ブレスオブザワイルドを自身の手で触るまでは、クッソ失礼なんだけどシリーズファンによる過大評価な作品なんじゃないか?と怪しんでいました。
だが、蓋を開けてみれば世間の高評価も納得、良く出来たゲームだということが実感出来た。
ここからは軽く俺のゼルダ歴を語りつつ、簡潔なレビューの流れに持っていきます。
タイトルに書いたとおり、俺は風のタクトでゼルダの伝説シリーズを投げました。
なぜ俺はゼルダシリーズを触らなくなったのか
俺がバカだからです。
謎解きというものが苦手なんです。
謎解きで詰まったら永久に進めなくなってしまう。
RPGならレベルを上げれば突破できるけど謎解きは違う。
解法が分からない限り永久に先へ進めない。
これが辛い。
昔のこともあまり覚えてないが、風のタクトは謎解きで投げたことは間違いない。
そんな頭の悪い俺が、久しぶりに手を出したゼルダが「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」だ。
約14年ぶりのゼルダ、それだけ俺がゼルダに対して苦手意識を持っていたというわけです。
管理人がプレイした「ゼルダ」シリーズ
機種 | タイトル | クリア状況 |
SFC | ゼルダの伝説 神々のトライフォース | 未クリア |
GB | ゼルダの伝説 夢を見る島 | クリア |
GC | ゼルダの伝説 風のタクト | 未クリア |
夢を見る島は攻略本があったのでクリアすることが出来ました。
あと、このゲームは少年の心を掴む魅力があった。
バグによる、本来の進行を無視したエリア移動を楽しんでいました。
初代ポケモンもそうなんだけど少年時代は「バグ」がゲームを面白くさせるスパイスになっていたように思う。
ブレス オブ ザ ワイルドのここが凄かった
スナック感覚でアハ体験が楽しめる「祠」
ワールドマップに散りばめられた祠(ほこら)。
この祠はオープンワールドゲーによくあるコピペの洞窟とかではない。
祠ごとに多様な謎解きが設定されていて、クリアするための方法が全く違ってくる。
とにかく、バリエーションに富んだ謎解きで、そのどれもが面白い。
こんな俺でも、今のところは詰まずにクリア出来ています。(10分くらい悩んだ祠もあったけどw)
1つの祠に1つの謎解きっていうシンプルな形になっていて、スナック感覚で楽しめます。
この祠はどんな謎解きが待っているんだろうってワクワクします。
謎解きが嫌いな俺だったのに、ブレスオブザワイルドの祠は楽しめています!
絶対にクリアしなければならない、というわけでもないです。(多分)
祠をクリアすることで得られるメリットはライフ上昇、スタミナ上昇です。
謎解きで詰まってどうしようもないならスルーしちゃえばいいっていうスタンスっぽく感じる。
物語の進行上、絶対にクリアする必要のある最初の4つの祠は難しくありませんし、謎解きで進行が詰まるということはないのかな?
ここは実際に最後まで進めてみないと分かりませんので断言は出来ません。
ちなみに、この祠はファストトラベルポイントとして利用できるので、見つければ見つけるほど冒険が快適になります。
馬の移動が快適
ここは直近で遊んでいたPS4ソフト「ホライゾン ゼロドーン」と比べる形になってしまうのだが、ホライゾンよりも圧倒的に操作しやすく快適だった。
手に入れた直後はあまり言うことを聞かないのですが、言うことを聞いた時になだめて褒めることによってなつき度が上がっていき、操作性が向上していく。
【馬の入手方法について】
野生の馬に乗っかって、なだめて、馬宿まで連れて行くことで自分の馬として登録出来るようになる。
NPC曰く単色の馬は、なだめるのが難しいかわりにステータスが高いそうです。
なだめてる途中にスタミナが回復するアイテムを使って、単色の馬も懐かせることが出来ました。
魅力的なキャラクターたち
商人”テリー”の作り込みに物凄く驚いた。
下記画像を見て欲しい。
話しかけると、屋根にしまっていた板を取り出して、商売しますよ~的な流れになる。
俺、この動作に凄い感動した。
一見なんでもない仕草なんだけど、他のゲームでこんな細かい仕草をしてるゲームは見たことがない。
普通のショップ店員なんて、話しかけたら会話メニューが開くだけなんだけど、このテリーは違う。
話しかけたら商売用の板をセッティングするんだ。
テリーが、このゲームの世界で商人として逞しく生きているんだなあっていうのが感じられて、俺は本当に驚いた。
上手く伝えられないけど、ここはマジで凄いと思った。
こんなとこ作り込む必要がないと感じられる部分を作り込むことによって世界に深みが増しているように思う。
テリー以外にも魅力的なキャラクターは沢山出てくるのだが、そこは君自身の目で確かめてくれ!(メンドイ)
