先日10月4日にAmazonプライムビデオで配信された映画『ゾンビ津波』を視聴したので、その感想を語ります。
ギャグみたいなタイトルだが、本当にゾンビであり津波である。カツカレー、ラーメンライスみたいなタイトルだが、その通りの内容である。
このとんでもない欲張りなタイトルに惹かれて視聴に至った。
あらすじを引用します。
美しい孤島の静かな海で地震が発生。仲間のレイたちを乗せて海に出ていた船乗りのハンターは、揺れが収まった直後、釣り竿に大きな獲物がかかったことに気づく。
レイが慌ててリールを巻くと、それは巨大な魚…ではなく、なんと1体のゾンビだった!負傷者を出しながらも、何とかビーチへ逃げ帰った彼らだったが、海にはさらに無数の不気味な影が見える。
さらにその時、不運にも地震の影響で大津波が発生。海中を漂う大量のゾンビを乗せた大波が、平和な町を襲おうとしていた…。※Amazonプライムビデオの紹介文を引用
とりあえず、ゾンビ映画好きなら多分楽しめる作品だと思うので、ゾンビ映画好きで本作未視聴であるならここから先の感想は見ないで映画を視聴してほしい。多分、楽しめるだろうから。
ではここから先、感想よろしいか。
ゾンビ映画として見るとしっかり楽しめる作品になっていたと思う。間違いなく、クソ作品ではない。最初から最後までしっかりメリハリが効いていたし、退屈なシーンはほとんど無かった。
開幕にカップルが死亡フラグビンビンに立てながら殺されていったのが完全に予定調和で掴みはOK。
笑えるシーンもしっかり用意しながらも、ゾンビの存在はしっかり驚異として描かれていた。
ただ、そこらのモブキャラが明らかにヤバそうなゾンビを介抱しようとして殺されるシーンは危機感なさすぎてメチャクチャ笑った。
危機感がないと言えばドラマーもそうだった。ちょっとあそこのシーンは酷すぎて逆に爆笑した。おまえ無茶し過ぎだろ……!って突っ込みたくなるシーンだった。
多分あれは制作側もギャグとして作った部分だと思う。あのバンドマン達の殺され方は完全にギャグだった。命がそこらのモヤシよりも軽い。
彼女を生贄に助かろうとしたクソ彼氏もしっかり因果応報を受けて視聴者にカタルシスを感じさせてくれた。殺された彼女がバクバクゾンビに襲われてたけど死体がキレイで笑った。
津波自体はかなりオマケっぽい存在だったけど、そこは良しとします。1回だけだと津波の印象が薄いから2回津波を出してきたところは好感が持てる。津波の中にゾンビが沢山浮かんでいたあの絵面は凄かった。
まとめると……
ゾンビ映画としては確実に面白い部類に入る。
ただこれを映画という括りで見ると、どうなんだろう。映画全体の括りで言うなら評価は5点満点中3.0~3.7といったところか。
誰が生き残るのか最後まで分からないような展開になっていたのも良い。
ストーリーはしっかり用意されていて、キレイな終わり方してくれます。ゾンビの量が異常に多すぎるのが気になるが、そこを気にしたら負けだしな。そうしたら津波のところからツッコミ入れなきゃいけなくなる。
もしかしたら未視聴で記事を最後まで読む人も居るかも知れないので、半端に情報を伏せつつ語らせてもらった。
悪くない映画だと思うので、タイトルに惹かれたら視聴してみて欲しい。
超大作でもないし、CGはショボいけど、タイトルだけ捻って考えました頑張りましたっていう手抜き作品でもないです。一応グロ注意です。
Twitchのストリーマーがウォッチパーティーで視聴するのにも良いタイトルだと思う。ツッコミどころ多いので。