女性に人気のコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』ですが、現在その界隈が大炎上しています。
その炎上は、4月1日のエイプリルフールに『うたの☆プリンセスさまっ BACK to the IDOL(バクプリ)』が発表され、それがエイプリルフールのウソではなくガチの企画として進行している点にある。プリンスではなく“プリンセス”です。
また、うたプリファンがプリンセスと呼称されていることもあって、「プリンセスとは自分たちのことではなかったのか」という声も挙がっていました。(ヤフーニュースより)
“女性版うたプリが出てきて、女性ファンがブチキレる。”
この字面だけ見ると厄介なファンが騒いでいるように見えてしまう……実際、自分もニュースの見出しだけみたときはそう感じたのですが、ヤフーニュースのコメントを見ていくと、どうやらそういう瞬間的な感情ではなく、積もりに積もっていてコレをキッカケに爆発した問題であったことが分かりました。
「これならファンがブチキレるのも納得だわ」という意見が。以下、コメント引用。
【トップコメント】
・うたプリ自体は映画やライブの展開はあるものの本編(=ゲーム)の展開がない
・ライブチケットはサイトの不備、グッズは不手際で交換だらけ、欲しいものは1時間で完売など運営への信頼感が揺らぐ事態が続いていた
・発売予定とされているゲームが発表されて7年音沙汰がない
・ファンはそのゲームが出る事を楽しみに応援(=金を落として)いたというのが現在の界隈の状況だったところに
・うたプリの未来への展開のために落としていたお金がぽっと出の女アイドルに使われた
・しかもうたプリでは展開していない豪華な3DPVなどうたプリよりも優遇されていた
・それが4/1の0時に発表され、本当か嘘かもわからないまま1日放置されたこれで怒ったら「めんどくさいファンwww」はさすがに可哀そすぎるでしょ
【反応】
・運営がファンに何を評価されてお金が払われているのか、何を大事にすべきなのかにあまりにも無頓着だなと思いました。
・自分の応援しているものが満たされてないから「その前に私たちのお金を運営の改善に使ってよ!!」となっているのが今回の炎上です
・記事内容読むまでは、製作者の意向を無視してファンがまたわがまま言ってんのかと思ったけどそうじゃなかった…。
熱心に追っていた女性ファンの方の意見を知ることで、やっと怒りの理由が納得できる事件だったってことです。
しかしながら、うたプリの製作者・作曲者である上松範康さんも、『うたの☆プリンセスさまっ』をリリースした理由をツイッターで語られています。
まず最初に、今回の炎上事件への反応を見て心が折れたこと、作曲・作詞活動を休止する旨が語られました。
で結論を言いますと、
少しうたプリの作曲や作詞を
お休みをいただければと思っております。— 上松範康ElementsGarden (@agematsu) April 1, 2023
ツイッターをすべて埋め込んでしまうと長くなってしまうため、以下要約で箇条書します。
・プリンセスという言葉は間違いなく、うたプリの世界の中でファンや春ちゃんを表すもの。
・「うたの☆プリンセスさまっ♪」は2008年当初から同時並行で進めていた。
・最初から発表できてなかった自分の想いとファンの方々の中にある絶対に使ってもらいたくない言葉という所にぶち当たってしまい、自分の片方の想いを優先して発表したことで、うたプリファンを心底傷つけてしまう事態になってしまった。
・プリンスさまとプリンセスさまは、どちらも無くては生まれなかったもの。
・プリンセスさまは、既存の「うたの☆プリンスさまっ♪」とは混じらない世界線。
※これらの発言はうたぷり公式ではなく上松個人の発言という前置きがあります
プリンセスさまは、プリンスさまを作った時期と同じ2008年から進めれていた企画だったそうです。
ファンと製作者、どちらにも納得できる意見があり、これは難しい問題だなと感じました。
プリンスさまとは交わらない“パラレルワールド”の世界線ということですので、女性ファンにはそこで納得してもらうしか無いって形ですかね……。
「関連性が薄いなら完全別作品で良いだろ」って意見もある。たしかに。
あとは、4月1日に発表したのがメチャクチャ悪手だったようにも見える。wikiで調べたところ、別に発売記念日とかでもなかったし、エイプリルネタだろうって思った人も多かったでしょうね。
#うたプリ ファンの神経逆撫ですること網羅してるのが凄い
・ファンの呼称「プリンセス」を冠にしてデビュー
・商標登録済みで2年以上前から動いてた
・ファン待望のエイプリル企画に便乗しつつ本家より凝ってる
・本家の大きな動きは6年前から停滞
・🥦売上高の半分はうたプリ#バクプリ— fugu (@6969Fugu) April 1, 2023
エイプリルネタと見せかけて実は本気ネタでしたっていうのは時々見かけますけど、それ悪い方向でやっちゃダメでしょって思う。まあエイプリルネタに絡めればより注目が集まるって判断だったかもしれませんが、そのあと来る反動を予想すれば、やらないほうが良かったですよね。ファンのためのエイプリルネタですらなかったわけですから。
自分が熱心に追っているコンテンツで新作ゲームが発表から7年待っても音沙汰なくて、いきなりこれだけ凝りに凝った異性のシリーズ作品が出てきたら、そりゃイヤですよね。
以上。
まぁ制作陣も人間です。叩かれればやりたくもなくなるでしょう。
あんスタ見習ってください。
「プリンセス」を称する事に問題がある。
そしてファンが支えて来たのは他ならぬ「うたプリ」新展開のため。
なるほど…
ならば、この子達を「生物学的女性のトランス男性」という事にして、正式に「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズに組み込めば万事解決ではないでしょうか。女性は心の性を重視する方が多いですし、これなら本家プリンス達と絡んでも「プリンス」同士なので大丈夫です!
