トライアングルストラテジー 体験版

『トライアングルストラテジー』体験版レビュー。体験版時点でも感じる神ゲーの手応え。ストーリーの命運を握る“信念の天秤”も緊張感があり、斬新なタクティクスRPGだ。

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ニンテンドーダイレクトにて突如発表されたSwitch専用のタクティクスRPG『トライアングルストラテジー』ですが、配信された体験版を早速遊んでみたので、感想を語りたいと思います。しまっていたスイッチ引っ張り出したぜ。

面白そうな

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では、早速体験版の感想に移ります。

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プロジェクトトライアングル ストラテジーの体験版レビュー

歯応えのあるタクティクスRPGさを感じた

本作はスパロボやファイアーエムブレムのような平面のSRPGではなく、高低差があり、味方の向いている方向なども重要な“タクティクスRPG”です。

弓矢なら高いところから撃ったほうが威力が高まるし、方向で言えば背後から攻撃するとダメージが上がる。また、味方同士で敵を挟むことで連携攻撃も出来ます。

それらのような立ち回りだけでなく、地形に効果を及ぼすアビリティもあったりします。

例えば、氷壁を生み出すアビリティを使い……


これによって、後続に控えている敵の進行を止めることも出来ます。

また、ハシゴの上から矢を撃ってくる敵に対しては、ステルス(敵のターゲットにならないアビリティ)を使った味方が単騎駆けしてハシゴを登り、スリーピングダガーという技で睡眠状態にさせ、戦闘不能状態に陥らせるという立ち回りも可能だ。

このように、平面のSRPGでは体験出来ない攻略を出来るのが、タクティクスRPGの魅力と言えるだろう。

戦闘で使うアビリティについて

アビリティについて。

このゲームにはMPという概念がなく、“TP”と呼ばれるものを消費してアビリティを発動します。

TPはキャラの手番がまわってくるごとに1貯まり、アビリティによってその消費量が変化する。強力な技ほど消費TPが高いです。
(他、特定条件下においてTPが増えたりする能力もある)

つまり、TPの管理も重要ということですね。無闇やたらと強い技を連打出来るわけではありません。

信念の天秤

プレイヤーはストーリーの途中で“決断”を迫られます。

そこで登場するのが“信念の天秤”と呼ばれる本作の特徴的なシステムだ。

簡潔に言ってしまうと多数決で分岐が決まるシステム。いや、こう言ってしまうと凄い単純に感じてしまうだろうが、実はそうではない。

“多数決”なので、プレイヤーだけでなく、他のキャラクター達の思考も影響されるのだ。

そのため、プレイヤー自身がAを選んだとしても、必ずしもAの結末に行くわけではない。他キャラクターの多くがBを選んだのなら、多数決によってBの選択肢が選ばれる。多数決によって決められた結果は、プレイヤーでも覆すことは出来ない。が、しかし、他キャラクターの感情は説得することで揺り動かすことも出来ます。

自分がAの選択をしたいのならば、他のキャラクター達もAの選択へ感情が向かうように説得をしましょう。

体験版で迫られる重要な選択は、「ロラン王子を敵に差し出して戦闘を回避するか、差し出さずに徹底抗戦を構えるか」です。

この時点では、ロランを差し出して戦闘は回避するべき、という意見のキャラクターが多かったのだが……

私の説得の結果、ロランを差し出す派はゼロになりました。


投票では、ベネディクトのみが反対派でした。




これによって、ロランを敵軍に差し出すことはなくなり、次のステージでは街を犠牲にするほどの死闘を繰り広げることに……。

悪いやつがとことん悪い顔してて面白い

会話画面では、Xボタンで話しているキャラのプロフィールを閲覧することが出来ます。

悪役がメッチャ悪役顔してて笑いました。

で、その反対に、明らかに性格が良さそうなキャラは凛々しくて正義感のある顔つきしてんですよ。

このギャップには流石に笑いました。悪人をなにもこんな悪役面させなくても……ってね。

まとめ

以上、『トライアングルストラテジー』体験版プレイインプレッションでした。

他、上記で語らなかった部分も簡潔にまとめておきます。

他、気付いた感じた点
・範囲攻撃や槍などによるフレンドリーファイア無し
・戦闘中のセーブは不可能。中断は可能
・ジョブシステムがあるかどうかは現時点では不明
・現時点では、レベルアップによってアビリティを習得する
・フルボイス

何気にフルボイスなのが凄いと思いました。分岐もあるので、テキスト量は半端なく多そうですけど、それをフルボイスにするかと。正直な話、別に自分はこのタイプのゲームでフルボイスは求めてはいなかったので、意外でした。

あと、戦闘の歯応えもかなりあります。ゲームをプレイする最初のところで、「やや難しめのチューニングにしております」との文言を突きつけられる。

その言葉に偽りはなく、2つ目のステージは普通に難しかったです。とりあえず初見ではクリア出来なかったので、コントローラーを置いてレビュー記事執筆に至った次第です。

体験版記事としては以上となります。神ゲーの手応えはヒシヒシと感じました。

本作の発売日は2022年内とだいぶ先の話になるので、ジックリと発売が来るのを待ちましょう。

余談ですが、同じジャンルのタクティクスRPGとしては『ゴッドウォーズ 日本神話大戦』という作品がSwitch/PS4/STEAMで発売されています。

こちらは管理人がとてもハマった作品で、面白さは保証しますので、「トライアングルストラテジーまで発売日が待てねえ!なにかタクティクスRPGが遊びてえ!」と思った方は、『ゴッドウォーズ 日本神話大戦』をプレイしてみてください。神話、御伽噺をモチーフとした作品なので世界観は全く異なりますが、タクティクスRPGとしては同じような遊び方が出来ます。

『ゴッドウォーズ 日本神話大戦』にはジョブシステムが存在し、「ファイナルファンタジータクティクス ライクな作りになっています。詳細は下記の海外メディア向け寄稿記事をご覧ください。

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