『漢検準1級合格への道』番外編です。
自分が漢検の勉強中に知った漢字の「へぇ~」ってなる知識を7つお届けします!
自分自身が今まで勘違いしていた漢字のつくり、漢字の読み、漢字の意味を語ります。
箇条書きでサラッと紹介していくので、インテリになりたい人は是非見ていってください。
この記事はマジで読んで損は無いと断言します。
数分で読めるような記事ですが、その内容は為になると保証します。
見るだけで頭が良くなる漢字のアレコレ
お洒落の洒は「酒」じゃない
これは結構知っている人も多そうですが、自分は漢検の勉強を始めるまで知りませんでした。
今まで気付かないまま、良い歳したオッサンになっていたのです。
では、「洒」はどういう意味かというと、「サッパリしている、そそぐ、あらう」といった意味があります。漢字のつくりは非常に簡単ですが、漢検1級の漢字です。
「洒落」は読み方で意味も変わります。
「洒落(シャレ)」は、機知に富んだ滑稽な文句や綺麗な装いを意味し、「洒落(シャラク)」はサッパリして物事にこだわらないことを意味します。
「人品甚だ高く、胸懐洒落にして光風霽月の如ごとし」という他者を褒め称えた言葉があるのですが、ここで言われる「胸懐洒落(きょうかいしゃらく)」は、胸懐つまり心がサッパリしているという意味なわけですね。光風霽月(こうふうせいげつ)も同様の意味です。
余談ですが、スマホゲーの『グラブル』では、クリスマスナルメアが光風霽月という名称のアビリティを所持しています。これ漢検の勉強中に知った四字熟語じゃんって一人で感動しておりました。この四字熟語をスラッと読めてしまったのも、漢検の勉強を始めたお陰です。
腹いせの“いせ”って?
皆さん考えたことがありますか?「腹いせ」の“いせ”の部分。
ここの“いせ”は漢字で書けるんですよ。
ここで「はらいせ」と変換してしまうと答えが分かってしまうので、スクロールせずに少し考えてみてください。
正解は……
「腹癒せ」です。
腹を癒やすから「腹癒せ」です。
そもそも漢字で書けることを知りませんでした。
八つ当たりして、自分の心の中を癒やすってことで、腹癒せという漢字になったのでしょうか。
皆さんが勘違いしていそうな“降魔”の意味
さて皆さん。
「降魔」の意味知っていますか?そもそも読み方しっていますか?
自分は、今までずーーーっと勘違いしておりました。
自分は、「降魔」を、“こうま”と読んでいて、悪魔を降臨させるような意味があると思っていました。
「降魔」の読みは、“ごうま”です。
そして、その意味は「悪魔を倒すこと」です。
自分が今まで思っていた意味とは真逆のことを言っていたのです。
どうですかね。自分と同じような勘違いしている人いませんでしたか?これは漢字のイメージ的に、自分と同じ勘違いしていそうな人が沢山いそうだなと思って記事にしたのですが……。
「降」っていうと、どうしても降臨のほうをイメージしてしまうので、降魔もそういう意味なのかなと勘違いしてしまいます。
抱腹絶倒、本来は誤字だった
腹を抱えて笑うを意味する「抱腹絶倒」という四字熟語、これ実は誤字でした。
「捧腹絶倒」が本来の漢字です。
漢字ペディアによると、「抱腹絶倒」は「捧腹絶倒」の誤用が慣用化されたものと記されています。「捧腹」で腹を抱える意味になります。
ちなみに自分のスマホだと「捧腹絶倒」とは変換出来ません。「抱腹絶倒」しか変換候補に上がってこない。PCだと捧腹絶倒で変換できますけどね。
何故これを知ったかと言いますと、漢検準1級問題集の誤字訂正問題内で「捧腹絶倒」が文章中に出てきたので、いやこれは「抱」でしょうが。バレバレなんだよ!って書いたら、見事にミスっていてハメられたからです。
問題作った人の策略にまんまと乗っかってしまった感じです。
堪能の知られざる意味
堪能の意味をご存知でしょうか。
多分、知っている人は多いとは思います。
その意味は「十分に満足すること」「気が済むこと」といった意味です。
しかし、まだ隠された意味があります。
(隠されているわけじゃなくて自分が無知なだけだったのだが)
それは……
「技芸・学問などにすぐれているさま」です。
こちらの意味を知っている方、そんなにいないのではないでしょうか。高卒の自分は知りませんでした。
漢検準1級の問題集の類義語で「堪能」が出てきた時、同じ意味を持つ漢字を思い浮かべることが出来なかったんですよね。
「堪能」の類義語は「練達」でして、あれ、堪能ってそういう意味もあるの?と調べて驚きました。
又が口になると許す!
