本日10月1日、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』がアマゾンプライムビデオで無料配信されたので早速視聴しました。
先日の記事でも書いた通り、本作を視聴するにあたってファーストガンダム版の『ククルス・ドアンの島』も視聴済みです。
ファーストガンダム版の感想は関連記事参照。
では、リメイクされた映画版の感想をチョロっと語りたいと思う。
(ネタバレ有りなので未視聴の方は注意)
個人的には、そこそこ面白い部類には入ります。★5段階で評価するなら★3.5くらいでしょうか。そんな映画でした。
とりあえず思ったのが、“ジブリみ”が凄い。
ガンダムをジブリ化したらこんな感じになるのかなってくらいのジブリ感がありました。
とはいえ、モビルスーツ戦はしっかりガンダムしています。でも、その戦闘シーンが少なかったのは残念。どっちかというと人間模様に重点が置かれています。
サザンクロス隊が出てきた場面の戦闘シーンは良かったです。アレくらいの戦闘シーンをもうちょっと長く見たかった。
あとは、そのサザンクロス隊の掘り下げが無さすぎるのがBAD場面だった。
隊長(エグバ・アトラー)や女性キャラ(セルマ・リーベンス)は、ドアンとは深い関係がありそうだったのに、そこらへんの確執だとか背景が全くと言っていいほど語られなくて散っていったのが残念だった。
ジブリシーンを薄めにして、もうちょっとサザンクロス隊に焦点を当てても良かったのではないかと思う。
公式サイトのセルマのキャラ紹介では、以下のように紹介されている。
サザンクロス隊のひとり。
元隊長のドアンに対して、エグバとはまた違った意味で思いを残している。
その思いが映画内で特に語られることは無かったんだが……?
後半、アムロが躊躇なく敵をブッ殺すのは、これ戦争なのよねと思い知らされた。あれ、明確に映してはないけど踏み潰したのかな?結構エグいことやってのけましたね、アムロ。
ドアンの石投げ?は弱体化されて笑った。アレはとりあえず入れとけみたいな感じでしょうかw
そして、ラストのエグバ隊長と二刀流アムロの一騎打ち。
エグバ隊長がもろに白兵戦での戦いを挑みましたが、アムロは冷静に受けにまわってバルカンで足止めしてぶった斬るという勝てばよかろう非情ムーブで勝利。これ戦争なのよねと思い(以下略
正々堂々近接戦でやり合うと見せかけてのバルカンは予想外過ぎた。あまりにも冷徹過ぎて笑いましたね。
そして最後の最後。原作でも印象深いあのセリフが出てくる。
アムロ「ククルス・ドアン。あなたの身体に染み付いている戦争の匂いが戦いを引き寄せるんじゃないでしょうか。」
これはひょっとして
やっぱり
投げるのかー!!
映画版でもザク投げて解決だー!!!
↑のアムロのセリフが出たとき、自分はメチャクチャワクワクしてしまいました。やっぱり最後は“投げる”のかと。そのセリフのあとにしっかりザクを投げたので、予定調和で爆笑してしまった。
40年ぶりにリメイクされてもオチがザク投げは凄い。
自分は当初、「ククルス・ドアンの島」というのは名作だからこそ今もなお語られている話だと思ったのですが、前回のコメント欄で“ネタ回”だったことを教えてもらいました。
旧版は鼻が長くてその他も色々バランスが悪かったり、岩投げたりとネタ的な意味で有名なだけで名作として有名なわけじゃないですよ
※前記事のコメント欄より
そのネタ回を、巨額の制作費をかけてまで40年ぶりにリメイクした結果、最後はやっぱりザク投げで終わらせるところが凄いと思いました。素直に“やるな”と思いました。
良い意味で何も変わってないというべきか。原作版のリスペクトがなされているというか。
なんかすげーリメイク作品を見せられた感じがします。
ちなみに『ククルス・ドアンの島』はツイッターで検索したところ、小説版があるらしく、この小説版ではサザンクロス隊のエピソードが掘り下げられているそうです。『ククルス・ドアンの島』をすべて楽しむなら小説版も読む必要がありそうです。
それくらい、映画版だとサザンクロス隊の掘り下げが無かったです。
感想としては以上!全体的に見れば面白い作品でした。
私も早速観ました。結局投げ捨ててましたね笑
ネタ回だった話をある程度意味のある話に再構成されてて楽しかったです。最新作画でぬるぬる動くガンダムとその殺陣に興奮です。この前のハサウェイもそうですけど、もっと長く戦闘シーン見たいですよね。作画大変なのかな。
戦闘シーンは日常パートよりも段違いでお金かかってそうなので、そこらへんは仕方ないですかねえ。