ハゲというポジションに居て、いよいよ分かってきたことがある。
これは立派な差別用語であり、誹謗中傷ではなかろうかと。
ハゲという言葉が当たり前のようにのさばっているこの日本、ちょっとおかしいのではと言いたい。別に自分自身はそんな気にしていないのですが、気にしている人の気持ちを考えると、言わずにはいられない。
こんなの差別、侮辱だろと。
自分は無職、ハゲ、チビ、デブ、子供部屋おじさん等、色々なネガティブ要素を所持していますが、この中で一つだけ、努力ではどうしようもないものがあります。
それがハゲです。
(チビも無理だけど、それはこの際置いていく。)
いらすとやさんでも「ハゲ」と検索すると、髪の薄い男性、毛髪の無い男性のイラストが出てきます。
この努力ではどうしようもない哀れな姿。これがハゲです。
スマホゲー『ロマサガRS』を見てください。
現代日本では差別用語となっている言葉をいくつか入力したのですが、当然使用できません。
だがハゲはどうだろう。
ハゲは通ってしまいます。
ハゲは侮蔑的な表現としてしか使われない言葉ですが、このようにゲーム内では普通に使えてしまうのです。キマリは通さないガガゼト山でもハゲは通ってしまいます。
いいんですかこれ?
「ハゲ」について、Wikipediaではこう書かれています。
ハゲ(禿、禿げ)とは、加齢、疾病および投薬の副作用、火傷、遺伝的要因などにより髪の毛が薄い、もしくは全くない頭部などを指す。
ハゲの問題は、古くから人々を悩ませてきており、例えば『旧約聖書』に登場するエリシャには、子供たちにハゲ頭をからかわれた時、その子供たちを呪い、結果として42人の子供たちが熊に襲われたという逸話が載っている。
子供にハゲ頭をからかわれたエリシャという人間が、その子供達を呪ったのです。ハゲをバカにすることが、どれだけ人の心を傷つけるか分かるエピソードですね。
人を褒める表現としては絶対に使われない言葉が「ハゲ」なのです。
このハゲという言葉が世にまかり通ってしまっていることは非常に危ういです。警鐘を鳴らさなければならないときが来たのだと自分は思い、筆を執った次第です。
ゲームでは他の差別用語同様に入力出来ないようにすべきだし、もし現実で言われたなら、誹謗中傷として訴えてもいいくらいの土壌を整えていかなければならないと思う。
最近のロマサガRSはハゲに対する圧力が強いです。「かみ」が登場し、ひかりあれなんて技まで使ってきます。髪の無いハゲに対する煽りと受け取ってもいいでしょう。
声を上げませんか?
ハゲという言葉がない、キレイな世の中を目指すべきだと思います。
むしろ逆に髪の毛があるほうがバカにされる世の中になってほしい!!!
クソー!!!!!!!!!
髪の毛あるほうがダサいっていう風に世論をもっていけませんかね!?
本当にハゲは努力じゃどうにもならないんですよ。自分に対してデブは言っていい。これは努力不足だからだ。
だが、ハゲは違うでしょう。抜けるもんは抜けるんです。止まない雨が無いように、抜けない髪は無いのです……。
「ハゲ」と呼ぶということは、どうしようもない身体的特徴をバカにしていること。
これが本当に差別じゃなくて何なんですか?
言われた人からしたらとても傷つくことでしょう。その事実から目を背けてはいけない。
皆さんも「ハゲ」という言葉について考えてみて欲しい。その考えが、世界の認識を変えていく第一歩になるのだから。「ハゲ」とは決して、安易に使っていい言葉などではないのです。
ゲーム内、SNSではNGワードとして「ハゲ」を入力出来ないようにすべきなのです。
自分からは以上です。