「恕」。
漢検準1級で習得する漢字です。
「怒」と酷似している漢字ですが、その意味は「ゆるす、おもいやる」です。
又の部分が口になるだけで、意味が大きく変わるので、とても面白い漢字だと自分は思いました。
賽銭の賽、実は超簡単な漢字
「賽銭」の「賽」について。
こちらは漢検1級の漢字になるのですが、よーく見てみてると物凄い簡単に書けます。
気づきましたか?
「寒」や「塞」の下の部分が「貝」になっただけの漢字ということに。
面白くないですか?下の部分をいじくるだけで様々な漢字に派生するのがね。
部首はそれぞれ違うので注意しましょう。「寒」がウ冠、「塞」は土、「賽」は貝です。
漢字ペディアで色々な漢字を眺めていって、「賽」に辿り着いたとき、これに気づきました。
いや~面白いですよ。じっくり見ると、簡単に書ける漢字だったんですね~。
まとめ
以上、読むだけで頭が良くなる漢字知識の紹介でした。
自分が現在合格を目指して勉強している漢字検定準1級というのは「へぇ~」が多い世界です。メッチャ為になります。
オマケで難しい漢字の自分なりの覚え方を紹介。
贄……幸に丸い貝
瀆……さんずいにサムライ四つの貝
擲……てへん+八酉大+おおざと
癌……病気の品山さん
皆さんも漢字の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
以前テレビで見たのですが、漢字には属性のようなものがそれぞれ決まっていて、例えば「無」という漢字は火属性なんだとか。
火災で家屋が焼け落ち、太い柱や梁だけが燃え残って、他には何も無くなってしまった様子を表している文字なんだとか。
ですがいまそれを調べても無という漢字は別な解説がされているのです。
私がみたあの解説なんだったのだろうか…。
確かにググってもそのような解説はされていなかったですね……。
形を見ると、仰るとおりのようにも見えますし、どうなんですかね。
テレビのゴールデンタイムにやっていた番組(世界一受けたい授業)で紹介されてた話なので、まるっきり根拠のない話だとも思えないんですよね。
ちなみに属性は五行思想で使われてる木火土金水の五つでした。
その時少しだけ触れた漢字の解説だけでも面白いなーと思ったので、きちんと漢字を学んでいる管理人さんがどんどんハマっていくの自明の理というやつかもしれませんね!笑
記事作成お疲れ様です。
「贅」ですが、私の場合は「土方攵貝(ひじかたのぶんかい)」と覚えました。ちなみに、土方攵+亻で「傲」という字ができます。
漢字は、パズルに近い要素があるので非常に興味深いですね。
自分と覚え方が違って面白いですね。
中途半端にオリジナリティのある画数の少ない漢字(畢、蒜など)より、一見複雑に見えるけど見慣れた漢字が固まっている画数の多い漢字のほうが覚えやすかったりしますw
よくみたら自分の覚え方だと不味いですね。気付かなかったのですが、書きの組み合わせが「土」と「方」だったんですね。
自分はキって書いてから万だと思っていました。
ここは勘違いされると困るので消しておきます。