今回は先日の7月5日にスパイク・チュンソフトから発売された『ザンキゼロ』のレビューをおこなっていきます。
発売プラットフォームはPS4とPSVITA。公式のジャンルは「ノンストップ残機サバイバルRPG」!
本作は『ダンガンロンパ』のスタッフが手掛けていることで知られていますが、わたくしはダンガンロンパをプレイしたことがありません!!
面白そうだから買っただけです!!
その結果、面白くて大変満足しております。
では、まずはゲームの概要から紹介します。
『ザンキゼロ』概要
ストーリー
西暦2018年。あの夏の夜。 たった一晩で、世界は終わっていた。
廃墟が漂うこの地球[ホシ]で– 僕らはまだ、生きている。 廃墟が漂流する地球。
ビル、住宅、電柱、車、信号機、アスファルト― 現代文明は滅び、海を漂う廃墟となっていた。 そんな廃墟の島のひとつで暮らす主人公たちの前に、 つぎつぎと新たな廃墟が漂着する。クローン
僅か13日で成長し、寿命を迎える“クローン人間” ザンキゼロの主人公であり、人類最後の生き残りである8人は、なんと全員がクローン人間。
彼らは例え生命活動が停止しても、所定の手順を踏むことにより新たな肉体で再生[エクステンド]することができる。エクステンドTV
8人が暮らすガレキ島の、ガレージにある古ぼけたTVで視聴できる唯一の番組、それが『エクステンドTV』! !
MCを務めるのは、とってもかわいい草食系マスコットのミライ。 アシスタントのテラシマ ショウ。
そんな二人の役割はサバイバルに不慣れな8人のクローン人間をしっかりガイドして、滅亡した人類を再生させること! !
生き残った8人の男女。 何故、この8人だけが生き残ったのか? それぞれが抱える罪とは?※Amazonの紹介文より引用
・死んでも再生が可能なクローン人間の8人が主人公。
・彼らは何かしらの罪を抱えている
・なぜ、こんな廃墟の島に連れてこられた?
8人のクローン人間の“罪”はゲームを進めていくごとに語られていきます。
ストーリーが面白くて、止め時が中々見つかりません。
独特なゲームシステム
様々な死に方を経験することで強くなる“シガバネ”システム
死をバネにして強くなる、その名も“シガバネ”システムは、本作独自のゲームシステムと言えるだろう。
例えば、上記画像のように「物を持ちすぎて死亡」した場合、次回からの蘇生時は持てる重さが増えるという能力が付与される。
死んだ原因によって、その原因をカバーするようなシガバネをゲット出来る。
様々な死に方をすれば、それだけ次回蘇生時に強くなって生まれ変わるのだ。
かなり豊富なシガバネがあるので、集め甲斐がある。
が、トロフィーコンプリートをするためには全キャラのシガバネを収集する必要があるので、トロコン目指す場合は結構面倒くさいと思う。
ちなみに敵による攻撃だけでなく寿命でも死ぬので、いつかは必ず死亡するぞ。
3Dダンジョンにアクション要素を加えた珍しいゲーム
本作は見た目が3DダンジョンRPGの様相を呈していますが、戦闘はアクションです。
徘徊しているモンスターとは、リアルタイムで戦うことになる。
通常攻撃で戦うほか、チャージコンボと呼ばれるアクションで敵の部位破壊を狙うことも出来る。
便意、ストレス、スタミナといったサバイバル要素も存在
ジャンルが「ノンストップ残機サバイバルRPG」ということで、サバイバル要素が勿論存在する。
腹が減ったら徐々にHPが減って死んだりします。
トイレに行かなきゃ漏らします。
難易度を最低にすれば便意、ストレスは減らないので、サバイバル要素がストレスに感じる方は最低難易度で遊ぶ選択肢も有りでしょう。
施設の整っていない序盤は結構辛く感じるはず。
育成要素について
スキルポイントシステム
レベルアップで得られるポイントを割り振り、8人のキャラクターを好きなように育成出来る。
戦闘面を強化するか、拠点などで有効な便利スキルを取得するかはプレイヤー次第。
ベース拡張
