みなさんこんにちは。
ツイッター界隈で「語弊力」という謎の言葉を使っている人が多くいるようで、それが話題になっています。検索すればわんさかと出てきます。語弊力って何なんですかねえ……。
語弊力というパワーワード
どう打ったら間違えるんだろ— yuzu (@mizukichi_t) March 11, 2021
わいの語弊力が足りなかったかな。震災は大変な事よ。それをいちいちツイートしてあたかも自分が綺麗な人間に見せてるのが気持ち悪いって言ってるの。特に普段は社会の歯車にもなってない無職がそれを言うとそれはもう単なるオナニーしか見えんわ。どうせ今日も社会の義務放棄してパチ屋いるんだから
— マダオ (@S7RLWqsaASzkX0g) March 11, 2021
果たして釣りなのか否か、分かりづらいです。
ツイッターも最早民度で言えば5chと変わらないような様相ですし、こういうのは“高度な釣り”というケースもあります。
いわゆる“釣って楽しむ”という、古き良き2chの文化……スト5で言うならシミーみたいなものですが、それがツイッターにも浸透してきているのでしょうか。……とは言え、あまりにも語弊力の使用者がワンサカ居るので、流石に釣りではなく勘違いで使っているケースなのかなと察します。
これが釣りでないとしたら、語呂力の無い日本人が増えているということになり、少し悲しい気持ちになりますね。
日本人としての誇りをもって、しっかりした言葉を使っていきたいと自分は思います。語呂力を鍛えたいなら、過去の私のように、漢字の勉強をするだとか、そういうのも有りでしょう。自分は変換ミスレベルの誤字を上から目線で指摘されるのは嫌い(上から目線でないなら問題ないです)ですが、“語弊力”のように、読み方や意味が全く異なってくる言葉なら指摘しておかないと流石に不味いですよね。
正しい言葉を使うことが、日本人としての誇りだと思います。普段から正しくない言葉や、“ウンチ”とか“クソ”みたいな汚い言葉を使う人間は、ハッキリ言ってダメだと思います。
皆さんがよく使っているであろう独壇場(どくだんじょう)という言葉も、本来は独擅場(どくせんじょう)という使い方が正規のものでした。これは慣用句になっているどころか、独壇場のほうが定着してしまっているので誤字という扱いにはならないのですが、独壇場ではなく独擅場を使っている人を見ると、この人は理解っているなというのが伝わります。そして語弊力でも語呂力でもなく、正解は語彙力なんですけど、この部分をしっかり読んでいる人も少ないかと思うので紛れて書いておきます。釣りです。こういう間に挟まれた文章をしっかりと読む人はそんなにいないでしょう。語彙力の「彙」って、私が所持している漢検2級で学ぶ漢字です。
ただし、この語弊力問題に言えることは、釣りと理解されなければ単純にバカ扱いされてしまうことです。釣りというのは非常に難しいです。あらかじめ釣りと分かるような縦読みを仕込むかするなどの対策は必要です。仕込み無しで釣り宣言をしてしまうと、「後釣り宣言」と呼ばれることもあり、単純にバカにされてしまうので注意が必要です。釣りのテクニックというのは一朝一夕で身につくものではない。仕込みをしない釣りの場合は、釣れても黙するのみです。
そういえば、ちょっと前には訃報をトホウと読む人も居て話題になってましたよね。これも釣りでやったとしたなら、かなりの釣果だと思います。
ツイッターで簡単に釣れそうな言葉を挙げるとするなら、美人曲です。美人局(つつもたせ)を普通に読まず美人曲(びじんきょく)と書いて、これを突っ込まれたら、「あ~誤字ったわ」と言いましょう。美人局を読めるとしたら誤字りようがないので、これは絶対に釣れると思います。自分は美人局関連のニュースがツイッターに出たらこれを使おうと思っているのですが、中々に使うチャンスが訪れません。
自分からは以上です。
ちなみに私は過去に、「ガイルはSじゃない」というスト5関連の記事を書いたのですが、この釣りは誰一人にも看破されませんでした。最後が縦読みで、記事中で書いたことを無に帰すようなオチになっているのですが、ツイッターではガイルはSだろといったようなマジレスが沢山されていました。かなり分かりやすいオチをつけたつもりなのですが、多分誰一人として気付いていないです。記事内では“テポンシャル”という言葉も使っていますが、それも釣りです。