私は滅多なことでは怒らない。温厚な性格をしている。
自分がキレることと言えば、APEXで敵にやられたとき、スト5で負けたとき、ソシャゲのガチャで爆死したとき、クリリンが殺されたとき……まあそのくらいのものです。
そんな私が、先程大激怒しました。怒髪天を衝くとはこのことかと。いや、ハゲてるから天を衝くほどの髪は無いのだけれども。
私の話に少し耳を傾けていただきたい。
では、話しましょう。
先程、『ドラクエウォーク』のプレイを兼ねた深夜徘徊をしていました。いや今日はやけに暑いなと思いながら歩いていました。
その、歩いていたときに事件は起こった。
突然の豪雨です。
1分もしないうちにポツポツからザーザー雨、そして豪雨。
自分もバカじゃありません。外出する前に天気予報をチェックしました。天気は曇り。雨は降らないらしい(ここは“天体観測”風に)。しっかりと事前に情報を収集して深夜徘徊に臨んだのです。
にも関わらず豪雨。ふざけるなと。
流石にこの雨は深夜徘徊するってレベルじゃない。スマホが濡れるので、上着を脱いでスマホに巻きました。スマホだけは濡れないように。
そして、走りました。いやね、なんとなく嫌な予感みたいのはあって、今日の深夜徘徊は自宅周辺をグルグルするコースにしたんですよ。何かあっても、そこまで時間が掛からず家に帰れるルートを選んだ。それが一応功を奏した。
まあズブ濡れになったのには変わりないのだけど、それでもいくらかはマシでしょう。
多分5分~10分くらい、土砂降りの雨の中を走った。途中息切れして歩いたりもしましたが、頑張って走った。
ゼーハーゼーハ息をきらしつつ家に到着した。
ズブ濡れのシャツを脱いで、クーラーをつけて扇風機をまわす。上着でくるんだスマホは無事だった。身体を癒やしつつ、ドラクエウォークで得た戦利品の整理をする。
そして、汗も引いて濡れた肌も乾いたところで台所にいって飲み物を取りに行こうとしたとき、事件は起こった。
雨が止んでやんの……。
いや流石に?なんでそんなもう止んでるわけ?メッチャ降ってたですやん。ここで自分はMK5(マジで切れる5秒前)になりました。
あのさ、自分の頑張りはなんだったのって話だし、なんか1人で頑張って走ったのバカみたいじゃん。なんでもう雨止んじゃってるの。こんなだったらちょっと雨宿りすれば良かっただけじゃん。
この怒りどこにぶつければいいんですか。やり場のない怒りですよ。今なら尾崎豊の気持ちが分かりますよ。
そして5秒が経過し、ここでマジギレします。
ふざけるなと!!
神による嫌がらせですか。こんなピンポイントな豪雨、自分を狙ったとしか思えない。昨日は汚いウンチの記事を書いたからその天罰だというのですか?
雨が降ったから頑張って走ったのに、それで頑張って走って、いざ家に着いたらすぐ止むって、もう世界が自分のために嫌がらせしているだけじゃないですか。他の誰でもない、自分のためだけの豪雨でしたよ。
こんな不運に見舞われるんだから、そりゃ私の人生もくだらないものになるだろうよ。そう、ホワイトキック(白ける)になるのでした。あまりにも虚しい人生です。
やっぱり、世界が高次元の存在によるシミュレーション説っていうの、あると思います。いま、こうやって雨に濡れた自分を、高次元の存在が笑ってみていると思うのです。無職の深夜徘徊を邪魔してやろうって感じで、雨を降らしたんだろう。で、無職が焦って家に着いたら雨を止めて、嘲笑っているのだ。
自分たち人類では認識の出来ない高次元の存在、見てるか?いまブログでこの記事を書いていることもお前らの手のひらの上だっていうんだろ?クソがっ!!
俺はこの支配から卒業できないのか!!
小さい頃からドシャ降りする度に母が「こういう急に来るドシャ降りっていうのはね、少し雨宿りしていれば結構すぐ止むことが多いのよ。だから焦ってずぶ濡れになりながら帰らずにどこかで雨宿りして様子をみなさい。」とよく言われてまして
残念ながら雨宿りするところはありませんでした……。