今回は2018年8月2日に発売されたダンジョンRPG『世界樹の迷宮X(クロス)』のレビューをおこなっていきます。
本作は3DSでは最後の『世界樹の迷宮』となっている。
(既に続編を示唆した映像がYouTubeより公開されています)
“クロス”の名が表すように、過去シリーズのエッセンスがクロスされた集大成的な作品となっている。
自分は世界樹の迷宮Ⅳ以来、約6年ぶりの「世界樹の迷宮」です。久々の世界樹はとても懐かしい気分。
では、レビューといきましょう!
※ミーバースのサービスが終了したため、ゲーム画面は全て直撮りとなっています。ご了承ください。
DRPGとしてしっかり楽しめる作品
世界樹の迷宮は長寿シリーズだけあって、ダンジョンRPGとしてしっかり楽しめる作品になっている。
・19種類の職業を選択出来るキャラクターメイキング
・そこから生まれるPT編成の自由度の高さ
・スキルツリーシステムで育成も人によって千差万別
・寄り道的な小規模ダンジョンも有り
・歯ごたえのある戦闘
・敵を倒し、素材を売却することで装備品が増えていくのが楽しい
・武器は最大で+5まで強化することが出来る
・迷宮内では突発的に起こるイベントが多く、飽きさせない作りになっている
・クエストの報酬が美味しい
・ダンジョンは踏破した階層からスタート出来る
RPGのクエスト報酬ってショボいものが多いけど、本作は経験値が美味しいし、強力な装備をくれたりするぞ!
敵を倒して手に入れた素材を売却すると装備品が増えていくのもワクワクします。
キャラクターメイク
職業は19種類
キャラクターメイクの際に選べる職業はシリーズ最多となる19種類。
職業ごとにスキルツリーが設定されており、プレイヤーの好きなようにスキルを習得・成長させていくことが出来る。
新たな職業「ヒーロー」は残像を生み出して攻撃したり、攻撃時に味方全体のHPを回復できるスキル等を習得する。序盤から氷属性攻撃が使えるのも魅力。
ヒーローは強職っぽいわね。
カラー、ボイス設定
本作はカラーを細かく設定出来るようになっている。
ボイスも60種類から選べます。
(自分はDRPGにボイスは不要という考えなので、ボイスオフにした)
名前、容姿、ボイスは冒険者ギルドでいつでも変更可能なので安心してください。
序盤から戦闘は歯ごたえ有り
戦闘の難易度は中々に高いです。序盤から手加減無しだ。
管理人はベーシック(ゲーム難易度は後述)で遊んでいますが、第2迷宮のボス戦で全滅しました。
ボス戦は長期戦になるため、TP管理がとても重要となる。
また、攻撃パターンの把握も同様に大事だ。
第2迷宮の某ボスは◯ターン周期でクロスカウンターをしてくるので、そのときはむやみに攻撃せず、守りを固める必要があるぞ。これを理解していないと物凄い苦戦するはず。
ボスが強いので、苦労して倒したときは達成感を味わえます。
【余談ですが、管理人の編成も紹介】
管理人の編成はパラディン、ヒーロー、ハイランダー、ガンナー、メディックです。奇をてらったPTではなく、かなり安定志向。
最初はゾディアックを入れていましたが、TP消費が激しく雑魚戦で使いづらいと感じたので、ガンナーを入れた。
ヒーローの属性攻撃によってハイランダーの攻撃スキル「スピアインボルブ」が活きる。
サブクラス解禁で更に育成は楽しくなりそう
冒険を進めることで解禁される「サブクラス」というシステムがある。
サブクラスは、メイン職業とは別に設定出来る職業。
サブクラスの解禁時期は不明ですが、これによって育成が更に楽しくなることは間違いないでしょう。
(5chでは第8迷宮で解禁との情報有り。管理人はそこまで進めていないので確証無し)
メイン職業とサブ職業の組み合わせで強力なシナジーが発生することも予想出来ますしね。
難易度は4種類から選べる
難易度は「ピクニック」「ベーシック」「エキスパート」「ヒロイック」の4種類から選択可能。
難易度 | 解説 |
ピクニック | ストーリーを楽しみたい人向け。全滅してもゲームオーバーにならず、その場から再開できるうえ、一部のアイテムは使用しても減らない。 この難易度で始めると他の難易度に変更できない。 |
ベーシック | 世界樹の迷宮未経験者&RPGを楽しみたい人向け。全滅しても一度だけその場から再開できる。 |
エキスパート | 過去の世界樹をやり込んだ人向け。 |
ヒロイック | この難易度はゲーム開始時にしか選択できない。別の難易度に変更可能だが、その後はヒロイックに戻せなくなる。 データの引き継ぎを行えない。 |
管理人は「ベーシック」で進めていますが、それでも戦闘は歯ごたえがあります!
