RPG アライアンスアライブ

『アライアンス・アライブ』評価・レビュー。「自分、神ゲー認定していいすか?」非の打ち所無し、RPGの面白さが詰まった近年稀に見る良作。【アラアラ】

投稿日:

※記事投稿日2017年6月23日。2019年3月8日レビュー画像のみ修正。

……我慢ならん!
面白すぎて我慢ならん!

もっとプレイしてからレビューするつもりだったけど、この面白さは今すぐにでも広めなければならない!!

『レジェンドオブレガシー』で、フリューに対して嫌なイメージを持ったユーザーが俺を含めて多数いると思うので、『アラアラ』をスルーしている人は相当多いのではないでしょうか。
なので、俺がいち早くレビューを書いてこの面白さはしっかり広めなければいけない。

パッケージも『レジェンドオブレガシー』に似てるから一層嫌なイメージを彷彿とさせるんだよね……。

マジでレジェンドオブレガシーは何だったんだよと言いたくなる。
何でレジェンドオブレガシーを生み出しておいて、こんな神ゲー作れちゃうの?

ということで、今回は6月22日に発売されたRPG『アライアンス・アライブ』のレビューをおこなっていきます!!

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『アライアンス・アライブ』概要

9人の主人公が織りなす群像劇RPG

概要
発売日:2017年6月22日(木)
ジャンル:RPG
機種:ニンテンドー3DS
プレイ人数:1人
開発:キャトルコール
販売:フリュー

ストーリー、やり込み甲斐のある育成要素が魅力の作品。
序盤は1人1人のキャラにスポットを当てるように物語が進行していきます。

ストーリー

プレイヤーは、対立する2つの種族が入り乱れる9人の主人公を物語の流れに応じて視点を変えながら、ゲームを進めていきます。

主人公たちの運命は次第に交錯し合い、やがて導かれるように集結して1つの物語へと収束します。

※公式サイトより引用

現時点での項目別評価

スコアチャート
※未クリアなのでボリュームは判定不可。グラフィックは他の3DSソフトと比べての評価。
現在のプレイ時間:10時間
6/27追記:詳細は後述しますが管理人のクリアタイムは24時間でした。(戦闘はほぼ4倍速)

『アライアンス・アライブ』の魅力

登場キャラクターが愛らしく、魅力的

このゲームに登場するキャラクターはとても愛らしいです。

よくあるアニメ絵で肌露出して萌え~みたいな感じではなく、好感が持てる造形で、キャラの身振り手振りも見ていて楽しいです。

管理人一押しキャラは「ティギー」
搭乗機体「スワンソング」からひょっこり顔を出すその笑顔がたまらない。

戦闘はサクサク、『レジェレガ』では最悪だったバランスも全く問題なし

サクサク進む戦闘

戦闘のスピードは4倍速まで早めることが可能だ。
戦闘中にRボタンを押すことでいつでも切り替え出来るぞ。

オプションで覚醒(技を閃くこと)した時に倍速にするかどうかも設定出来るので安心してくれ。

戦闘のテンポはとにかく良い。
戦闘中ギルドの支援が入ったりするんだけどギルド支援が戦闘のテンポに影響することは皆無。
※ギルド支援は敵をスタンさせたり、防御をダウンさせたりといった有利な効果がある

上記画像のギルド支援は戦闘中にリアルタイムで発生するので、戦闘が一時停止するといったテンポを損なう演出にはなっていない。

戦闘バランスも問題なし

少人数で進む序盤の戦闘は、苦戦することはほとんど無いだろう。
そしてボス戦も少し大変な程度で、敵が強くて詰むということは序盤では絶対にないと言いきれる。

序盤でヌルゲーと感じた人は安心してほしい。

物語が進み、パーティ編成が出来るようになってくると歯ごたえのある戦闘が展開される。
船上の雑魚戦とかマジで普通に死ねるから。

陣形、技術を活かした戦闘が勝利へのカギだ。

ギルドを成長させて新たなポジションを習得したり、新たな装備や術を開発したりして戦闘を有利に進めろ!

※追記:5回ゲームオーバーになったボス戦もありました。戦闘はストーリーが進むたび激化していきます。

雑魚戦といえども、有用なアクセサリー、防具がガンガンドロップするという点も評価に挙げておきたい。
ハクスラ要素もあるってことです。

能力補正、重量が下がった《銘品》と言われる装備もドロップした。(武器アイコンにMWという文字が付く)
《高品質品》のHQも存在。

戦闘中に新たな技を閃く「覚醒」

『アライアンス・アライブ』では戦闘中にキャラクターが新たな技を閃くことがある。
苦戦していた戦闘が一気に楽になるほどの強力な技もあるので、覚醒したときはどんな技を閃くかワクワクするぞ。

「サガ」好きにはたまらない要素ですよね。

技の成長

また、技を使っていると、その技が成長することがある。
ポジションごとにレベルが定められていて、そのポジションに応じたレベルが上昇する。

見た感じ99レベルまで上がりそうな気配があるので、技を極めようと思ったらとことん遊べる気がする。

「資質」によるキャラクター育成

戦闘以外でもキャラクターは成長する。
戦闘に勝利することで手に入るTP(タレントポイント)を使って「資質」と呼ばれる能力を習得することが出来る。

物語を進めることで、村人や重要人物から新たな資質を入手することもある。

技の必要SPを下げたり、閃き率を上げたり、HPやSP、技レベルの成長率を上げたり、ドロップ率を上げたりと色々な資質がある。

プレイヤーの望むがままにキャラクターの方向性を決めることが出来ます。

ギルドの成長要素

ギルドに人を配置させることで様々な便利効果、冒険に役立つ要素を開放することが出来る。
ギルドは戦術ギルド、諜報ギルド、印術ギルド、鍛冶ギルド、図書ギルドの5つがあり、それぞれ発動する効果が異なる。

