ストリートファイター6

『ストリートファイター6』アケ版スト6がキッカケで彼女が出来た話。MASTERあれば望みはあります!12月24日は人生初のクリスマスデート。

投稿日:

みなさんこんにちは。

今回は、引きこもりの自分にもついに“遅れた春”がやってきた話をしたいと思います。

長い事伏せていましたが、実は人生で初めての彼女が出来ていました。本当に夢みたいな話ですよ。

出逢いのキッカケはアーケード版の『ストリートファイター6』です。

当ブログの読者ならご存知でしょうが、自分はかなりスト6をプレイしていました。

現在はテリーがメインキャラですが、当時はテリーが居なかったため豪鬼がメインキャラです。

「ちょっとアーケード版でも触ってみるか」そんな考えがキッカケで彼女と出逢うことになったのです。

まあ、言ってしまうとイオンの中にあるタイトーステーションですよ。

そこでアケスト6を豪鬼でプレイしていました。パッドを持参してね。

流石に家庭用豪鬼でMR1600ほどあるのでランクが低いうちはかなり勝っていました。

で、後ろから妙な視線を感じたんです。

ちょっと横目で視界に入れようとしたら女性が立っていたのが分かりました。

スト6

「俺なんかのプレイ見て何になるんだ?もう1つ筐体空いてるんだからそっちでプレイしろよ。」と思いつつ、対戦が終わったので席を立ちました。多分この筐体でプレイするんだろうなと。

そうしたら話しかけられたんですよね。今思えば逆ナンってことになるんですけど。

スト6上手いですね!豪鬼という低体力で勝ちづらいピーキーな弱キャラをここまで使いこなせるのは凄いです。的なこと言われたんですよ。

流石に自分もビビりましたね。いきなり女性に話しかけられてスト6のプレイを褒められるなんて思ってもいなかったので。

「いや、全然そんなことないですよ……。」って苦笑いしつつ返事してしまいました。

そうしたら彼女が言いました。

ワタシ、まだ家庭用でシルバーランクなんですよ……。あなたと同じ豪鬼を使っているんですけどネット対戦でもアーケードでも全然勝てなくて。良かったら格闘ゲーム教えてくれませんか?

自分も女性にそこまで言われたら無碍に断るわけにもいかなくて、ちょっと彼女のプレイ見つつアドバイスとかしたんですよ。

やっぱりシルバー帯だとリスクリターン合っていないパナしとかドライブゲージ無駄に吐きまくっちゃうとか基礎的なところが出来ていないので、そういう分かりやすくて修正しやすい部分をメインに簡単なアドバイスしました。

なんか結構和やかな雰囲気になっちゃって、いつもゲーセンでスト6やってるんですかって聞いたんですよ。そしたらだいたい土日のこの時間は居ますねーって言われて。

じゃあ行けそうなときはその時間に行きますよって返事してその日は別れました。まあ自分は無職引きこもりなので確実に毎週行けるわけなんですけど。

で、土日になったらゲーセン行って彼女(まだ彼女ではない)とスト6アドバイスしたりちょっとメインキャラ使わずに指導戦みたいなのもしたりと、スト6を通じてメチャクチャ仲良くなっていったんです。

かれこれ8回目くらいに会ったあたりで事件は起きました。

そのときは彼女のランクマッチを遠巻きに眺めていたんですよ。ランクマが終わったら悪かったところ、良かったところをアドバイスするためにね。

そうしたら、2人組の不良みたいな輩が彼女のほうにやってきたんです。

不良

ちょっとここからは一連の流れを会話形式で語ります。2人組の不良は不良A、不良Bと呼称しましょう。

不良A「お姉ちゃん可愛いね。スト6好きなの?俺もプレイしてるんだよね。」

不良B「こんなチンケなゲーセンでプレイしてないで俺の部屋で対戦しようぜ。俺はスト6ダイヤモンドランクなんだけど夜のランクマッチはマスターランクだぜ?」

不良A「ちげぇねえ!ハッハッハ!!」

彼女は無視してプレイを続けていました。

不良A「なに無視してんだよ!ブスが調子乗ってんじゃねえぞ!

不良Aが激昂し、ここで自分も流石にヤバいと思って止めに入る。

ワイ「アンタら、何してるの?ナンパなら他所でやれよ。」

不良A「なんだァ?てめェ……」

彼女がスト6のプレイを止めて、怯えた顔でオレに視線を投げていたのが分かった。

不良B「チーズ牛丼はすっ込んでろや!!」

信じられないことだが、ここで不良Bがオレの腹を思いっきり殴ってきた。イオンのゲーセン内で不良に殴られるとかマジで思っていなかった。

ただ、普段からジョギングと懸垂をしていたお陰か、なんとか不良Bの一撃を耐えることが出来た。オレは長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった。

ワイ「効いてねえよ。(アバラの5、6本は持っていかれたな)」

不良A「おいなんだよコイツ。ヒロくんのストマックブローを耐えやがった……。」

精一杯の強がりだったが、不良たちがオレにビビっているのが分かった。

ワイ「お前らもスト6やってんだろ?スト6で“カタ”つけようや。」

不良A「お、おう。出来らぁ!」

ワイ「男の1先だ。お前らどっちがオレとタイマン張れる?

