Amazonプライムビデオで配信されている人気海外ドラマ『ザ・ボーイズ』ですが、シーズン4の最新話まで視聴したので、その感想をちょっと語らせてください。
シーズン4は今年の6月13日から配信されていますが、シーズン3から1年近く間が空いているのでシーズン4配信を知らない人も案外居るかも知れない。
ネタバレありの感想になるのでご注意ください。
ちょっと記事で吐き出さずにはいられないくらいにはアレだったので。
では、ちょっと感想を雑に語りますね。
個人的に、あまりにもグロが行き過ぎているシーズンだった。
もともとグロ描写の多い作品なんだけど、メインストーリーそっちのけでいかにグロ映像を見せつけるかみたいなグロの展覧会レベルになっていると感じました。
言うて自分も古参のネットサーファーで色々な不意打ちグロは見てきてそれなりにグロ耐性はあるつもりなのですが、下手なリアルグロよりもかなりキツい描写があった。これならリアルグロのほうがマシじゃね?って思うレベルで。
それが、S4第5話「ジャバウォックに気をつけろ」での描写です。
コンパウンドVをヒューイ母に投与されて能力に目覚めてしまったヒューイ父親が暴走するシーン。
壁貫通して、罪の無い人を殺戮する場面が出てきましたよね。自分はそこの描写がメチャクチャキツくて、割とトラウマレベルになってしまった。
ヒューイ父親が壁を貫通して、女性看護師と談笑していた男性に身体が重なって男性患者が即死する場面。
フィクションなのに妙にリアリティがあって、殺された人が罪もない一般人で、さっきまで笑っていたのに酷い殺され方をしたっていうのがマジでキツくて気持ち悪かった。ここまで胸糞な描写する必要あるか?
さっきまで何気ない日常を送っていた人がいきなりただの肉袋になるっていうギャップ差でメンタルやられます。この流れ自体だったらリアルでも普通にありえる状況なんですよね。突然の交通事故だったり災害なりで。だからこそのキツさがあったのかなと思う。リアルでも似たような経験をしていたら、自分以上にイヤな気分になる描写だろうな。
別に『ザ・ボーイズ』作中内では罪のない一般人が殺されたりするのは日常茶飯事(それこそ物語の始まりがまさにそれだったのだが)なんだけど、これはあまりにも不憫過ぎて目が当てられないレベルだった。
身体のド真ん中を貫通されて、ヒューイ父親がモゾモゾ動いてブシャブシャいって即死とか流石にグロ過ぎる。
ヒューイ父親を安楽死させてグッドエンドみたいな感動する流れになってるけどイカれてるよ。
そんなイカれ具合を楽しむ作品って言われたらそうなのかもしれないけど、今回のはエンタメ的なグロじゃなくてネットに散らばってるリアルグロを見たような不快感と同列だと思う。
ホームランダーに股間潰されたマ◯かきおじさんとかは自業自得だから全然良いし面白いけど、ヒューイ父親の暴走であんなことされて死ぬのは可哀想過ぎる。
結局、グロく殺されるのであればそんなことをされるくらいの罪(納得性)が必要ってことです。悪側のホームランダー達が一般人を殺戮するのは良いよ?悪だから。でもヒューイ父親は違うからね。身体を制御できない無意識の暴走だったとしても、これは良くない。
例えば、自分の兄だったら全然こういう殺され方してOKです。それくらいの罪を自分の兄は背負っているのでね。捕まっていないだけの犯罪者みたいなもの。今でも憎くて憎くて堪らないです。自分の兄に対しては、まともな死に方は許さないつもりです。
とにかく、このS4第5話があまりにも不快・強烈過ぎて結構トラウマレベルになった。この映像が今でも脳内にチラつく。可哀想なのは良くない。
第5話が強烈だったけど、シーズン4全体でもキツい部分がちょいちょいある。
■相変わらずポリコレ枠であろうキミコパートはクソつまらない。さっさと退場してくれないかなって思うけど、貴重な戦闘要員だから消えることは無いんだろうな。