丁寧な冒険ガイド
どこから攻略するのも自由という本作「ブレスオブザワイルド」なんだけど、本筋を追う部分は「メインチャレンジ」として登録されていて、迷わないように丁寧に作られているように思えた。
好きなだけ寄り道していいし、好きな時にメインストーリーを追ってもいい。
携帯モードが凄い
いや、もうこれはスイッチ本体自体の凄さなんだけど、このクオリティのゲームを携帯ゲーム機として遊べてしまうのは恐ろしい。
PS4には真似の出来ないこのスタイルはスイッチの強みでしょう。
据え置きゲームは、文字通り腰を据えてプレイしなきゃいけないんだけど、スイッチなら携帯モードがあるから腰を据える必要がない。
今日はちょっとのんびり祠だけ探索するかな~ってスタイルなら携帯モードで気軽に遊ぶことも出来る。
3DSの全く使わない立体視機能と違って、スイッチの携帯モード機能はマジでヤバい。
これは実際に触って体験してみないと分からないと思う。
疲れたら携帯モードで寝っ転がって遊ぶ、このスタイルはマジヤベェ。(語彙力ゼロ)
スイッチのゲームをレビューする度に、「携帯モードが凄い」っていう文言を挿入しなきゃいけないレベルでヤベェ。
ブレス オブ ザ ワイルドのここが残念でした
操作性はハッキリ言って褒められない
この操作方法はゼルダの伝説の伝統的なものだろうか?
ダッシュがB、ジャンプがXボタン。
オプションで変更出来るのは上記のダッシュ、ジャンプボタンの入れ替えのみ。
頻繁に使う、メインの斬撃はYボタンだ。
Rボタンにしてほしかった。
嫌がらせのような操作しづらいボタン配置になっている。
流石に今は慣れてきたけど、それでもモヤモヤする。
これは拘りなのか?
ここまでゲームをこだわって作ったにも関わらず、肝心の操作性に疑問を持たなかったのは何故なのか。
これで問題ないと感じたのか?
社内で操作性悪っ!とか思った人が1人くらいいそうなものだけど、それが言い出せない環境だったのか。
俺目線で言わせてもらうと、操作性は悪い。
装備の耐久値システムは率直に言って必要ない
俺が懸念していた装備が壊れる、というシステム。
この部分はプレイしていて、やはり必要ないと感じた。
良い武器を手に入れても壊れちまうの?って思うと使用に躊躇してしまう。
俺からすると、素直にストレスが掛かるだけだな。
弓矢の”矢”が消費アイテムなのは遠距離攻撃出来るという多大なメリットがあるから納得出来るけど、弓自体も長く使ってたらぶっ壊れるってどうなんだ。
棍棒や弓はザコ敵から頻繁に入手出来るとはいえ、いちいち拾ったりするのが面倒だ。
純粋にオープンワールドゲーと噛み合ってない気がする。
状況に応じて武器を切り替えていくだけではダメだったのか?
ロードが若干長めかな?
ゲームオーバー時のリトライ、ファストトラベルのロードが若干長めです。
ファストトラベルのロード時間はストップウォッチで計測したら約35秒でした。
(”ワープする”を選択してから、操作可能になるまでの時間を計測)
同じ地点から同じ地点にファストトラベルをしても、ロードは短くならなかったです。
距離によってロードが短くなるというのは無いかと思われる。
まあこのロード時間はオープンワールドゲーなので仕方ない部分でもあります……。
キツめに設定されている戦闘バランスは、俺的にあり
ブレスオブザワイルドは俺の予想以上に難易度が高いゲームでした。
結構簡単に死ねます。
序盤で出会った青いゴブリンにワンパンでライフ大量に減らされて死んだ時は笑ってしまいました。
あまりにあっけなくゲームオーバーになってしまったので。
戦闘以外でも落下死を頻繁にやらかしてますが、これは俺が下手なだけだ。
でも、このバトル難易度は別に問題ないかな?と感じた。
その理由として、回復アイテムがとにかく大量に入手できるからだ。
そこらの木にくっついているリンゴ。
これを鍋に放り込むだけで立派な回復アイテムになる。
料理はかなり重要なポジションだろう。
食材が溜まってきたらその都度、料理を沢山作っていくのが攻略のポイントでしょう。
プロコントローラーは必要か否か
間違いなく、あったほうがプレイしやすいです。
マリオカート8の時は、そこまで操作感は変わらなかったけど、ブレスオブザワイルドはプロコンのほうが手の負担は圧倒的に少ない。
どうせスプラ2でも使うことになるだろうから、プロコンは持っていたほうが良いと思うよ。
現時点での評価、管理人のプレイ時間
プレイ時間 | 約10時間 |
攻略した祠の数 | 10個 |
総合評価
総合評価は9.0/10
操作性は難ありだけど、それがこのゲームをプレイしない理由にはならない。
スイッチユーザーには間違いなくオススメ出来ます。
