平和な日々を送っていた。しかし、そこでは人を食うのが常識になっていてそこで驚いて逃げ出した、みたいな話だったかと思う。食べられるのは至上の喜びなのに、なんでそんな嫌がるんだ、と。
単行本は持っているのですが、ちょっと部屋の中探したんですけど見つかりませんでした。
まさに『ミッドサマー』と同じような感じです。当事者達からしたら当たり前の文化として定着しているものが、部外者からしたらとんでもなく異常に見える。
このマンガの話は『ミッドサマー』と違って面白いけどね。短くてサクッと終わるし。
だから、この映画は文化の違いだなーってのが、自分の感想です。ただし、生贄を村人だけでなく外部からも引っ張ってくる点については、文化の違いとして済まされない部分と言える。
外国人が納豆見て気持ち悪がるのと同じようなものじゃないかなと思います。日本人の立場でいうとバロットが気持ち悪く感じるようなもの。
それを大袈裟に表現したのがこの映画。……というのが自分の感想だ。Amazonの評価は高いが、自分的には面白くはなかった。
ホルガ村の女性達がキレイなのと、エッチなシーンがエッチで良かった(老女は除く)のと、雰囲気の出し方が上手だった。褒められるのはここらへんの部分ですね。
映画として評価すると、自分はつまらなかったです。
序盤が冗長気味なのもいただけない。面倒な性格をしている主人公の姿を結構長く見届ける必要がある。
自分的には胸糞とかそういうのもないです。言うなら旅番組ですよこれは。2時間20分以上に渡って繰り広げられる旅番組です。
これは時間の無駄だった。トゥモロー・ウォーを観た時のような、時間の無駄感を味わった。エッチなシーンはエッチで良かったんだけどね。でも老女の裸は出さないでほしかった。アレは視覚への暴力です。演出で必要ってのは分かりますが。
以上。
※追記:雑記程度に書いた記事ですが、アクセスが予想に反して多かったので追記しておきます。別に本気でエッチなシーンがあって良かったと思ったりもしなければ興奮なんかもしていません。「ギャグかよ」と呟いたくだりでそこを分かっていただけるとありがたいです。私のサイトはゲームメインのブログでして、映画の感想記事にアクセスがここまで集まるとは思わなかったので、エッチなシーン連呼して不快になられた女性読者の方が居たら申し訳ございませんでした。自身のサイトをエゴサしたら、「あれをエッチなシーンとしか見れないなら楽しめるわけがない」といった意見もありましたが、あれはエロが目的なシーンでないことくらい分かっています。流石にそこを理解していなかったら目閉じてるのと一緒でしょう。純粋に映画として面白くなかったです。それが私の感想となります。
※「うああ哲学事典」の話ですが、Amazonのページで試し読みが出来て、その試し読みの範囲内に私の言っていた話が途中まで掲載されていました。
レヴィ=ストロースの「文明」と「未開」という話が自分の言っていたやつです。興味があればご覧ください。途中までしか読めないけどね。
「文化が違い」より、
「共産主義と個人主義」というテーマかな?
ホルガ村の人は、グループエモーションで暮らす。「空気を読む」と同じように、飯を食べる前に、周りの人の気持ちを感じ、始める。御葬式の失敗があっても、ホルガ人々も親父の痛みを感じた。ホルガ村の人は、周りの人と繋がっているかな?カルトっぽいと思う。
逆に、アメリカ人たちはグループの気持ちを感じない。かんじたくないかな?人類学の二人は文化の違いを勉強するけど、ホルガ村の文化を体験しない。3人の男子はわがままだった。研修の協力が嫌だったとか、ホルガ村の式はどうでもいいとか。(後で、クリスは本当に災厄の彼氏だった。)アメリカ人たちはホルガ村の人の気持ちを乗れられなかった。
エッチのシーンはあまりエロくないだろう?女子たちは、グループとして気持ちを(歌声も)合わせながら、クリスと遊ぼうとおもったけど、クリスは女子たちの気持ちと繋がらなかったと思う。
これ不倫とかされて失恋&離婚した人が見るとスッキリするかも。
現に女性の視聴が多かったって出ていたし。
エログロ目的で見ると拍子抜けだよ
エッチエッチうるせーぞ童貞
ごめんなさい。
まあハリウッドは正直「アメリカも奇妙だけど外国も奇妙だよ」とやりがちなんですよ。
そうしないとアメリカで興行収入が上がらないんです。例えばアメリカのメディアが日本の
治安をほめている時期にロスト・イン・トランスレーションで日本人は英語が出来なくて
人として奇妙なアジア人として描かれていることが話題になり、Rotten Tomatoesでも
高評価を得ました。ミッド・サマーも当時北欧の方が福祉や治安が安定してて素晴らしいと
アメリカのメディアやSNSで取り上げられてて、そこに「いやいやスウェーデン人はこんなに
野蛮で頭おかしい文化があるぞ」と貶す部分を入れた映画が公開されました。なんでこんな
他国を侮辱する作品がタイミングよく作られるかは、アメリカの一般市民が性格悪いからです。
アメリカのメディアやSNSで日本いいねでアメリカだめが言われると、逆に日本をバカにする
ローガン・ポールというYouTuberや映画が人気になります。アメリカは基本自国賛美と外国
批判をやる傾向が強いのです。日本だと他の国を見習おうとメディアが取り上げますけど、
アメリカだと他の国も異常だからアメリカの方がマシだという印象操作をやっています。