今回は6月22日(木)に発売された『GOD WARS(ゴッドウォーズ)時をこえて』のレビューをしていきます。
2018年5月10日追記:2018年6月14日に発売される『GOD WARS 日本神話大戦』の先行体験レビューも書いたので、興味のある方は下記リンクからお読みください
関連記事:『GOD WARS 日本神話大戦』先行体験レビュー。まさにタクティクスRPGの決定版だった!黄泉の迷宮、新キャラ「モモタロウ」「オリヒメ」の性能、バトルスピード高速化など、気になる所を紹介。
『ゴッドウォーズ』は当初4月13日に発売を予定していた作品ですが、体験版で貰った意見をフィードバックしている最中に不具合が発生したとのことで発売日が延期されたタイトルです。
体験版で『ゴッドウォーズ』をつまらないと判断した自分ですが、Amazonのレビューが異様に高評価だったのでその真相を確かめるべく購入に至った次第です。
レビューするにあたってプレイした時間は15~20時間程度。
主人公カグヤのレベルは40を超えたところ。少し稼ぎプレイもしています。
『ゴッドウォーズ』とは?
日本神話+シミューレーションRPG
金太郎、かぐや姫、桃太郎など、おとぎ話に登場したキャラクターが物語の主役です。
物語の詳細については公式サイトのストーリー説明をご覧ください。
ゴッドウォーズ公式サイト:http://www.god-wars.com/story/(外部リンク・ストーリー説明のページに移動)
戦闘は3Dマップ表示で戦うSRPGです。
『ゴッドウォーズ』のここが良い
豊富な職業、カスタマイズ
ゴッドウォーズでは主職業、副職業、キャラクター固有の職業という3つの職業枠が存在する。
キャラクター固有の職業は入れ替えることが出来ないが、主職業、と副職業については自由に転職することが出来る。
職業は全23種類でキャラクター固有のものを含めると37種類にも及ぶ。
それらの職業を組み合わせ、好きなパッシブスキルを付けてキャラクターのカスタマイズが出来るのが本作の魅力と言えるだろう。
高低差、方向が重要な3Dマップでの戦闘
ファイナルファンタジータクティクスや、ディスガイアシリーズのように3Dで表示されたマップなので高低差、方向の概念があります。
高いところや背後から攻撃するとダメージ、命中率が上昇するなどのメリットがある。
戦闘ではキャラクターの立ち位置、向きを考える必要がある。
敵対心コントロール
また、このゲーム独自の要素として「けがれ」という数値が存在する。
「けがれ」とは、いわゆるヘイト(敵対心)のことで、キャラクターのHPを回復したり敵を攻撃したりするほか、「挑発」スキルを使うことで上昇していく。
「けがれ」の数値が高いほど敵から狙われやすくなるので、その数値も意識する必要がある。
挑発が使えるキャラクターに反撃のパッシブスキルを付けたりするのも有りだろう。
「けがれ」の数値を下げるスキルもあるぞ。
選べる3つの難易度
難易度は「簡単」「普通」「難しい」の3つから選ぶことが可能です。
ハードコアゲーマーの管理人はもちろん難しいを選択!!
……するわけはなく、「ステージクリア時の報酬が増える」という文章に釣られて「簡単」を選びました!
難易度はいつでも変えれるので、プレイヤーの腕に応じて調整してみよう。
「稼ぎ」が可能なゲームだから難易度調整は不要かとも思うんだけどね。
この難易度が選択出来る部分を、良いところと捉えるか悪いところと捉えるかは微妙なところ。
読み込みは快適
戦闘マップに入る際の読み込みは比較的早く、快適です。
メニューから編成、装備画面への移行する際も、若干の読み込み(1秒あるかないか程度?)で気にならない。
長時間プレイする上でロードにストレスが無いのはGOOD。
『ゴッドウォーズ』のここが悪い
キャラクターデザインが酷い
個人差があるでしょうが、俺は好きではありません。ハッキリ言って嫌いに入ります。
不快になる程度にはキツいデザインをしています。
登場する女キャラのほとんどが痴女みたいな格好してて意味が分からない。
やたらと胸が強調されてたり、そこを描く必要があったのか?と聞きたくなる水着跡のついたキャラクター。
週刊少年ジャンプのちょっとエッチなマンガ枠だったらいいよ?