■スターライトが整形のせいで別人レベル。元々可愛かったのに、なんでこんな改造を施したのか謎すぎる。ヒューイが「顔変わった?」とか突っ込んでくれたら面白いのに。ドラマが終わってない途中で整形っていうのも、なんかプロ意識を感じられなくて残念。
自分みたいな致命的ブサイクだったら整形するのも分からんでもないけど、元々可愛かった女性がなんであんなゴリゴリの整形をしてしまったのか謎すぎる。
■あとはMM(マザーズミルク)です。メチャクチャ痩せていて最初はMMって認識できないレベルだった。痩せた理由を調べたら健康のため?だったみたいなので、そこはスターライトの整形と違って仕方ないですね。
でも声優は良くない。
マザーズミルクとヒューイ父親の声優(ボルケーノ太田)を一緒にするのはどうかしてるだろ。
キャスティングしたヤツどうかしてるよ。しかも声優自身も声を全然使い分けられていなくて、ヒューイ父親はMMが喋っているのかと錯覚するレベル。字幕で見ている人は気付かない部分だろうけど、吹き替えは凄いことになっているぞ。
シーズン1の第1話を見返してみたらこの時点でしっかりMM声だった(演技はマシ感ある)けど、これはMMと関わる前だったから自分は気付いていなかったのかな。でもMMと父親を同じエピソード内で出したら流石に分かるし演技の区別も無さすぎて何だかなと……。
これだけ文句をツラツラ言いましたが、面白いかつまらないかって言ったら面白いです。テックナイトのぶっ飛んだ性癖も笑えたし。
でも、ボーイズ側のグダグダはマジつまんないっすね。ホームランダーサイドが面白いから見れています。本作に関してはバッドエンドを期待せずにはいられない。
2年前の記事でも語りましたが、主人公サイドの内輪揉め率が高すぎてイヤなんだよね……。物語に緩急つけたいのか知りませんがケンカし過ぎです。ヒステリー多すぎ。
記事は以上です。
スターライト役の整形は本人が自分の顔が醜くみえる精神病なんだとか
あとあちらでは大人なのに「可愛い」タイプの顔はバカにされる風潮があるような話も
自分もスターライトが推しキャラで視聴する楽しみの1つだったので凄いガッカリしてます
アニーがスターライト時代の写真をみて複雑な表情をするシーンは整形を後悔してるようにしか見えなくて不謹慎ながら笑った
なるほど、周りからは可愛く見られていてもそれが本人にとっては整形で変えたくなるぐらいのコンプレックスだったんですね。
ドラマが完結する前にこういうことをやるってことは、よっぽどの精神状態だったのかな……。
>>アニーがスターライト時代の写真をみて複雑な表情をするシーンは整形を後悔してるようにしか見えなくて不謹慎ながら笑った
自分もそこちょっと笑いましたw
私も病院のエピソードには違和感しかありませんでした。ヒューイと母親が引き起こしたテロのようなものなのに、なんで自分達だけ父の安楽死を選ばざるを得ない悲劇の主人公感出してるんだと。
実はこれって狙ってやっていたりとかするんですかね。ホームランダー側を応援したくなるような作りにしているとか。
ぶっちゃけここまでの流れだと主人公サイドを応援する気なんか全くと言っていいほど起きませんから。
個人的にはS1の尖ったブッチャーが好きだったのでS5でも見られそうで期待してます
勧善懲悪ドラマではないですからね。互いの正義の矛盾みたいなのは描こうとしてるんですかね。
ちなみに父親の死はヒューイの成長に必要だったっていうインタビュー記事はあるんですよね
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/26695998/
成長のための虐殺…。人がたくさん殺されるボーイズですが、それでもこのエピソードは嫌悪感残りますね。
すげえブッ飛んだインタビューで笑いましたw
これ真面目に語っているなら、あんな描写が作れるのも納得ですよwあんな場面を入れておいて成長とかいう美談じみたものにさせているのすごいっすね。