今回は、先日の8月23日に発売されたPS4/Switch用ソフト『僕のヒーローアカデミア One’s Justice(ワンズジャスティス)』のレビューをおこなっていきます。
本作は、人気漫画「僕のヒーローアカデミア」を題材とした1vs1の対戦アクションゲームです。
ちなみに、自分自身は原作を殆ど知りません。
スマホアプリ「少年ジャンプ+」で14話まで読むことが出来たので、自分のヒロアカ知識はそこで止まっています。
「ブラッククローバー」同様、そのうち漫画喫茶で一気読みしたいとは思っている。
話が逸れますが、「少年ジャンプ+」では車田正美さんの名作『男坂』が全話無料で読めるので興味のある方はジャンプ+にアクセスしよう。
関連記事:『少年ジャンプ+』で「男坂」の全話が無料で読めますよ!他、ジャンププラスは面白いマンガが沢山。
では、『僕のヒーローアカデミア One’s Justice』のレビューといきますね。
ゲーム内容
冒頭でも語ったとおり、本作は1vs1の対戦アクション。
みんなでワイワイ遊ぶパーティーゲームではなく、格闘ゲームのようにタイマンで戦います。対戦相手の体力をゼロにすれば勝ちという単純明快なルール。
主なモードはストーリー、ミッション、フリーバトル、ネットワーク、キャラクターカスタマイズ、ギャラリー。
モード | 内容 |
ストーリー | 僕のヒーローアカデミアのストーリーを追体験するモード |
ミッション | クリア条件の異なる様々なミッションをクリアしていく1人用モード |
フリーバトル | 1vs1、1vsCPUなど、オフラインで対戦を楽しむことが出来る |
トレーニング | CPUを相手に対戦の練習が可能 |
ネットワーク | 全国のプレイヤーとオンライン対戦が出来る |
ギャラリー | キャラクターのボイス、イラスト、BGM等を鑑賞出来る |
対戦する際は、メインキャラクター+“サイドキック”と呼ばれるアシストキャラクターを2体選択する。
※操作設定は初心者向けの「ノーマル」と、自分でコンボを好きに繋げられる「マニュアル」がある。キャラ選択画面でR1ボタンを押すと切り替え。
メインキャラクターがプレイヤーの操作するキャラ。
サイドキックは、戦闘中に補助的な役割を果たす。ワンボタンで登場するアシストキャラ。
ヒロアカ One’s Justiceの魅力
演出が格好良い
演出が派手で、見栄えが良いです。
キャラクターもガンガン喋ります。
なんか「ジョジョの奇妙な冒険」で見たことのある技もあって笑えました。
自分はアニメも見ていないので原作再現度がどうとかは分かりませんが、演出のクオリティは非常に高いです。
対戦の駆け引きがしっかりと味わえる
本作は格ゲーのように、対戦の駆け引きを味わうことが出来る。
・通常攻撃はガード不能攻撃に勝つ
・ガード不能攻撃はガードに勝つ
・ガードは打撃に勝つ
・カウンター攻撃は打撃、飛び道具に勝つ
といったように、それぞれの攻撃手段に有利不利が存在している。
敵が通常攻撃で殴ってきそうならガードを固めて……
そこから反撃!□→□→スティック+◯で浮かせて……(マニュアル操作:緑谷出久の場合)
空中コンボまで繋げて大ダメージ!
逆に、敵が殴ってこず、こちらの打撃を警戒してのカウンター狙いならばガード不能攻撃を仕掛けよう。
また、キャラが黄色く光る“カウンター攻撃”はいわゆるスーパーアーマー状態。打撃に一方的に勝てるが、ガードされると反撃が確定する。
通常攻撃もカウンター攻撃同様、ガードされるとスキが出ますが、単発ヒット確認(通常攻撃の初段をガードされたら攻撃を止め、攻撃がヒットしていたらコンボを続ける)をすることで反撃を食らいづらくすることも可能だ。
要は、通常攻撃がガードされたら無闇にボタン連を連打しないほうがいい。
格闘ゲーム経験者なら、ここらへんの読み合いは早めに理解出来ると思います。
キャラクターカスタマイズも充実
カスタマイズアイテムが豊富で、原作キャラクターの衣替えを楽しむことが出来る。
カスタマイズアイテムはミッションやストーリーを進めたり、ゲームを遊ぶことで貰える通貨を使用することで解禁可能。
まるっきり雰囲気が変わるアイテムもあるので、色々試してみよう。
トレーニングモードでコンボの練習も可能
トレーニングモードがあるので、コンボの練習をすることが出来る。
※デフォルトだとCPU設定になっていて敵キャラが勝手に動いてしまうので、設定で「ダミー」にしよう
攻撃がヒットしているときは、ダッシュを利用してスキをキャンセル→そこから更にコンボを繋ぐことも可能だ。
攻撃のスキをダッシュで消すことも出来る #ヒロアカ pic.twitter.com/8Z9oi1beJe
— mtg (@magic_game60) 2018年8月23日
トレモに籠もるのが好きな格ゲー勢にもオススメ。
荼毘とトガヒミコが辛い
ただ、対戦していて「ヤベエだろこのキャラ」と感じたのが2人います。
それは、荼毘(ダビ)とトガヒミコの2キャラ。
両キャラとも、追尾性能の高い遠距離攻撃を持っています。
ネット対戦でこの2キャラと出会うと、殆ど遠距離攻撃しかしなくてメッチャ冷めます。いやお前、それ楽しいの?的な。
対策という対策も、いまのところ殆ど思い浮かびません。
自分の場合は“緑谷出久”のチャージ攻撃で対抗していますが、それでも勝てることは少ない。
緑谷出久の△ボタンチャージ攻撃は多段ヒットになるので、単発の遠距離攻撃を打ち消しつつ敵にダメージを与えられる。
ランクマッチだとこの2キャラの寒いプレイに付き合うことが多いので、自分はフリーマッチメインで潜ることにしました。
ダビとヒミコの対策を知っている方がいたら教えてください……。
まだ発売されたばかりなので、自分の知らない対策が存在する可能性が超高いですし、キャラゲーにそこまで綿密なバランスは求めていないので、この項目はBAD部分として挙げていません。
難点:ロード時間
自分が本作をプレイしていて感じた唯一の不満点は読み込み時間です。
オンライン対戦を遊ぶときのテンポが悪い。
マッチングが成立してから対戦が始まるまでだいたい35秒~40秒。まあここらへんはストリートファイター5を経験している管理人にとっては許容範囲ではある。
が、戦闘終了後も長い。リザルトが長い。
リザルトが終わって次の対戦に行くまでに20秒掛かります。
これがスト5みたいに連戦出来る仕様だったらまだいいんですけど、ヒロアカの場合は2ラウンド先取、1試合で終了なので、どうにも対戦のテンポが悪く感じてしまう。
ここだけは残念ですね。
それでも、「あと1戦やったら終わろう。あと1戦やったら終わろう。」という、格ゲーあるあるな中毒性がある。
「あと1戦」がループして結局数時間遊んでました。
まとめ
本作は間違いなく良作と言える出来栄え。
1作目でこのハイクオリティっていうのにも驚きですね。予想していた以上に面白くて、良い買い物をした。
原作の知識に乏しい自分でも対戦アクションとして楽しめたので、原作好きな人ならマストバイレベルになるかと。
格ゲー好きな人にも有りな選択肢。
ただ、唯一のBAD部分である読み込み時間の長さが残念なので、点数は8.9/10とします。
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