気持ちの良いヒットエフェクト、ヘッドホンで聞くと分かる心地良い足音など、細かいところも良く出来ている。
それでも俺が時間を忘れるほど熱中できていないのは、最近ホライゾンをプレイしたせいだろうか。
ちょっとオープンワールドゲーに対して飽食気味になっています。
FF15も、ウィッチャー3もあるけど、プレイするのは当分先になるかもしれない。
※任天堂公式ガイドブックが5月11日に発売されます。
全祠、各種データ等が充実しているそうで、やり込みたい人向けの本ですね。
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俺はとりあえず自分だけの力で攻略したいので、購入する予定はありません。
スイッチはPS4でいうトロフィー機能のようなものがないので、進め方に固執せず好き勝手に遊べるのが良いな。
トロフィー機能があるとどうしてもトロフィー狙いの効率を意識したプレイになってしまいます……。
昔xbox360でプレイしたフォールアウト3とスカイリムほど、はまらなかった。
今も上二つはPC版でモッド導入して楽しんでる。
ブレワイは続編でるけど買わないと思う。
スイッチでしかオープンワールドやったことない人にとっては神ゲーだと思うけど、、、
同時期に発売されたホライゾンの方が好みだったなー
ブレワイは崖登りゲーだからそのために面白くもない祠をクリアしないといけないのが本当に面倒くさい
祠や崖登りなどを嫌ならやらなくても問題なくゲームを進められるところもこのゲームの良さだと思う
問題なくというのは語弊あるでしょ。
上級者ならともかく初心者に祠やらなくてもいいなんてとてもじゃないが言えないよ。
ステータスを成長させるのに関係してくるんだから。
最初の数時間しかやってなさそうな雰囲気が凄い
別に「面白いやろ!」と思っている訳でもないが。
面白いけど同じオープンワールドならやっぱりFO3やウィッチャー3の方が好みかな
こんにちは。コメントを残すのは初めてですが毎日ブログ拝見させてもらっています。
私もゼルダのために先日スイッチを買いましたが、おおむねmtgさんと同じ感想ですね。惜しい部分もありますが、かなりハマってます。
ちなみに私もゼルダ……というより、3Dタイプのゼルダはかなり苦手意識を持っていました。なんというか、3D特有の空間把握の能力が問われるというか、周りを見渡して謎を解くというのがひじょうにヘタクソでして。グルグル視点を回すうちに嫌になってしまうんです(笑)。
なので時のオカリナも途中で詰んでしまっていましたが、今回のでかなり払拭された感がありますねー。それくらい今回のゼルダは面白いです。
ただ、武器回数制限は私もちょっと……かな。武器が壊れると自分でまた違う武器を選んで装備しないといけないのがちょっと面倒ですね。気づかないでやられていた、というのが何度かあるので。
はじめまして、コメントありがとうございます。
おぉ、ゼルダのためにスイッチを購入されたのですね。
自分はARMS目当てです。
謎解き、難しいですよねw
武器が壊れてしまうのはストレス要素ですね……。
この要素を好意的に受け取れている人がどれだけいるのか非常に気になります。
私もこのシリーズが特別好きというわけでもないので、
遊ぶ前はゼルダは海外含めて評価が高すぎて相変わらずだなーと疑っていましたし、
容量も少ないほうだし、これで濃密なゲーム体験が本当にできるのか?
面白いバグが見つかりすぎて、ネットで騒がれないかなどの心配もしていました。
実際触ってみると、そんなことを考えていた自分が恥ずかしくなるほどの完成度。うわー。
今回のゼルダはこれいらなくない?と疑問に思う面倒な要素も多いですけど、
逆になくしてしまうと多分みんな同じような攻略法になってしまったり、
用意した数々の要素に気付かないままクリアともなっちゃいそうで難しいところですね。
とはいえ、まだまだ改善できる部分も多いと思いわふ。
本当に完成度高かったです。
まだ序盤も序盤なので、これからプレイするに連れて面白さが増していくであろうことを考えると凄い作品だと思います。
”今回のゼルダはこれいらなくない?と疑問に思う面倒な要素も多いですけど、
逆になくしてしまうと多分みんな同じような攻略法になってしまったり、
用意した数々の要素に気付かないままクリアともなっちゃいそうで難しいところですね。”
この辺は確かにそうかもしれませんね。
それでも、装備が壊れることが面白さに繋がっているようには現時点では思えません。
料理は俺的に楽しめてますが、人によっては面倒だ!ってなりそうなポイントですね。
アップデートで操作設定を細かく変更出来るようにしてくれれば非常に嬉しいです。