不良A「ヒロくん、こいつやっちまえよ!!」

不良B「スト6で挑んだこと後悔するなよ?俺はモダンリュウでダイヤモンドだぞ?」

ワイ「御託は良いから座れよ。戦えばテメーの強さは分かる。

不良B「ちっ、カッコつけやがって。吠え面かくなよ。」

試合はオレ(家庭用豪鬼MR1600)の圧勝だった。なんなら最後は瞬獄殺でトドメを刺した。

瞬獄殺フィニッシュはとっておきのダメ押しってヤツだ。こういう輩は二度と立ち上がれないように屈辱的な倒し方をしなければならない。

不良A「あ、あ……。コイツ何者だ?瞬獄殺コマンド入力出来るって相当だぞ……。」

不良B「クソッ俺のモダンリュウがこんなチーズ牛丼に。」

ワイ「怯えろ、竦め。モダンの強みを活かせぬまま死んでゆけ。」

不良A「クソが!彼女ならしっかり手でも握っとけ!!

不良B「覚えてろよ!!」

捨てセリフを吐いて不良たちは逃げていった。イオンのゲーセンとは思えない修羅場だったが、変な騒ぎにもならず場は収まった。下手にリアルファイトに持ち込まずスト6対戦に持ち込めて良かった。

ワイ「彼女じゃねえよ。

不良が立ち去ったあと、ボソッと呟いた何気ない一言が彼女の耳に入った。

彼女「え、ワタシたちって付き合ってなかったの?

ワイ「え?」

彼女「いや、ここまでゲーセンで何度も会ってたら普通に彼氏彼女の関係だよー笑」

ワイ「え、そうなの?」

彼女「そだよー。助けてくれてありがとうね!すごいカッコ良かったよ。」

笑顔

彼女の屈託のない笑顔が眩しい。

ここで初めて俺に彼女が出来ていたことが分かった。いま目の前に居る彼女が、オレの“彼女”なんだ。

そう意識したら、急に愛しく思えてきて―――。

今回の出来事をキッカケに一気に距離が縮まった。そこからLINEを交換してゲーセンだけじゃなくて家庭用でオンライン対戦をしたりもするようになった。

彼女はオレのアドバイスでシルバーからプラチナランクまで一気に成長した。やっぱりここらへんのランク帯は簡単なアドバイスでも凄い成果がある。

長くなりましたが、そういった流れがあって今に至ります。

クリスマスが近づいていますが、12月24日は彼女とクリスマスデートです。デート場所は、初めて彼女と出会ったイオンのゲーセンです。

なんというか、『ストリートファイター6』をプレイしていて本当に良かったです。こんな自分でも彼女が出来るとか思っていなかった。しかもこんな偶然の出会いがキッカケで……。

カプコンにも感謝したいです。

読者の方からしたら夢みたいな話に思われるかもしれませんが、これは実際に夢でした。

スト6を女性と仲良くプレイしている夢を見まして、目が覚めて軽く鬱になりました。

なので悔しいので今回の記事を書いて、この3000文字を他人に読ませることで貴重な他人の人生の時間を奪いたかった。

世の中にはスト6がキッカケで彼女が出来たとかいう話はいくらでも転がっているんだなと思うとハラワタが煮えくり返ります。そういうクソみたいな感情を持っているから彼女も出来ないんだと言われればそれまでかもしれません。

ただ、別の世界線の自分はしっかり努力して働いていて、そこで彼女が出来ている可能性は高いです。多次元世界的な視点で見れば、自分も彼女が居ると言っても差し支えはないでしょう。

以上です。

-ストリートファイター6

執筆者:


  1. 匿名 より:

    人間が想像できることは必ず実現できる、とはSF作家ジュールベルヌの名言ですがそこまで具体的に想像できているならば、きっと管理人さんにも彼女ができることでしょう。うらやましい想像力です。

  2. 匿名 より:

    今年一番の泣ける話でした。本当にありがとうございました。

  3. 匿名 より:

    おめでとうと思ったけど、釣りだったか。
    管理人さんにもいいことあるといいですね。

  4. 匿名 より:

    ゲーセンに彼女連れてきた奴が他のやつに取られてたわ
    俺はその争奪戦に参加することすら出来なかったけど

  5. 匿名 より:

    途中まで真面目に読んじゃいました

    やられたわ・・・

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