ソシャゲ(スマホゲー)がいかに時間を拘束できるか、他のソシャゲに移らないようにするかみたいなパイの取り合いになっているのは皆さんご存知かと思います。
周回の報酬を豪華にしたり、イベントランキングだったり、ギルド対抗戦だったりで、時間を拘束させるコンテンツを運営がしっかり用意している。
この“パイの取り合い”が家庭用ゲーム界隈でも起こっている気がします。
自分が思うに、基本無料で遊べる良ゲーが多すぎるのです。
『オーバーウォッチ2』『APEX LEGENDS』『フォートナイト』……ここらへんがパッと思いつくCSの無料ゲーです。多分この3作品だけどもユーザー数はとんでもないことになっている。
これだけ面白いゲームが無料で遊べるなかで、有料のオンラインゲームに手を出すって人がどれだけいるか……。ドラゴボザブレ(ドラゴンボールザブレイカーズ)の売上見ても実感しましたね。
ドラゴボザブレの初週売上なんですけど、スイッチ版が5,312本、PS4版が2,046本です。
(ソースはファミ通のゲームソフト販売本数ランキング)
あわせても1万本にすら届きません。
PS4版なんて速攻廃れる未来が容易に想像できますよ。これ自分も購入したから言わせてもらいますが、ただのクソゲーでした。クソゲー抜きにしても、有料だとこんなショボい売上になっている事実が怖いですよ。『ドラゴンボール』のネームバリューがあっても売上がコレって……。
これが基本無料だったとしたら、どれだけユーザーは増えていたか。ドラゴボザブレは有料で売りつけたクセしてゲーム内にガチャを用意しているクソゲーだった。
まあマッチングがゴミ過ぎて、これベータテストからも不満が出てたみたいだし、人口増えたら増えたで余計マッチングトラブルが起きていそうだからなんとも言えないけどさ。
わざわざ有料の対戦ゲーを買う人はそうそう居ない。ドラゴボザブレの売上を見て自分はそう思いました。
それだけ基本無料で遊べる良ゲーが多く、そこでパイの奪い合いが起きていると思う。
ジャンルで言えばFPSが特に顕著ですな。FPSなんてもう無料でリリースされないとAPEXやオーバーウォッチに勝ち目ないでしょ。
有料でAPEXオバウォを越えられるならいいけど、それって多分99%無理だと思う。もう有料でFPSを発売すること自体が愚策ってレベルになっている気がする。
『APEX LEGENDS』が業界をぶっ壊した感あるね。
基本無料=低クオリティ、低予算みたいな概念をぶっ壊した。
「有料で出してAPEX越えられるか?」の次に出てくるのが、冒頭のパイの取り合い問題です。有料でFPSゲーを買う人間がどれだけ居るのか、ですよ。
ここ考えると、基本無料で人口の多いAPEXが一番だなってなっちゃう。60人必要なゲームが今でも変わらず即マッチってすげえよ。どんだけ人気あるの。
今ならオーバーウォッチ2も選択肢に入る。人口の多さってやっぱり重要です。オーバーウォッチも2リリース前は全然マッチングしない過疎状態で、プレイすらままならないレベルだった。
いまのコンシューマー界隈、昔だったらちょっと想像の出来ない世界になっているなと思った。
基本無料のゲームがここまで覇権を握るっていうのは想像が出来なかったね。
メチャクチャ多くのゲーマー人口がAPEXやオーバーウォッチ2に吸い寄せられているはず。自分もいまはオーバーウォッチ2にメチャクチャハマっているし……。
『スターオーシャン6』が来週発売されるけど、オーバーウォッチ2にハマっているから買うの無理だなってなりました。これこそが“パイの奪い合い”ですよね。
格ゲーや『FF14』とか『ドラクエ10』みたいな定額のMMORPGは別ですけど、パッケージを販売するネット対戦ゲーが今後流行るかどうかはゼロに近い気がする。APEXオバウォ2を超える必要があるからね。
だから、今後有料のネットゲーが流行るってことはゼロに近いと思った。以上。