ストリートファイター5

『スト5』2016年の無印版発売日から現在までずっと引き籠もっている現実。世界が目まぐるしく動いている中、俺に残ったのはLP2万だけだった。

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『ストリートファイター5』の思い出を唐突に語りましょう。

ツイッターで「#ストVの思い出」というハッシュタグが流行っているので、自分もしっかり便乗していく。

思い返してみると、自分はスト5発売日から現在まで、一切働かず他人とまともに会話もせず生きていたことになる。

これが現在の自分の部屋の状況です。

人が長期間引き籠もっているとこういう部屋になります。この汚い、布団一枚範囲の空間で自分はずーーーーっと過ごしている。
(ゲームのパッケージが積み木みたいになっているのは、ホコリがパソコンに入らないための防御策です)

スト5が発売されたのが2016年2月18日。この日のことはしっかり覚えている。なんせ自分は一番豪華なパッケージ“ヴォルカニックエディション”を購入したからだ。

スト5ヴォルカニックエディションが届いて、まあワクワクしましたよね。それこそ新時代の幕開けですから。そのときの自分が2023年2月まで引き籠もりを続けていることなんかつゆ知らずに。

ストリートファイター4の長い歴史が終わり、新時代ストリートファイター5が始まったんです。

言うて最初はブブ5(回線切れ多発)とかバランスの悪さとか中身の薄さとかでクソゲー扱いされましたね。自分もプラチナトロフィー取ったあとは起動しなくなった。

評判が悪かったのは純粋にカプコン側の自業自得です。製品未満で出したと言っても過言ではない内容でしたから。熱帯やらない人にとっては特にクソゲーと感じたことでしょう。

暫く完全に引退状態でしたが、ももちさんの大会のプレイをキッカケに再開しました。そこからどんどんのめり込んでいき、ダイヤに到達。プロゲーマーのウメハラさんと戦い、スーパーダイヤに上がったことで自分の中でゲームクリアとなりました。スパダイ到達後はただひたすらにカジュアルマッチを遊ぶプレイに切り替えている。

“アップデートを繰り返していくうちに段々と良作になっていった”というのが自分のスト5評価です。特にVシフトの実装がデカいかな。
※Vシフトは2021年2月実装

アレは本当に素晴らしい共有システムだと思う。防御がよくわからない初心者の人も、Vシフトを覚えちゃえばなんとかなるってシーンがかなり多いだろうし、Vシフトが絡んだ攻防みたいなものは大会でも凄い見かけましたよね。

Vシフトにゲージを割くか、トリガーのためにVシフト使わずしのぎ切るかみたいな選択肢も生まれますし、このシステムを考案した開発スタッフは天才だなと思います。

しかし、発売日が2016年か~……。

いまが2023年っていうのもにわかには信じられないんですけどね。引き籠もっていると年月経つの早すぎて本当に恐ろしい。

オレ、この7年間で何も成長してないんだけど……。

7年間

オレに残ったの、スト5のLP2万っていう肩書だけやぞ……。

履歴書に書けるか、コレ……?履歴書に書いて採用されるところあったら教えてくれよ。

これが社会人だったり学生の人だったら、「忙しい合間にプレイしてよく頑張った、感動した!」って褒められるだろうけど、オレ引き籠もりだからな……。

引き籠もりがひたすらスト5触って辿り着いたのがウルダイやグラマスとかではなくスパダイっていうのが悲しいよな。

ただ自分が誇れるのは、コミュニティに属さず、他プレイヤーと馴れ合ったりせずに自力でスパダイまで辿り着いたことです。勿論プロの動きとかはしっかりとパクったりしたけど、直に誰かに教わったとかそういうのは一切ない。

そこは、馴れ合っている他のヤツらとは違うと思っているところだ。性格悪いから友だちが出来ないって言えばそれまでだが。

そりゃ仕事もろくに出来なくて引き籠もりやってるんだからゲームのセンスも無いに決まっている。APEXだって最高ランクはダイヤです。ほとんどゲームしかやってこなかった人生なのに、そのゲームですら上級者の枠に辿り着くことができない無能。

まあやっぱり引き籠もるべくして引き籠もっているんですよ。だから結局、自分の行き着くところは、「バカは子供産むな」っていう結論になる。

親が貧乏で無能だったりすると、それを引き継いだ自分みたいな不幸な人間が生まれるわけで、オマケに死ぬ恐怖も味わわなきゃいけないんだから、これが地獄でなくてなんだって話になる。

……にしても時の流れは残酷だ。

7年って言ったら、小学1年生が中学生にあがってしまう歳月ですからね。

小学1年生が凄い濃密な時間を過ごして中学生に成長している間、自分はひたすら引き籠もっていて人生経験は一切積まなかった。

人生を振り返ってみても、小学校・中学校時代の1年って凄い長く感じましたよね。そのあいだの濃密な7年間が、引き籠もり空虚の7年と間隔自体が同じだなんて本当に信じられない。学生時代の7年と引き籠もっていた7年が本当に同じなのか?

普通に7年間を過ごした人達は色々な経験を積んだと思う。だが、自分が7年間で積んだのは『スト5』のLP2万だけ。恐ろしくて震えが止まらない。

今年6月にはいよいよ『ストリートファイター6』が発売されます。

多分、人生で最後のストリートファイターになる可能性が高い。引き籠もりはこのまま継続するけど、そろそろ訪れるのは親の死か。もしスト6がまた7年続くってことになって、もし自分がこのまま更に7年引き籠もっていたらもう流石に自殺するか犯罪でもしているんじゃないかって未来が脳裏に浮かんでくる。

スト6は楽しみだが、自分の人生を直視することが恐ろしくなってきた。

時間が経つことの恐怖がどんどん増していく。今年ももう3月になっちゃいますからね。あっという間ですよ。

スト5発売日の2016年なんてつい最近のことに思えるのに、いまや遥か昔。この時の流れの早さは一体何なのか。7年間、ほとんど何もしてこなかったのにあっという間に時が過ぎていった。

何かしていれば人生が変わっていたか?っていうのは無駄な仮定です。自分みたいな人間が努力しても何も起きません。親から受け継いだ遺伝子(バカ・ブサイク・ハゲ・チビ)が終わっているので。

以上、スト5の楽しい思い出を語らせていただきました。

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