邦画『CUBE 一度入ったら、最後』をアマゾンプライムビデオで視聴したので、少し感想を語ります。
この映画、発表当初は結構話題になっていた記憶があります。なんせ、洋画の名作『CUBE』をリメイクした作品ですからね。トレーラー公開の時点で駄作の雰囲気プンプンしていましたし。
※『CUBE』初代は名作だが、後に続く作品は正直……。
あらすじを見れば分かる通り、ベースは完全に『CUBE』です。
無数にある立方体型の部屋(中にはトラップがある部屋も存在)を渡り歩き、出口を目指していくサスペンス映画。
目が覚めるとそこは謎の立方体=CUBEの中だったー。突然閉じ込められた男女6人。エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員。
彼らには何の接点もつながりもない。理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。
仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…恐怖と不信感の中、終わりが見えない道のりを、それでも「生きる」ためにひたすら進んでいく。
果たして彼らは無事に脱出することはできるのか?!
Amazon評価の低さに加え、邦画で面白い映画が純粋に少ないってことで期待せずに見ましたが、結論を言うとボチボチ楽しめました。
冷静に考えれば、元が名作中の名作なわけで、そのリメイクなら大ハズレの駄作になることは無かったのです。
ただ、後半からはちょっと邦画ならではの“臭さ”が飛び出てくる。
回想シーンとか、感動を誘うような無駄なやり取りとか、そういうのは邦画ならではだよな~と思いました。ここは悪い部分です。
中盤までは割と普通に面白くて、それ以降が微妙って感じの映画。勿論、『CUBE』自体が面白いからこそ、この邦画がまともに見れている理由ですよ。パクりまくっているからこそクソ映画にはなっていないってこと。
言ってしまえば、これ見るくらいなら洋画の『CUBE』見たほうが良いですから。
いまはアマプラで見れなくなっているので、とりあえず無料で『CUBE』を見たいっていうならこの邦画リメイク版になりますね。まあ有料でレンタルしてオリジナル版見たほうが絶対に良いと思います。初CUBEの場合は。
劣化邦画版で初めての『CUBE』を体験するのは止めたほうが良いでしょう。
なんというか、勿体ないです。しょうもない劣化版に“初めて”を捧げるのは。オリジナル版の監督が制作に協力したみたいですが、どれくらい関与したかは分からないです。
もう1度言いますが、映画自体の評価で言えばボチボチ楽しめた作品でした。でも、これを見るくらいなら普通にオリジナル版『CUBE』で良いって話です。
オリジナル版『CUBE』を見て、また別の新鮮さを味わいたいっていうなら本作を見るのが良いでしょう。自分は邦画リメイク版がどれくらい酷いのかなって気になったのが視聴理由。
以上です。
余談ですが、子役の子供がモンスト配信者のしろさんにメチャクチャ似ていて、そこはずっと気になっていた。
俳優のファン向けに日本人キャストにするだけでも需要あるからいらん味変はしないでほしいね
リメイクオリジナルのテコ入れ部分は見ているこっちが恥ずかしくなりました。
無駄にオリジナリティ入れてマイナスになっているの残念ですね。