でもこれ週刊少年ジャンプのちょっとエッチなマンガではないよね。
女キャラクターが何を思ってそんな格好しているのか、本当に疑問。
キャラクターデザインを担当しているのは『ラブプラス』や『ルートレター』のデイザインを担当した方だそうです。
正直、この世界観にその人選はどうなの?と疑問に感じました。
本来だったら「良い点」のところに魅力的なキャラクターたち!って紹介したいところだけど、このキャラデザでは無理です。
全く魅力的ではありません。
パッシブスキル「熟練入手強化」が必須レベルに有用な点
祈祷師で習得出来る「熟練入手強化」を最大レベルまで成長させると、取得JPが50%上昇するんですよ。
だから、これを装着させないっていうのはゲームをプレイする上であり得ない。
習得したパッシブスキルを自由に3つセット出来るのですが、「熟練入手強化」の装着が育成をする上で必須レベルになっていて、実質パッシブスキル枠が2つになってしまう。
付けなきゃいいって意見があるかもしれないが、取得JP50%アップですよ?俺は捨てれねえ!!
この有用過ぎるパッシブスキルのせいで、スキルカスタムの自由度が狭まっている感じがする。
「熟練入手強化」のスキルは存在しないほうが良かったかもな~って思う。
グラフィックが古臭い
ここまで見た方なら既に理解していると思いますが、グラフィックはよろしくありません。
同じPS4で3Dマップを採用しているSRPG『魔界戦記ディスガイア5』と比べるとグラフィック・演出面は明らかに見劣りします。
耳に残らないBGM
戦闘BGM、イベントBGMともに耳に残らず盛り上がりに欠ける。
FFTの戦闘BGMがどれだけ偉大だったかを改めて知ることが出来た。
まとめ
実際にプレイした結果、Amazonでの評価は過大評価かなと感じた作品。
ですが、キャラクターの成長システム、バトル自体はファイナルファンタジータクティクスを彷彿とさせるような仕上がりになっているので、SRPG好きな方には「和製FFT」として楽しめるかもしれません。
キャラデザに大きな不満はあるものの、戦闘面での不満は無いのでトロフィーコンプ目指してプレイしています。
PS4でSRPGを遊ぶなら『魔界戦記ディスガイア5』もオススメしたい。
『ディスガイア』シリーズは戦闘バランスがおかしいと思われがちな作品だが、アイテム界を使わずにストーリーを進めるなら相当歯ごたえのあるゲームだと思う。
また、やり込みの深さも相当なものである。
※追記:トロフィーコンプしたのでトロフィー取得ガイドも作成しました。トロコン目指す方は下記リンクからお読みください!
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AIの頭が悪すぎてイラつく
↑の人、絵だけで判断するのはどうかと
実際プレイしてみたら面白いですよ
最近やるゲーム無くて新しく買おうと思ったが、確かに、戦闘時とのギャップが大きいところに、絵だけ色気見せられてもつまらんと思った。
買うの止めたわw
キャラデザで言うなら、高評価している同日発売のアライアンスアライブだって好き嫌い分かれるんだから、そこは公平に見ましょうよ
第一印象(キャラデザ)が気に入らないから気になる所はどんどん気になっていってしまっているように見えます
このデザインを公平な視点で見るのは無理です。
オメガラビリンスのようにエロティックな部分を売りにしているゲームなら構いませんけど、ゴッドウォーズはエロさを売りにしたゲームではないと思っています。
こんなに胸とか身体のラインを強調する必要ありますかね?
キャラデザが気にならないなら不満点として受け取らなければいいかと。
レビューありがとうございます。
実はアライアンスアライブに続いて気になっていたんですよね。
タクティクスオウガとFFTは我が青春なのでそれを髣髴させるのならばありかな~
mtgさん的にキャラデザ無理ですか(^_^;
私的にはギャルゲーっぽくないから結構好印象だったのですが・・・服装かw
まあ買おうにも近所のお店はPS4、VITA版共に全滅なんですがね。
そうですね。
キャラクター自体というより服装がちょっとおかしいのではと感じました。
ギャルゲーとか萌えゲーならともかく、そういうのを狙っていないゲームで露出度の高い衣装を出されると痴女にしか見えないですw
衣装はアレですが、現段階ではギャルゲーチックな展開というわけではないので、そういうのを気にしているようでしたら大丈夫です。
UI、戦闘演出に関してはディスガイア5を経験しているとかなり見劣りしますが、システム面でFFTっぽいのを遊びたいというのであれば購入を視野に入れるのも有りかと思います。