『漢字検定1級合格への道』第2回。合格を目標とはしていないが、とりあえず勉強は毎日しているのでこのようなタイトルで進めていきます。
さて、書籍「分野別精選演習」の音読みの部分の意味を数日前にやっと調べ終わることが出来ました。
※意味を調べ終わっただけなので、読み方はまだまだ頭に入っていない
1ページに20問あって、それが20ページ分あるので、約400個の意味を調べたことになります。流石にこれだけでもかなり面倒でした。“約”というのは、ほんの少しだけ意味を知っている単語もあったからです。準1級レベルの読み問題が僅かにありました。
いや、大変でした。でも、まだまだ意味を調べていかなければなりません。訓読みはそこまで意味を調べなきゃいけないものはないのですが、対義語類義語四字熟語なんかは音読み同様に意味を調べていかないと話にならないでしょう。
しかし、流石に意味調べは疲れたので、現在は気分転換で書き問題を進めている。
漢字を書くのはそこそこ楽しい。
ただ、あまりに珍しい漢字は1日経つと余裕で忘れたりする。覚えづらい漢字は頻繁に復習する必要がある。泣き噦る(なきじゃくる)は頭にいれるのに3日はかかった。
ちなみにこれは“泣きじゃくる”では一発変換出来ないレベルの漢字です。噦り(しゃっくり)にも使われる漢字。音読みは“エツ”だが、“えつ”と打っても変換に対応していない。
「口+歳」の組み合わせですが、歳の部分は若干書き方が違うので注意。漢字自体は難しくないのだが、脳内で漢字に変換出来るイメージが物凄く湧きづらい。これが記憶に定着させづらい理由か。でも、記事にしてアウトプットしたので、これで頭にしっかり入ると思う。
そして、つい最近知った面白いところはコレ。
「くるり」が常用漢字で書けてしまうということ。
「急にクルリと後ろを振り向いた」
この答えは“転”です。まさかこの動詞が漢字で書けるとは、知りませんでした。これ漢字で書けるのか~!って驚きました。
ちなみに転は、転た寝(うたたね)という熟語にも使われます。
転た(うたた)という読み問題が準1級に出てきます。これは“徐々に”って意味です。
あと、格闘ゲーム『ストリートファイター5』でダンが豪鬼に負けると「剽げるか……去ね」というセリフを吐かれるのですが……
この剽げる(ひょうげる)は“おどける”という意味です。“ふざけているのか、消えろ”ってことでしょうね。“剽”は、剽軽(ひょうきん)という書き問題で漢検1級に登場します。
へうげもの(ひょうげもの)というマンガがありますが、これは“剽げ者”、ひょうきんな人間という意味になることが分かる。
漢検1級は実生活では全く役に立たないと言われたりするが、こうやって勉強していると、そう無駄でもないと思える。というか何かを勉強するという行為に無駄なものはないだろう。
「そんなのを勉強しても無駄だ」といって他人をバカにすることこそが無駄だと思うし、愚かだと思う。そうやって他人の努力にケチつける時間を自己研鑽に注ぎ込めばいいでしょうに。
さて、普段使っているひらがな言葉が実は漢字で書けるっていうのを知れるのは面白い。漢検準1級の勉強もそうだったけどね。
1級の勉強をすることで“かち合う”の“かち”が漢字で書けるようになったりもします。
これは“泣きじゃくる”同様に一発変換出来ないので、覚えたところで使う機会もない(こんなのを漢字で書いたら逆に伝わりづらくなる)のですが、それを知ることに面白さがあると思う。知らないことを知るというのは良いことだ。
以上、『漢検1級合格への道第2回』でした。
・噦り(しゃっくり)
・転(くるり)
・転た寝(うたたね)
・剽軽(ひょうきん)
・剽げる(ひょうげる)
・搗ち合う(かちあう)