鍛冶ギルドなら新たな装備品の開発、印術なら新たな呪文の開発、戦術なら陣形やポジションに関連した要素が開放されていきます。

鍛冶、印術での装備開発はHQ品、MW品といった通常の性能よりも高い武具が開発出来たりするので、その辺にもやり込み要素が存在している。

戦術ギルドでポジション開発して戦術面で優位を取るか、鍛冶ギルドを育てて装備品でキャラクターを強くさせるか、プレイヤーの自由なのです。

世界の各地にスカウト出来るキャラクターが存在するので、話しかけてギルドに引き入れよう!!

また、フィールドにある光ったポイントでギルドタワーを配置することが出来る。
建てられるギルドタワーの種類はプレイヤーが任意で決められるので好きなギルドタワーを建てよう。

※ギルドの育成、ギルドタワー建設は物語を進める必要があります

「冒険している感」のあるフィールド

良い意味で昔のRPGを思い出すようなフィールドマップ。
PS時代のテイルズとか、SFC時代のドラクエが好きな人には受け入れられる移動形式でしょう。

緻密に考えられたであろう敵シンボルの配置

フィールド、ダンジョンに配置されている敵シンボルの数が本当に良い。

多くもなく、少なくもなく、凄い丁寧に配置したんだろうなという気持ちが伝わってくる。

このくらい歩いたら戦闘したいな~って思う所に丁度敵がいる。

これは何なんだと。
俺の気持ちが見透かされているようだ。

現時点で戦ったら全滅してしまうような強力なモンスターも配置されているのも面白い。
初見で挑んで全滅して、いつか成長してリベンジしてやる!って気持ちになるね。

しかも、この敵シンボルの数はギルドを成長させることで調整出来るようになります。

なんというユーザーフレンドリー……。

シリアス&ギャグがセンス良く散りばめられたストーリー

シリアス部分に関してはネタバレに触れてしまうので語れませんが、ホワホワしたグラフィックとは裏腹に胸が熱くなるようなストーリーが繰り広げられます。

そして、小気味の良いキャラクターの掛け合い、MOBのセリフも面白い。

以下は、とある囚人のセリフなんですが……



こんなマゾ囚人が唐突に出てきたら笑うに決まってるでしょ。

何気ないキャラクターのセリフが面白くて、村人全員に話しかけています。

『アライアンス・アライブ』の悪いところ

無し。

ありません。

タイトルの通り、非の打ち所がないです。

最初は資質が少ないかな?と思ったけど冒険を進めていったらどんどん開放されていったから、この不満点は消えた。

キャラクターのボイスは一切無いので、人によってはそこが不満点になるかもしれません。

セーブデータについて

セーブ出来るのは1つだけのように見えますが、Xボタンを押すとSDカードに複数セーブ出来ますので購入予定の方は覚えておいてください。

見落としている人がいるようなのでここで説明させていただきました。

総括

まさかここまで完成度の高いゲームだとは思いもよりませんでした……。

現時点では、本当に悪いところが見当たりません。
民家や街の出入りの読み込みも皆無で、遊んでいてストレスを感じる要素が全く無い。

なので、満点です。

減点しようがありません。

後はボリューム次第でどうなるか、といった感じですが、ギルド等の育成要素を見る限り問題は無さそうです。

自分のステータス的にも、10時間プレイしてやっと序盤が終わったとこかな?って感じがしています。

一見すれば、本当に一見しただけならば懐古厨に迎合した単純な古臭いRPGに見えなくもない本作ですが、自分で陣形を自作したり、ギルドを育成してポジションを増やすことでプレイヤーの戦略は広がっていきます。

やり込み要素はかなり深いところまであるかと思う。

フィールド、ダンジョンに落ちているアイテムを集めることで強力な装備と交換出来たり、という収集要素も有り。

とにかく、「RPG」というものを遊びたいなら是非とも『アライアンス・アライブ』購入してみてください。

一言で言うなら万人向けになった『ロマンシング サ・ガ』かな?

※6/27追記:24時間でクリアしました。
RPGで言えばボリュームは少なめですが、ほとんどの戦闘を4倍速でこなしていたのでそれもあってのクリアタイムです。
クリア後のダンジョンは存在しませんが周回要素有り。
個人的には、あと2つほど世界があれば良かったかなとも思いましたが、社会人の方にはこのくらいが丁度良いボリュームかもしれません。
物足りない人は周回プレイで遊ぶのも良いですしね。細かい分岐はかなり有りますから。

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アライアンス・アライブ
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-RPG, アライアンスアライブ

執筆者:


  1. 匿名 より:

    本当に面白い!!
    プレステでやれて大満足です

  2. 匿名 より:

    PS4で発売されないかなーと心待ちにしていたのでこれは凄くありがたいです。
    絶対購入します。

    • 管理人mtg より:

      良かったですね!アラアラはその期待を裏切らないタイトルだと思います。

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