男も女もみーんな同じ
ゲーム本編はPSPで止まっています。vitaやSwitchで発売されたのは移植作品です。
ずっと新作を心待ちに、酷い運営にも耐えてきました。印刷ミスを交換できないブロッコリーくじ、問題だらけのチケット抽選、不良品だらけの物販、物販の入場が抽選なのに即完売する商品、商品の画像とは違う光り方をするマグネットライト、ライブの時間大幅短縮のライブ6th。何よりアイドルと恋愛する描写がされている本作。感情が爆発しないわけがありません。
バクプリは、株式会社Sの所属声優を売るための作品でもあったと思います。具体的に表現すると蒼井翔太2世を作りたかったのだと思います。実際に2名ほど、抜擢されていたはずです。過去に大人気声優、蒼井翔太がSに所属していましたが、抜けました。
売上も減少したでしょう。その穴を埋める意味合いもあったはずです。
上松さんはエレガ(会社名は別)で社長兼作曲家ですが、株式会社Sの所属でもあり、Sの社長と、とても中が良いです(調べればすぐに分かります)
ヤフーニュースのコメントを見た上での『あくまで個人的な』意見です。
仮に、ウマ娘が亜種ウマ息子などを発表したとしても、そちらサイドは『こんな騒ぎにはならない』とは思います。
いくら運営がアレだとしても。
『本来の』うたのプリンスさま『に対して』怒るならまだ分かります。
しかし、過剰でアレな今回の炎上問題は全く別次元の話だと思います。
フラストレーションが溜まっていたところに『格好のいじめる対象』が現れたから叩き出した。
少なくとも、完全に外野のおっさんにはそうにしか映りませんでした。
こういってはなんですが、昨今の歪んだ日本人は『騒いだもの勝ち』と大いに勘違いして『やらかしている』そんな印象です。
企業側が本気でキレて『営業妨害』とかで訴え案件とかにならないとも限らないので、早く冷静に自分のやらかしを省みて反省してもらいたいものです。
ブロッコリーとサイバーエージェントじゃレベルが違いすぎて比較になりませんよ。
倒産しないように支えてきたわけで。
例えるなら“彼氏の借金を肩代わりしていたら別の女に貢がれた”ようなものです。
「完全に外野」を自覚してるなら黙ってりゃ良いと思うのですが…?
製作者のココロが折れたから、また本編も止まる……ってコト!?
妻がうたプリガチ勢なので聞いてみた
ライブ会場限定グッズは徹夜で並んでも買えないぐらい生産数が少ないそうです。
これによって遠方から宿泊費をかけても手に入れられない悲劇が繰り返されるたびに炎上、投書がされています。
それでも「きっとグッズを作るお金がないほど自転車操業なのだ」とコンテンツの寿命を伸ばすためにファンはお金を落とし続けていました。
本編が更新されない長期コンテンツにおいて、エイプリルフールやバレンタイン等の節目はファンにとって投資した結果が還元される場所。
たかが数分の動画や公式ツイートに一喜一憂するほど供給が足りていないんです。
そんな期待が集まる中の発表なので…。
酷い話です。
全く興味ない界隈の話だけど、普通にひでぇ。
カワイソス。
ファンの方々の中にある絶対に使ってもらいたくない言葉
を把握してて何故強行したという感じですね…