“ベース拡張”をすることで、様々な施設を建設、強化することが出来る。
素材やスキル習得が前提となるが、便利になるものが多いので、拠点の拡張は意識したほうが良い。
寝室は“ソイネマッチング”が超有用なので真っ先に作成しよう。調理室はレベル2目標に。
グロ描写があるので苦手な方は注意
CERO:D(17歳以上対象)のゲームということで、結構グロいです。そしてストーリーも胸が痛みます。
これらが苦手な方は購入を避けたほうが良いでしょう。
あと、怖いです。
イヤホン付けてプレイしていますが、ダンジョン内は怖い。モンスターの声が聞こえてくるとビクビクします。
でも、バイオハザードみたいなリアルなグラフィックでは無いので自分は何とか耐えれています。
(管理人はバイオハザードが怖くて遊べない人種です)
難しかったら難易度を下げても良い
本作の難易度は5段階。
最初は3段階ですが、ゲームをある程度進めると更に上の難易度“Ⅳ”と“Ⅴ”が追加される。
難易度はガレージ内でいつでも変更が可能なので、難しいと思ったら難易度を下げても良い。
Ⅲがオススメ!となっていますが、割と難易度が高いです。
雑魚モンスターでも気を抜くと余裕で死にます。
が、余裕で死ねるからこその無限復活なんですよね。
敵の特定の攻撃で死ねば、それに対する耐性を得られるので、死ぬのも攻略のうち。
操作やシステムに慣れると面白さが理解出来ていく
始めたての頃は操作やシステムをよく理解しておらず、“う~ん”と言った感じでプレイしていた。
序盤は「ストーリーは良いんだけど、ゲーム性がちょっと……」という印象だった。
が、数時間くらい遊んで、ゲームに慣れていくと段々面白さが分かってくる。
不便だと感じていた倉庫のアイテム操作は△ボタンで簡単に出し入れ出来たり、ダッシュが可能だったり、調理室をレベル2に上げてしまえば干し肉量産で食料に余裕ができて探索が楽になるとか、そういう“ネタ”を知ってるのと知らないとじゃ大分印象が変わってくる。
このゲームをこれから買う予定の人は、どうか最初で投げないでほしい。
“システム”を理解してからが本番です。
小ネタを知りたい方は下記の記事を読んでね。
関連記事:『ザンキゼロ』攻略。優先して取得しておきたい“シガバネ”と、知っておくと便利なテクニックを紹介。
まとめ
個人的には予想以上の良作で掘り出し物といった感じです。
刺激的なストーリー、パロディネタが好きな方はハマると思います。
レトロゲーの雰囲気を要所要所で感じられるのもポイントが高い。
最初は3Dダンジョンである必要があるか?これアドベンチャーゲームで良くね?と思ったりもしましたが、遊べば遊ぶほど“このゲーム性も有りだな”と感じた。
かなり斬新なゲームなので、ゲーマーとしてはそれだけで触る価値はある。
管理人のプレイ時間は8時間。飯と前回の記事書いた以外はずっとプレイに集中していました。
オススメです。
点数は8.9/10としました。
ダンジョンの奥深くで死ぬと、ボスの再戦が結構面倒なのがBAD。ボスの攻撃による死亡もシガバネ登録されるので、シガバネを集めたい、コンプしたい人にとっては怠いと感じるか。
(管理人は未確認ですがボスは日数経過で復活するらしい)
サバイバルゲーム繋がりということで、メタルギアサヴァイブのレビュー記事を下記に置いておきます。興味のある方はご覧ください。
関連記事:『メタルギア サヴァイブ』クリア後の評価・レビュー。自分的には良ゲーです。ネットでの風評にだけは惑わされないように!
『ザンキゼロ』公式サイトリンク:https://www.spike-chunsoft.co.jp/zaz/
ザンキゼロ面白いですね
南の島と美男美女に、終末を感じさせる世界観
暗い物語なのに健気に明るく振る舞う主人公達にとても惹かれます
かなりヘビーな描写もあるので、重い話が苦手な方は注意ですね
ビータ版でやってますが、結構ロードが気になるので、やるならPS4版をおすすめします。