データの引き継ぎ云々と書かれているところから、周回要素もあるのかな?
BAD部分
オートマッピングに少しダメ出ししたい
本作のウリである、自分で地図を描いていく要素。
管理人、ぶっちゃけこのシステムあまり好きではない。
なので、オートマッピングを利用している。
オートマッピングを使用することで床と壁を自動で描き込んでくれるのだ。
これは便利であるのだが、惜しい。一つ惜しい。
扉のところもオートで描き込んで欲しかった……!
扉を通る度に、扉アイコン置いて、壁に線を書き込むのが面倒だ。
※個人的な感想です。マッピング要素が好きな人はBAD部分になりえないでしょう。
戦闘終了時のテンポが若干不満
メディックのスキル、“戦後手当”を習得すると、戦闘終了時に味方全体のHPを回復する。
とても便利なスキルなのだが、この回復エフェクトのせいで戦闘終了がワンテンポ遅れる。
もうちょっと素早く表示出来なかったもんかな。ここは残念な部分だ。
まとめ
プレイ時間は7時間とまだまだ序盤ではあるのですが、面白さの手応えは十二分に感じています。
ダンジョンを少しずつ開拓していき、HPやTPがピンチになったら帰還。これを繰り返して育成、攻略していくのが楽しい。DRPGの醍醐味ですね。
ダンジョン間のショートカットも“欲しい”って思うところに配置してあるのがニクい。
携帯機ということもあり、クーラーをガンガン効かせた部屋で布団に潜りながら遊ぶのにもってこいのゲームです。
寝っ転がりながらチマチマ遊べるのは3DSの良いところですね。
質実剛健、正統派なDRPGを求めている方は買って損のない鉄板タイトルでしょう。
※Amazonでは早くも品切れ。次回入荷予定は8月10日です。
(売る予定が無いならオンラインコード版も有りです)
世界樹の迷宮シリーズ、プレステでもでないかなあ・・・
自分も世界樹シリーズは1~5、新1・2と全て遊び倒したので今作も非常に期待していましたが、期待に違わぬ出来でした。
個人的にはどの過去作も楽しめましたが今作はキャラの職が全19種とパーティの組み合わせを考えるだけでも膨大な組み合わせになる上、過去作よりも遥かに細かく各キャラをカスタムでき歴代キャラのグラまで選べる、更に戦闘高速化や移動高速化といった快適要素も加わり・・・と正に集大成と言った感じですね。
自分がせっかちなのもあり今になって快適要素が無い過去作をやるとかなりもどかしかったのですが(バランスはともかく)同一の組み合わせでXで遊び直せるわけですから喜びもひとしおでした。
新1・2と5がやや評価が別れるものだっただけにXを様子見していた人が多かったようですが、良作だと知られるにつれアマゾンでは入荷が半月待ちで転売ストアまで出ているのが人気を表していますね。ステマと言われそうなコメントですが、実際それぐらい面白いので買って間違いのない名作だと思います。
レビューありがとうございます。
オートマッピングはやっぱり中途半端でしたか(^_^;
でもまあこのくらいなら我慢できるかも。
3DS最後と言うことで買うことにします。
クリアまでプレイできる自信はまったく無いですがw
オートマッピングはもうひと押し欲しかったですねw
ボリュームが凄そうなので自分もクリアまで遊ぶかは分からないです。
オートマッピングはFULLで壁も描いてくれます
扉のところは通っても描いてくれないです;