10月28日にリリースされるスクエニのRPG『Voice of Cards ドラゴンの島』ですが、4gamerさんのサイトで興味深いインタビュー記事が掲載されていました。
本作は体験版が配信されており、自分はその体験版をプレイして酷評しました。あまりにもテンポが悪すぎると。
4gamerではテンポの悪さについて齊藤陽介氏が語っていました。
4Gamer:
発表後の反響はいかがでしょうか?齊藤氏:
嬉しいことに,体験版の評判はまずまずの様子なので,ぜひ製品版も遊んでいただければなと思っています。ちょっともっさりしているという声も聞こえてきますが,あえてそうしているところでもあるので,そこは少し残念です。何か考えます。ソース元リンク:「Voice of Cards ドラゴンの島」メールインタビュー。6人のキーマンたちに,アナログ感のあるユニークなRPGの魅力を聞いた
まあ、なんとなくそうだろうなって思っていたところですが、その通りでした。
流石にこれは開発のエゴが過ぎるだろうと思いました……。どうも開発者とプレイヤーの間に大きな隔たりがあるように思う。
意図的に徹頭徹尾モッサリにすることが、それがアナログ感があって良いということに繋がるのだろうか。わざわざローディングを長くさせているようなもので、ストレスが非常に強かったです。
体験版のレビューを書くために最後までプレイしましたけど最初から最後までずっとテンポの悪さがストレスでしたから。
これって自分からすれば、『ドラクエ』で腹が減らないのはおかしいから空腹要素を入れるとか、他人の家のタンスやツボ漁っても一切咎められないのはおかしいから他人の家に入って村人に発見されたら不法侵入で攻撃されてゲームオーバーになっちゃうようにするとか、そんなしょうもないリアリティだと思うんです。
なので、あえてこういうことをしたっていうのをインタビュー記事で知ったのは驚きでした。エグゼクティブプロデューサーのよーすぴさんがこの方向を良しとするなら、まあ誰も口出しは出来ないでしょうね。
体験版の評判が“良い”ではなく“まずまず”というのも、そのテンポの悪さが影響しているのではないでしょうか。
“アナログ感のあるユニークなRPG”と記載されていますが、ただただテンポのクソ悪いRPGにしかなっていないというのが現実だ。自分からすればね。
ストーリーや世界観が好きな人なら買おうってなるかもしれないが、RPGとして見た場合、自分はとても面白いものとは思えなかった。体験版を出してくれてありがとう、といったところだ。
“アナログ感のあるユニークなRPG”、その言葉は、『ダンジョンエンカウンターズ』にこそ相応しいと自分は思う。
モッサリについては「何か考えます。」とインタビューで言っていたので、高速化するオプションが入る可能性もあります。テンポが悪いから購入を避けるという方は、そこに期待しましょう。
TRPGを演出したいのは分かるが、戦闘でカードが動き回ったり、敵を倒すたびに結晶が割れるのを待ったりする演出は要らなかった
ノベルゲームして楽しもうにもオートが無かった
「しょうもないリアリティ」の喩えが秀逸ですね