※2019年9月19日更新。新たに追記した項目があります。
今回は12月6日に配信されたスマートフォン向けのアプリ『ロマンシングサガ リ・ユニバース』のレビューをおこなっていきます。
本作はロマンシングサガの完全新作という位置づけ。
スマホアプリということで、ゲームの出来を危惧していたが、なかなかどうして面白いものになっていました。
先行プレイでは箝口令が敷かれ、ユーザーはSNSなどで感想を語ることが出来なかった。そういったこともあって、かなり不安はあったんですよね。
5chで先行プレイの感想を見ていてもネガティブな意見だらけだった。
しかし、自分が実際にプレイしたら、結構中毒性のあるスルメゲーなのでは?と感じました。匿名掲示板で数行しか語られない他人の意見は信用ならないね……。
現在のプレイ時間は約11時間。
パーティ戦闘力は11,275です。難易度ノーマルのストーリーはクリア済み。
では、早速レビューといきましょう。
レビュー:育成が楽しいスルメゲー
最初こそ自由度も低く、育成の仕様もよくわからず、技も3つしか閃かなくて、「おいおいこれやっちまったか?」と思ったのですが、プレイを重ねるに連れ、育成のコツが分かってくると段々楽しくなってきた。
ロマサガRSの基本的な育成要素は、戦闘&遠征、スタイル強化、技・術の覚醒、装備品集めの4つ。
戦闘をこなすことで基礎能力が成長していくのはいつものロマサガです。
遠征は、メンバー5名を選出し、一定時間が経過すると成長して戻ってくる。こちらは時間が無い人でも確実に成長させることの出来る要素。
そして、従来のロマサガには無かった“スタイル”という要素。簡単に言うと、キャラクター固有の装備品です。
スタイルのレベルが高くなるほど、キャラクターのステータス補正も比例して上がっていく。
スタイルによって閃く技が変わってくる。下記のSSキャットの場合、空気投げ、サブミッション、ふみつけの3つが使えるというわけ。
同じキャラの別スタイルを所持していれば、別スタイルの技を1つ継承させることが可能。この継承はデメリット無しで簡単に付け外し出来ます。
技・術の覚醒は、ある程度ストーリーを進めると可能となる。覚醒させると技・術を使うための消費BPを減少させることが出来ます。
そして、装備品集め。バトルステージによって、ドロップするアイテムが違うので、狙った装備品を集めて周回したりする。
装備品の性能でも大きくキャラクターの強さが変化するので、レアドロップ狙いの周回が結構楽しい。
これらの育成要素をこなしていき、パーティの戦力を整えていきましょう。
限界突破の仕様について
スタイルによる限界突破が先行プレイで叩かれていたりしましたが、“道場”の機能で、非常にゆっくりなペースですが限界突破素材を集めることが可能です。
無課金でも限界突破は可能なので安心してください。かなり長期的に進めていく要素だと思います。
バトルについて
基本はオート戦闘でサクサク進められます。
難しいステージだと、序盤でBPを溜めて、ボス戦で技を放っていくという戦法も取る必要がある。が、メインはオート戦闘だと思う。
VITA版ロマサガ2を遊んでいたときも、◯ボタン押しっぱでだいたい進めていたし、ここらへんは過去ロマサガと似たようなもんかと。
オーバードライブ連携という、強力な連携技も条件を満たすと発動可能。
オーバードライブ連携はプレイヤー側が最速で動けるっぽい(今の所オーバードライブで敵に先手を取られたことがない)ので、とっておきの切り札ですね。
今の所はレベルを上げて物理で殴るようなバランスですが、そのうちキャラクターごとの耐性、攻撃属性(斬・突・打)なども意識する必要が出てくることは容易に想像できる。
技は3つしか閃かないので、“ピコーン”があまり聞けないのでは?と思うかもしれないが、技が強化されるときにも“ピコーン”音が鳴るので、ピコーンが聞きたい人は安心してくれて大丈夫。
BAD部分
使える技は4つしかない
ロマサガRSで、1キャラが使える技は4つです。スタイル固有の特技が3つと、別のスタイルから継承させた特技が1つ。
これはかなり残念な点ですね。キャラクターごとに武器も固定されているので、好きな武器を装備させることも出来ない。
多分、今後は強力な技・術を持ったスタイルで集金してくると思います。
逆に言えば課金する要素は今の所そこくらいです。
オート戦闘で使わせたくない技を使ってしまう
オート戦闘は便利ではあるが、少し使いづらい。
BPが溜まった時点で使える最強の技を撃ってしまうので、成長していく技が偏ってしまう。
消費BPの少ないスマッシュや空気投げの技レベルばかり上がってしまうんですよね。
使わせたくない技も使ってしまうのも難点。空気投げよりもBP溜めてサブミッション撃ってほしいというケースが多いんですけど、オート戦闘だと空気投げばかり使ってしまう。
アップデートで改善してほしいな。
戦闘はコンテ不可の硬派ゲー
スマホゲーでありながら、石を使ったコンティニューは使えません。かなり硬派です。
コンティニューを導入すれば集金要素も担うと思いますが、“ロマサガ”として、そういうのは入れなかったんでしょうね。
難しいクエストは自力で育成し、自分の力で突破する必要があります。
最初は勝つ見込みが全く無かったステージも、ある程度育成して再戦すると簡単にクリア出来たりするので、パーティーの成長が実感出来る。
最初は2戦目で無理ゲーだと感じた「ツヴァイクバトルフェス」というイベントバトルも、育成が進んだ後に再挑戦したら突破することが出来た。
陣形によるステータス補正も大きいので、戦闘に勝てない場合は陣形も変えてみましょう。
追記:新たな育成要素が増えました!
2019年9月19日追記。
管理人は途中で空きて暫く引退してましたが、つい最近復帰し、再びドハマリしてます。
現在のロマサガRSは武器や防具にセットして効果を発揮する聖石、キャラクターの能力値を更に伸ばす裏能力値というシステムも新たに実装された。
裏能力値を開放するには、毎日挑戦できる裏道場に通って専用のアイテム(強者の称号、各種宝珠)をセコセコ集める必要があります。じっくり時間を掛けてアイテムを集め、好みのキャラを成長させよう。
これら聖石と裏能力値の他にも、ストーリーが新たに開放されたことで、今までよりも強い武器を掘ることも出来る。
つまり、育成部分がリリース当初よりも奥深くなっているのだ!!
追記:スタイル着せ替え機能が登場!
スタイル着せ替え機能なるものも新たに実装されています。
SSスタイルを使っているけど、スタイルイラストやドット絵はSイラストのほうがいいな……とか思っていた人は多いでしょう。その要望に応えるのがスタイル着せ替え機能です。
メニュー画面や戦闘画面で表示されるイラストを、今まで手に入れたスタイルのものから選択出来るようになりました。
地味だが、かなり嬉しいポイントだ。
※「編成」メニューを開くとスタイル着せ替えが出来ます。
まとめ
個人的には、『ロマサガ』を上手いことスマホゲーに落とし込んだなあという感じで好印象です。
キャラクターを強くさせられる要素が多くあり、中毒性が高い。スタイルLvは頭打ちになりますが、基本ステータスは戦闘・遠征をこなすことで着実に上げられますし。
批判のあったキャライラストは自分は何にも感じませんし(メインの戦闘はドット絵だし)、町長が加入して過剰に怒っていた人もいますが、嫌ならPTに入れなきゃいいだけっていうね……。
BAD部分で挙げた使用技の制限は諦めるしかないと思いますが、オート戦闘の使用技についてはアップデートでどうとでもなりそうですし、その部分の改善は期待したい。
イトケンのBGMが戦闘を盛り上げてくれるし、ドット絵の戦闘はロマサガだし、スマホゲーの中でも当たりかな。画面の切り替えで表示される小林智美さんのイラストも最高です!
現時点での点数は9.0/10とします。
スマホゲーのレビューの点数が高くなりがちなのは、無料で遊べるからです。基本的に、気軽に遊べてそこそこ面白いのであれば自分は高得点を付けます。
コンシューマーゲームのレビューとは判断が変わるので、その点はご了承下さい。
毎日一回無料のガチャでも月に何体かはSSキャラ落ちますし、アワード始まれば大盤振る舞いですし、バトル特化させたのはうまく落としこんだなと思います。
改善して欲しいところも多数あるものの、自分もかなり楽しんでいます。
リリース当初よりも戦闘に深みが増していて凄い面白いです。
オート戦闘で育成できるところもあれば、手動戦闘で編成とか装備で耐性とか考慮しないと突破できないところもあったりして、ここはそのうち別記事で語ろうと思いますが、本当に面白いですね。
手動でギリギリクリア出来たところをオートで回せるようになると強さを実感出来ますね。
ヒドラの10なんて絶対無理だと思ってましたし。
リリース初期のキャラでも場面によっては今でも第一線で活躍できるところも自分は好きです。
ヒドラ10、楽勝になって驚きましたw
あと、螺旋の塔も40階クリア出来て、成長を実感できています。
アザミとか初期キャラなのにまだまだ強いですもんね。
チマチマ育成するのが楽しいですね~。スタミナ制じゃなかったら延々遊んでそうな怖さがある。
イトケンBGMの力も大きいです。
自分も最初はまたサガの凡ゲーが出てしまったか。と嘆きましたが
進めていくと見事にはまってしまいました。
スタイル強化な装備の強化で成長を感じやすいのでどんどんやってしまいます。